フィリピンの語学学校で6ヶ月勉強してからオーストラリアのワーホリに行った方の成功事例です。チキンファクトリー、リンゴファーム、パイナップルファーム、サツマイモファームの給料やワーホリ成功の秘訣を教えてもらいました。
オーストラリアのワーホリのファーム成功例
オーストラリアのワーホリの話を聞かせてください！
半年フィリピンで英語を勉強して、オーストラリアにワーホリに行きました。オーストラリアはメルボルンから入って、どんどん上に移動して、右半分は全部行きました。最初の2週間は、ゲストハウスに泊まって、ワーホリの仕事情報を集めました。
日本人から仕事の情報を得るんですか。
そのゲストハウスは日本人ばかりでしたね。
チキンファクトリーの仕事
オーストラリアでは何の仕事をしたんですか。
最初はチキンファクトリーです。ひらすら鶏の皮をはいでました。でも、1週間で辞めました。外で仕事をしたかったんですが、冷たい倉庫での作業だったんです。あと、指に圧力がかかりすぎて、中指の爪が剥がれたんです。苦い思い出です…。仕事自体は簡単だったんですけどね。
1週間で終了しても、給料は貰えるんですか。
貰えました。そこはしっかりした会社でした。
ファームってどんな国の人が働いているんですか。
東南アジアと台湾人。日本人はほぼいなかったですね。
給料は？
時給22ドル。当時日本円で2300円ぐらいです。給料は普通よりちょっといいぐらい。2人で行ったんですが、もう1人は半年以上続けて100万円以上貯めてました。皮をはぎまくってました。
次はどんな仕事をしたんですか。
リンゴファームの仕事
リンゴファームでピッキングです。メルボルンの近くのシェパートンって田舎町です。3カ月リンゴを採りまくりました。それなりに稼げました。ファームの仕事はアコモデーションがついてるので稼げます。
リンゴ食べ放題ですか。
食べ放題です。
3カ月も食べたら、リンゴを嫌いにならないですか。
逆に、僕はリンゴが好きになりました。
時給はよかったんですか。
そこは時給じゃなくて歩合制でした。リンゴを箱に入れて、箱の数で給料が決まります。
ノンビリ働くと給料が減るんだ。しんどいですね。
でも、自分で休憩時間を決められるので僕はよかったです。
パイナップルファームの仕事
その後は、パイナップルファームで働いてました。バンダバーグという場所です。パイナップルファームが1番よかったです。パイナップル食べ放題。でも、1カ月だけでした。
どんどんお金は貯まっていくんですか。
貯まっていきました。
いろんな国の人が働いているんですか。
パイナップルファームは日本人は僕だけでした。
サツマイモファームの仕事
パイナップルの次は、サツマイモのファーム。サツマイモ食べ放題。2カ月ぐらい。その後は、遊んで帰ってきました。
トータルでどれくらい働いたんですか。
7カ月ぐらいです。ワーホリではそれなりに金を稼げたし、オーストラリアは英語を使う機会もあってよかったです。
オーストラリアのワーホリの仕事の探し方
オーストラリアのワーホリの仕事の探し方を教えてください。
ゲストハウスが仕事を斡旋してくれますよ。
オーストラリアってゲストハウスに行けば、ワーホリの仕事を見つけられるんですか。
仕事を見つけようと思ったら、見つけられます。
「ワーホリの仕事がない。」ってみんな言ってますけど、あれは何ですか？
仕事を選んでるんじゃないですか。肉体労働が多いので。動けば仕事はあると思います。
ワーホリって肉体労働がオッケーだったら仕事はあるんだ。確かにファームはしんどそうですね。
オーストラリアのワーホリで英語は上達するのか？
オーストラリアのワーホリって英語の勉強になるんですか。
勉強になります。会社の人が全員オージーで、英語で指示されるので。例えば、ファームだと「この色より黄色のパイナップルは取ってもいいよ。」とか。
でも、仕事の指示だけで、あまり英語を話す機会はない、って言うでしょ。
いや、休憩中にも話すので。結構英語は話せますよ。
ワーホリの仕事に必要なことしか話さない人と、積極的に話す人で英語に触れる機会が違うんでしょうね。
自分から話せばいいと思います。
オーストラリアって、オージー英語が訛ってて分からないって、みんな言いますけど、どうでした？
あれは大げさですね。
じゃ、フィリピンで学んだ英語はオーストラリアで通用したんですか。
