フィリピンのビザとSSP(Special Study Permit)について説明します。フィリピン留学する際に、渡航目的を「学生」ではなく「観光」にするのが気になる方がいるようです。よく聞かれる質問です。
フィリピン入国時の渡航目的の疑問
これからセブ留学をします。学校から送られてきた資料に、「入国時の入国カードの渡航目的では「観光」を選んでください」と書いてありました。フィリピンに留学しに行くのに「観光」を選ぶのはなぜですか?私が選んだ学校は怪しいのでしょうか?
怪しくないです!大丈夫です!フィリピン留学では留学生はみんな渡航目的は「観光」で入国しています。
ビザは入国の目的によって分かれます。観光ビザ、ワーキングビザ、学生ビザ、リタイアメントビザなどがあります。
ビザの種類によって、取得に要する書類が違います。日本人がフィリピンに入国するとき、30日の観光ビザが自動的に与えられます。なので、観光で入国する場合は事前にすることはないです。しかし、その他のビザは事前に取得しておく必要があります。
だから、渡航目的に、「学生」とか「仕事」と書いていると。「ビザを見せなさい」と言われます。そして、ビザを持ってないと「は?どういうこと?」となってしまいます。
フィリピンの大学に受験して合格すると、フィリピンの大学が「学生ビザ」を発行してくれます。学生である間はフィリピンに滞在できます。なので、現地の大学生として入国する場合は、渡航目的は「学生」になります。
フィリピン留学のビザは、観光ビザ+SSP
フィリピン留学は短期の方が多いので、観光ビザで入国して、SSP(Special Study Permit)というライセンスを取得することになっています。SSP「特別就学許可証」は、移民局(イミグレーション)で発行してくれます。フィリピンで勉強をするために必要なビザのようなものです。(学生ビザとは違います。)
留学して語学学校に入学すると、パスポートを学校に渡します。学校はイミグレーションに生徒のパスポートを持っていき、留学期間に応じて、観光ビザの期間延長します。その際に、SSPの取得も代行しています。どの学校を選んでも、現地でかかる費用に、「ビザ延長費用」と「SSP」が入っているのはこのためです。
つまり、フィリピン留学は、観光ビザ+SSPというルールなのです。SSPは学校単位で必要です。だから、学校を転々とするとその都度SSPが必要になります。SSPにこちらでしっかり説明しています。
2022年12月から、フィリピンに入国する際は、eTravelの事前登録が必要になりました。あわせて確認しておいてください。