トランプ詐欺で90万円騙し取られました。被害者が東南アジアで続出!賭博は違法なので注意!

トランプ詐欺という詐欺があります。フィリピンだけでなく、東南アジアで頻繁に起きています。ずっとなくならない詐欺です。

東南アジアでトランプ詐欺の被害者続出

トランプ詐欺の被害者が東南アジアで続出

ショッピングモールなどで、フィリピン人が片言の日本語で話しかけてきます。

「日本人ですか?昔、日本で働いていたんですよ。親族が日本にいるんです。」

話してるうちに仲良くなって、自宅に誘われます。食事を一緒に食べて、盛り上がってきたところで、賭けトランプを誘われます。

「金持ちの友達がこれから来るから、一緒にカモにしてやろう!」

みたいな感じでギャンブルに誘われます。最初は指示通りやっていてボロ勝ちします。だけど、最後の最後にボロ負けして、多額の支払を迫られます。もちろんみんなグルです。

バックパッカーをしてるとき、トランプ詐欺に引っかかった方に会いました…。その方はクレジットカードで、iPhoneを買わされたと言ってました。旅慣れてないバックパッカーもトランプ詐欺の被害にあってるみたいです。家に泊まらせてくれるとか、ご飯をご馳走するとか言われると、ついていっちゃうのかもしれません。知らない人には付いていかないようにしてください。

フィリピンでは賭博は違法

フィリピンでは賭博は違法です。もし被害にあって警察に行くと、ギャンブルしていた罪に問われるかもしれないので注意してください。だから、被害にあっても泣き寝入りしてしまう。そういう詐欺です。トラブルはパターン化しているので、トラブル事例は頭に入れておいてください。

セブで出会った方がインドネシアで被害にあっていたので、紹介します。

インドネシアでトランプ詐欺!90万円騙し取られる

トランプ詐欺にやられたんですよね?

やられました(笑)。1998年の春頃です。もう25年ぐらい前ですね。トランプ詐欺の初期の被害者だと思います。ネットの黎明期で、海外旅行の記事がまだない時代です。あの時のバックパッカーは、旅行ガイドブックか安宿の情報ノートで旅の情報を得てました。

トランプ詐欺の話を知っていたら、警戒したと思うんですが、当時、旅行ガイドブックにも載ってなかったんです。その1、2年後の新しいガイドブックには載っていたので、本当に初期だったと思います。

その詐欺がいまだにあるんだからすごいですよね。

本当ですね。世界一周をスタートして2週目とかです。まだスレてなくて(笑)、人を疑うこともなく。インドネシアのジャカルタに着いて初日か2日目。大きい街なので歩いていたんです。20歳前後の兄ちゃんが「いい靴を履いてるね」「どっからきたの?」とか言って話しかけてきたんです。

現地の人と交流したかったし、警戒心もなかったので、歩きながら普通に話していました。そしたら、「家族が日本語を勉強してるんだ。日本のことを聞きたいから、よかったら家に来ないか?」とか言うんです。

で、彼の家に行ったんです。そしたら、家族らしき数人いて。「よくきた!」って歓迎してくれたんです。東南アジアの人ってこんなにフレンドリーなのかと思って。いろいろ話していたら、ご飯もご馳走してくれて。一緒に食べてました。当時も睡眠薬強盗はあったけど、普通に食べてました。

賭けトランプに誘われる

そのうち、トランプしようと言われました。ブルネイというお金持ちの国があるんですけど、ブルネイの友達がちょうど来ていて「その友達は感じ悪いけど金持ちで。で、ギャンブルが好きだから。あいつのお金をとってやろう!」みたいに誘われたんです。最初はお金の話がそんなになくて。警戒心もなかったので。ちょっとやってみてもいいかなみたいな感じでした。

タイミングよく、いかにも金持ちなブルネイのオヤジが来ました。いま考えるとタイミングよすぎなんですけどね(笑)。警戒してたら全然違うんでしょうけど、基本的に騙される人は性善説なんです。疑わないから、怪しいという発想がなかったです。

それで、トランプをやりました。ブラックジャックです。家で麻雀やるみたいな感覚で、詐欺に発展するとは思ってもいなかったです。それで、ポツポツ勝っていたんです。小遣いだと思っていたら、倍々で増えていきました。旅の資金が増えてラッキーと思ってました。バカです(笑)。

その金持ちのオヤジが席をたったときに、「アイツ結構金を持っているから、2人でうまいことやろう!」って言われました。気づけば、何万円っていう単位の賭け金になっていました。

