夏休みにセブ留学していた大学生の体験談です。多国籍な生徒が集まると交流が楽しい。ドミトリーを選ぶと部屋の中でも交流できるかもしれません。そこでルームシェアのメリットとデメリットを聞きました。
21歳男性、大学生
ルームシェアのメリットとデメリット
夏休みにセブに留学してました。フィリンターという学校に4週間行ってたんですが、すごくよかったです。交流したい生徒が多いんです。
相部屋がよかったんでしょ。詳しく聞かせてください。
3人部屋でした。部屋で話す機会があるのでよかったです。ルームメイトは最初は台湾とベトナム人でした。2週間でベトナムの方が卒業して、中国の方がきました。部屋の中でもずっと交流してました。本当に英語漬けでした。
人によってよく使う言い回しとか単語があるんです。ルームメイトの1人がめちゃくちゃ英語が喋れるんです。だから、彼と普通に話してたら、身についていくんです。この表現はこう使うんだ、とかめっちゃありました。
英語を話したことなかったから、相槌の仕方も知らなかったんです。でも、その方が相槌いれているから、勝手に身についていきますね。卒業するころには、無意識に相槌を打ってました。
ただ、相部屋にはデメリットもあります。自分の部屋でゆっくり休憩したいなと思っているときに、ルームメイトの友人たちが部屋に押し寄せてきて夜遅くまで大声で喋っているような状況が何度かあって、たまにプライベートが欲しくなる時がありました。実際に対面の部屋の方に静かにしろと苦情を言われることもありました。
寮内は秩序がないです。無法地帯とは言わないけど、ルールはゆるいです。異性の部屋に入ってはダメというルールはあるけど、同性の部屋に入ったらダメというルールはたぶんないと思います。みんな移動しまくってました。
3人部屋でプライベート空間を確保するのは難しいです。1人になりたいとか、1人で集中したいとか思う人は相部屋はしんどいかもしれません。部屋では勉強できないと思っていたほうがいいです。だから、プライベート空間が確保したければ個室のほうがいいと思います。
もちろんルームメイト次第ではできます。少ないけど、たまにそういう部屋もありました。ガチャですね。誰とあたるかで全然違います。全体的に交流した生徒が多いです。それがすごくいいと思える人には相部屋は最高だと思います。
勉強がしたければ自習室はいちおう使えます。警備員も見にきます。フィリンターもスパルタコースがあって、スパルタコースの生徒は夜10時まで自習室で勉強しないといけないんです。でも、ほとんど機能してないです。スパルタコースの生徒も勉強せずに飲みに行ったりしてます。
ルールは機能してないけど、勉強する環境はあるので、一部の人は自習室で勉強をしてます。ただ、全体的に交流を望む生徒が多いですね。
だから、スパルタな環境で勉強をしたい人は注意してください。でも、僕にとってはよかったです。学校もよかったし、ルームメイトといろんな話ができたのもよかった。自習室で勉強するより、他の生徒と喋った方がいいと思っていたので話してました。そこで英語力が伸びたと思います。
(2023年8月28日)
編集後記
相部屋でのルームメイトは運です。相性があえば最高、相性があわなければ最悪です。ガチャという表現がピッタリです。うまいこと言うなあ、と思いました。友達ができたらすごく楽しいです。一方、生活の仕方や性格があわずにストレスを感じる方もいます。相部屋を選んで、どうしてもルームメイトとあわなければ部屋を変えることも検討してください。満員の学校は難しいと思いますが、空室があれば変更できることもあります。個室にするかドミトリーにするか、部屋を決めるときに参考にしてください。