通用しました。YESかNOしか言えなかったので、フィリピンで英語を学んでなかったら無理だったと思います。半年間フィリピンで英語の下地を作ったのはよかったです。
オーストラリアでは英語の授業は受けてないけど、ワーホリで働きながら慣れていったんですね。英語の上達は感じられたんですか。
上達は感じました。オーストラリアでも普通に会話できるようになりました。ワーホリでは、英語を聞きとれるようになるって目標があったので、目標は達成できました。
リスニングは場数で慣れていくけど、話すのは勉強しないと上達しないって言うけど、表現も実践の中で増えていくんですか。
増えていくと思います。
勉強したんですか。
勉強っていうか、分からない単語があったら、その場で調べます。日常会話だからいつの間にか入ってますね。
表現がワンパターン化してくることはないんですか。
向こうが話題を変えてきたら、新しい単語が増えるので、その単語を使って。だんだん広げていく感じかな。
意識的にやっていくんですか。
自然となってました。
ワーホリで挫折してフィリピンに戻る人も多いんですけど。そういう人には会わなかったですか。
僕は会ってないですね。日本人には会ってますけど、フィリピンに戻る人はいなかったです。
今は英語を使う機会はあるんですか。
京都の観光地に住んでるので、観光客に道を聞かれます。きたきたきた…、みたいな（笑）。ドヤ顔ですね。
京都って英語を喋れる人が多いんですか？
そうでもないです。だから、英語が喋れると重宝されます。バイト先でも、海外の客が来たら対応してます。
いまの英語の課題は？
観光ガイドをするなら、もっと単語を増やさないといけないです。必要になったらまた勉強します。
ワーホリのファーム経験を活かして起業
オーストラリアのワーホリではいろんなファームで働いたんですね。
農業に興味があるので、ファームで働いてました。大学の専攻は農業ビジネスなので。
なぜ就職しなかったの？
起業したかったんです。
なんで人力車をやっていたの？
もっと外国人を京都によびたいんです。それが1番の目的です。北海道ってジャガイモのイメージがあるでしょ。京都のイメージを京野菜にして、京野菜を海外に売りたいんです。もしたら、もっと京都に来てもらえると思うんです。京都に来てもらったら、僕は人力車で観光ガイドもできるので、もっと満足してもらえる。
インバウンドに興味があるんですね。帰国後は何してるの？
京野菜の商社で3カ月間働いてました。今は、ホルモン屋でアルバイトしながら、起業の準備をしてます。農地も借りて、トラクターももらったので、これから京野菜を作ります。
26歳でしょ、すごいね。
まだまだです。
農業に興味があるから、オーストラリアのワーホリはビッタリだったんですね。
ファームで働くのは苦じゃなかったです。
ファームでピッキングやってるときも、起業をイメージして働いてたんですね。
そうですね。
目的が明確だとワーホリでもスキルアップできますね。
これからは、インバウンドで京都を盛り上げて、観光客に満足してもらえるようなサービスを作りたいと思ってます。
非常に参考になりました。貴重な時間、ありがとうございました。
こちらこそ、ありがとうございます。
（2017年2月21日（火）京都にて）
編集後記
オーストラリアのワーホリ前にフィリピン留学する生徒が多いので、ワーホリの話はよく聞くんですが、仕事がない。英語は上達しない。英語が訛ってる。そんな感想が多いです。
ワーキングホリデーは海外生活体験、プチ移住です。ホリデーなので基本的にスキルアップにならないバケーションですが、一部の人はワーホリをうまく使ってスキルアップしてます。ワーホリで成功してる人は、「明確な目的がある。」「英語以外のスキルがある。」「ポジティブ」。この3つのどれかです。ワーホリのエージェントを使って仕事を探してる人はよく失敗してる印象があります。
彼は若いのに、オーストラリアのワーホリをうまく使ってスキルアップしている成功事例だと思います。目的が明確で、農業に興味があるからファームの仕事をしたからだと思います。みなさんも今後の仕事に活かせるようなワーホリの仕事を選んでください。彼のセブ留学の体験談も非常に参考になるので、興味ある方は見てみてください。
- オーストラリアの前のセブ留学体験談
- セブで評判の０円留学、格安留学、実践留学の実態！
