海外で死んだらどうなる?携行品損害補償、治療費用補償、傷害死亡補償、救援者費用の解説

フィリピンに行くときは、海外旅行保険に加入することをオススメしています!海外旅行保険の知識です!携行品損害補償、治療費用補償、傷害死亡補償、救援者費用を理解しておきましょう!

もともと海外旅行保険は不要と考えていました。しかし、フィリピンに関わるようになってもう10年です。いろんなトラブルを見てきました。絶対入ってください。

海外旅行保険の知識

海外旅行保険の加入は必須

カナダでホームステイしている方からこんな話を聞いたことがあります。「部屋にあるものが壊れやすくて、オブジェをちょっと触ったらポキっと折れて、ホストファミリーにお金を請求されました…。」「あなた保険に入ってるでしょ?日本に帰ってから保険会社に請求すればいいのよ。」と言われたそうです。怖っ!と思いました。海外旅行保険というものを意識した時でした。

日本から頻繁にヨーロッパに行っている添乗員さんと話す機会がありました。60歳過ぎのベテランガイドです。ツアー中にお客さんが亡くなることもあるようです。ヨーロッパで死ぬと6000万円ぐらいかかるそうです。家族に迷惑をかけたくないから、その添乗員は一番高い海外旅行保険に加入していました。

毎回、保険更新の時に、保険会社から電話がかかってきて、「こんなに高い保険料を本当に払うんですか?」って言われるらしいです。でも、添乗員をしている間は海外旅行保険に加入し続けるそうです。

フィリピンの場合は、クレジットカード付帯の保険でもいいです。その際に確認するポイントは以下の4つです。

1. 治療費用補償

フィリピン留学でよく利用されるのが治療費用補償です。病気になったときの補償ですね。入院や治療費です。これはほとんどの海外旅行保険でカバーされています。補償額は確認しておきましょう。

フィリピン留学の場合は、ジャパニーズヘルプデスクにサポートしてもらえれば、だいたいキャッシュレスで補償が受けられます。

2. 携行品損害補償

携行品損害補償が役に立つのはスマホの盗難です。フィリピンでは盗難が頻繁に起きています。もし盗難の被害にあった場合は、警察に証明書を発行してもらってください。帰国後に保険会社に請求しましょう。補償額は確認しておきましょう。

3. 疾病/傷害死亡補償

次に考えるのが、万が一、死んだ場合の保障が必要かどうかです。死んだ時の保証は、疾病/傷害死亡補償です。死んだらお金がかかるんです。蘇生措置をしたり、死亡診断をするだけでお金がかかります。

4. 救援者費用

もう1つ重要なのが、救援者費用です。これは死んだ場合の、家族の渡航費や、遺体を棺桶に入れて運んだりする費用を保障してくれます。

遺体を日本に送るかは、遺族の意向で決まります。日本に遺体を送る場合は、遺体を腐らせないようにする処置にものすごくお金がかかります。死んでから長く保管しなければならないときは、救援者費用の上限で賄えない場合もあります。救援者補償の金額も重要です。

ツアーだったら、旅行代理店がサポートしてくれますが、単独旅行で死んだら、だれも手伝ってくれません。旅行代理店はそのために料金を上乗せしている保険みたいなものです。単独旅行の方は、そういうリスクも頭に入れておいてください。留学も同じです。留学エージェントも保険みたいなものです。

海外旅行保険の免責事項を知る

海外旅行保険には免責事項があります。パラセーリングとかスキューバダイビングとか、危険を伴うものは免責事項として書かれていることもあります。個人契約でバイクタクシーに乗って事故した場合も微妙なラインです。

ただ、フィリピン留学では、海外旅行保険に加入していたら、ジャパニーズヘルプデスクがサポートしてくれます。だから、フィリピン留学ではだいたい大丈夫です。ただ、自分の海外旅行保険の適応範囲や免責事項は理解しておきましょう。

海外旅行保険についてはよく質問を受けるので、以下でまとめています。

フィリピンで病院に行った体験談

トラブル体験談

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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