クラークエリアのウィダスホテルに滞在した方の体験談。いろいろトラブルがあったけど、楽しめたようです。
40代、親子留学、2週間
クラークのウィダスホテル
この夏休みに、ホテルに泊まってクラークのHELPに通学しました。娘と息子と私の3人です。通学したのは中学1年生の娘です。ホテルでは小さなトラブルがありました。でも、フィリピンは2回目なので大丈夫でした。慣れましたね。
泊まったのはウィダス ホテル アンド カジノ (Widus Hotel and Casino)です。四つ星ホテルかな?いちおうリゾートホテルです。2人分の朝食付きで、3人で泊まって1泊1万円きってました。個人的には上手に予約したなーと思っています。
ホテルの水圧はバッチリでした。トイレもシャワーもめっちゃよかったです。セキュリティもしっかりしてました。自炊するために持ってきた包丁とハサミをエントランスで預けられました。
クチコミを確認していたので想像通りでした。古いホテルだから改修しているって書いてあったので、思ったよりキレイでした。
キッチンがなくて自炊できない
学校には、クセニア ホテル クラーク (Xenia Hotel Clark)というホテルを提案されたんです。学校のすぐ近くなんです。すぐに予約したんですが、キッチンがないことを知ってキャンセルしたんです。自炊したかったんです。それで学校からちょっと離れているけどキッチンがあるホテルを予約したんです。それが、ウィダス ホテル アンド カジノ (Widus Hotel and Casino)です。でも、行ってみたらキッチンがないんです…。
だから、自炊はしてないんです。話が違うから、文章を書いて文句を言いました。そしたら、息子の朝食を無料にしてくれました。朝食ビュッフェは2人分だけだったんです。1回600ペソなんです。結構高いでしょ。13日間宿泊したので、結構なお金がうきました(笑)。
ただ、ホテルの朝ごはんは…。美しくディスプレイされていて種類も豊富なんですが。フィリピン料理はおもいんです。毎日食べていると飽きてきますね。
朝は3人ビュッフェで、夜は外食です。ホテルのプールサイドで食べたり。グラブフードをよく使いました。グラブフードが安くて便利でした。
部屋のブレーカーが落ちる
トラブルといえば、部屋のブレーカーが落ちました。日本のタコ足配線を持っていったんですが、それをコンセントにさしたらブレーカーが落ちるんです。携帯を直接コンセントに充電したら大丈夫なんです。でも、タコ足配線をさすとブレーカーが落ちます。だから、持っていった電源タップがダメなやつなんでしょうね。
家庭教師の先生がいたので、ホテルのスタッフに説明してもらいました。エンジニアが来て修理してくれて、最終的にタップの問題とわかったんです。それまでは、コンセントが使えなかったので、初日は携帯の充電ができなくて不便でした。
フィリピンはゆるいので、特に怒られることはなかったです。「タップが必要なら、フィリピンのタップを3日後に持ってきてあげるよ」って言って、持ってくることはなかったですね。全部ゆるいんです。
リゾートホテルのプールにカエル
プールで大きな蛙が泳いでいたのは驚きました。リゾートホテルのプールで蛙が泳いでいたらダメでしょ(笑)。子供がカエルを捕まえて遊んでいたんです。そしたら、プールスタッフが「大きいの、捕まえたね~!持って帰って食べる?」って言うんです。
冗談だと思って「あははは、部屋にはキッチンがないから~」って答えたら、冗談ではなかったようです。「じゃあ、もらってもいい??」って言うんです。
本気だと知った息子はビックリですよ。「カエル食べれるの?僕も食べたい~~!」って言ってました。カルチャーショックでした(笑)。
ウィダスホテルの場所
トラブルを楽しむ気持ちが必要
フィリピンなので、ちょっとした問題はあります。イラッとする人はイラッとするかもしれないです。「毎日同じこと聞かれて面倒」「言ったのにやらない」「何回言ってもやらない」とか、そんなクチコミがあります。その通りでした。
初めから分かっていたけど、中国人が多くて、マナーが悪くてイラっとすることはありました。キャンプが好きな人が、不便を楽しむって言っていたんですが、そんな感じです。小さなトラブルを楽しむ感じです。たとえば、プールに行ったら電気が消えてますし。毎日どこかを修理しています。雨が降ったら通路が濡れます。
バスタオルが用意されてないんです。「シャワーに入れないから持ってきてください。」って言っても来ない。2回言ってやっと来ます。スタッフを呼んでもなかなか来ないですね。
子供の朝ごはんが無料になったのに、スタッフが変わると、「料金を払って」って言われます。「無料になったの。確認して。」って言うと。OKOKみたいな感じです。
3人で滞在しているのに、トイレットペーパーが少なかったり。毎日水が補充されているのに、たまに水が補充されなかったりします。小さいことですが、毎日なにかあります。そういうのがストレスだと大変です。
フィリピンが受け入れられない人はしんどい。
フィリピンはすべてがゆるいです。ゆっくりしてます。そのへんが受け入れられないとしんどいと思います。日本と違うので、トレイに紙が流せないし、虫がいます。
サービスが「ある」と言っていたのに「今日はない」とか言うし。人によって「ない」とか、やりたくなかったら「無理」って言ったりする。そういう人が、日本より数が多い気がする。だから、一度、ダメでも、聞き方をかえたり、食い下がったり、言う相手を変えたりするとイケたりします。
スーパーで「ビニール袋に入れて」って言っても、ないって言われるんです。でも、隣のレーンにあるんです(笑)。スーパーのレジでもすごく並びます。ゆっくりです。やっと自分の番が来て、クレジットカードで払おうとすると、「このカードはダメ」ってよく言われます。本当にダメなのかわからないです。フィリピンでは相手の答えを真に受けるとしんどいです。
日本でもその場しのぎで答える人はいると思うんです。でも、日本よりそういう割合は多いと思います。それにいちいちイラついているとしんどいと思いますね。でも、マニラのBGCはもう少しちゃんとしている印象です。
ホテルではトラブルばかりでした。でも、面白いもので、何回もスタッフが来るから、スタッフと仲良くなるんです。みんなフレンドリーです。こういうドタバタを楽しめる人はフィリピンが向いていると思います。
(2023年8月29日)
編集後記
フィリピンのホテルの雰囲気がわかると思います。クラークは経済特別区で治安が良くて、発展していると言われているエリアです。ウィダスホテルはそのクラークにあるそこそこいいリゾートホテルです。それでも、日本みたいに整っていません。必要なことははっきりと要求しましょう。要求すれば対応してくれることもあります。ゆっくりですけどね。僕もホテル暮らしが多いのですが、仲良しのホテルスタッフはたくさんいます。ダメなところに目を向けるのでなく、いいところに目を向けられたらフィリピンは楽しいと思います。