2023年9月5日に嬉しいニュースが届きました。日本人がフィリピンに入国する時の条件が緩和!捨てチケットがいらなくなったんです。捨てチケットに関しては、いろいろな意見があるので、経緯や注意点をまとめておきます。

目次
フィリピン入国時の条件が緩和
フィリピン入国条件の「30日リターンチケット持参」規定の廃止についてお知らせいたします。今後は留学期間に合ったリターンチケットの購入のみで問題ございません。
実はこの内容について、既に7月21日時点で廃止されたという話は以前より頂いており、8月には、いろんなサイトより(主に韓国のサイト)「往復もしくは第3国へのチケットは必要、但し30日リターンチケットは不要」と共有されておりました。
但し、資料として公式文書などが見当たらなく、フィリピンのイミグレーションに直接お問い合わせをしても曖昧な回答しかなかったため、ずっとグレーゾーンでしたが、最近イミグレーションの担当者からも「リターンチケットは30日以内のものではなくてもいい」と回答を頂きました。
EV Academyより
セブのEV Academyからの情報です。今後フィリピンに留学する生徒が入国時に必要なのは以下です。
1. パスポート
入国時に6か月の有効期限が必要
2. 出国チケット
フィリピンから出るチケットが必要
3. eTravel QRコード
フィリピンに到着する72時間前から作成可能。eTravelを登録したら最後にQRコードが表示されるので、そのQRコードを見せられるようにしておきましょう。実際もうチェックしてないんですが、一応登録しておきましょう。偽物サイトがあるので注意してください。
eTravelの偽物サイトに注意!有料サイトはすべてスパムです!
4. 入学許可書
滞在期間が長い場合は、渡航目的を質問されることがあります。念の為、学校の入学証明書を見せられるようにしておきましょう。
入国時の捨てチケットが必要になった背景
30日以内に出国するチケットが必要になったのはコロナ後です。コロナ対策の入国制限の中で生まれたルールです。
だから、30日以上フィリピンに留学する人は、30日以内に出国するチケットを買って入国して、滞在中に出国日を変更するか、30日以内に出国するチケット(通称、捨てチケット)をもう1つ購入していました。
しかし、このルールが絶対なのか?というと、それも曖昧なのです。フィリピン政府のサイトのどこにも明記されていない。さらに、ほとんどの方がチェックされない。少なくとも僕と僕の関わった生徒はチェックされていなかったです。捨てチケットが必要と書いているブログはあります。でも、根拠が書いてなかったんです。
フィリピンエアラインで搭乗できなかった日本人がいたようなので、フィリピンエアラインに問い合わせしたこともあります。しかし、たらい回しにされたあげく明確な回答は得られませんでした。(ただ、フィリピンエアラインに問い合わせして、30日以内に出国するチケットが必要と言われた人を間接的に知っています。)
学校に聞くと、「捨てチケットが必要」と生徒に説明している学校と、聞かれなければ説明しない学校がありました。学校やエージェントの立場からすると、「捨てチケットは必須です!」と言うほうが安全です。安全第一です。しかし、生徒には不要な出費です。こういうルールが曖昧なのがフィリピンの嫌いな部分です。そんな状況だったので、生徒がフィリピンに行くたびに、問題なく到着しているか確認していました。
フィリピンでは繋がりが大事
今回の情報はセブのEV Academyから提供してもらいました。EVが業界関係者にシェアしています。本当にありがたいです。かなり前から、EV Academyはイミグレーションとこの件を話し合っていました。そして、やっと、イミグレーションから「必要ない」というメッセージをいただいたようです。フィリピンの業界はいろいろなグループがあり、絶えず情報交換しています。繋がりがあるから最新情報を得られるし、トラブル時に助け合うことができます。
フィリピンでは情報だけでなく繋がりが大事です。EVはセブのイミグレーションと何度もこの話をしていました。だから、なにかトラブルがあったときもEVなら安心な気持ちがあります。EVが人気学校である理由の1つだと思います。
ただ、フィリピン政府の公式サイトには、「30日以内に出国するチケットが不要」とは書かれていません。同様に「30日以内に出国するチケットが必要」とも書かれていません。なので、まだ絶対大丈夫とも言えません。残念ながら、それがフィリピンです。そもそもナンセンスはルールなので、僕は不要だと思っていますが、相談する人によっては、まだ必要だという方もいるかもしれません。公式情報を得られたら渡航する生徒にシェアします。