そんなに現金を持っていないので、「そんなにお金がない」って言ったら、「アイツはめっちゃ金を持っているのに、もったいない。銀行に行こう!」ってなったんです。

トランプ賭博詐欺

そこでやめておけばよかったんですが、おいしい話だと思ったんです。バカです(笑)。当時、バックパッカーは現金を持たず、トラベーラズチェックでした。トラベラーズチェックは銀行で現金にかえられるので、銀行に行きました。

詐欺被害額は90万円

若い兄ちゃんが、銀行まで連れていってくれて、僕が現金に変えるのを待っていて。それぐらいで、ちょっとヤバいかなとは感じたんです。でも、この機会を逃すのももったいないとも思いました。欲がでたんです。男は勝負だ!って思ったんです(笑)。

最終的にトランプの賭け金は何十万です。最後は僕が負けました。90万です。アホです…(涙)。世界一周で飛び出したばかりなので、現金があったんです。

揉めなかったんですか?

揉めなかったです。勝負して負けてますので…。「取り返すためにもう1回勝負しよう!」とか言ってきました。でも、みんなグルになっていて、自分が騙されたのはわかりました。だけど、何人もいるので、ワーワー言ってもどうもならんし。危ないことになるのも嫌なので、ちょっと冷静になろうと思って帰りました。

警察と抜き打ちで行ったらもぬけの殻

次の日に、警察と一緒に抜きうちで行きました。そしたらね、誰もいなかったんです。住んでいる家じゃなかったんです。足が残らないようにやってるんですよね。

旅をはじめたばかりで、まだ英語力はなかったけど、必死に警察に状況を伝えました。ただ、フィリピンでもそうですが、インドネシアもギャンブルは違法なんです。フィリピンよりも厳しいです。「あなた賭博が違法って知ってたの?」って警察に言われました。外国人旅行者だったので、罪に問われることはなかったですけど、「ギャンブルは罪やけどな」って言われました。バカでした。

トランプ詐欺の最高被害額は250万円

旅先では、旅のトラブルの話になるんです。僕が聞いた最高額は、250万です。その人も東南アジアでトランプ詐欺の被害にあっていました。世界一周している日本人は質素な旅行をしているけど、そこそこお金を持ってるんです。

僕は図太いので、その後も、誘われたら家に行ってるんですけど、何も問題なかったです。賭け事も誘われることもないです。インドネシアではよく声をかけられるんです。会ってすぐに、「うちにおいで!」とか普通にあるんです。でも、みんないい人でした。食事に睡眠薬が入ってることもあるので、食事は判断が難しいですが、気をつけながら食べてました。

その後、ゲストハウスで情報ノートを見たらトランプ詐欺の手口が書いてるんですよ。先に見ていたらと思いました。情報って本当に大事ですね。

セブのトランプ詐欺の状況

セブでトランプ詐欺の被害は聞きますか?

間接的に被害に遭った方のことは聞きますが、直接の知り合いはいないです。ただ、ショッピングモールで声をかけられた人はいますし、ついて行った人もいます。でも、途中で帰ってきたそうです。昔に比べるとかなり被害者は減ったと思います。

セブでトランプ詐欺のトラブルが減ったのは、学校がオリエンテーションで説明してるのもあると思います。かなり摘発もされたと思います。情報が大事ですね。僕の失敗談も誰かの役に立てば嬉しいです。

編集後記

定期的にフィリピン留学の生徒も被害に遭っています。だから、フィリピンの語学学校の掲示板には、このトランプ詐欺の事例がよく貼られています。入学したら、「注意してください。」と言われます。

僕もよくショッピングモールで声をかけられます。フィリピン人は簡単に仲良くなれるし、楽しいです。トランプ詐欺が難しいのは、いいフィリピン人もいるからです。ついていっても何も問題なく友達になれることもあります。

昔に比べると、トランプ詐欺の被害をあまり聞かなくなりました。でも、ショッピングモールで声をかけられたり、トランプに誘われる方はいるのでトラブル事例として知っていてください。

ショッピング・モールや繁華街等を散歩中、親しげに声をかけてきた人物に、自宅と称する建物に案内され、その後、家族と称する人物からトランプ・ゲームに誘われて、最終的に多額の掛け金を巻き上げられるというものです。犯行は組織的に行われ、またゲームに誘い込む手口が巧みなことから、被害者の多くは「いかさま賭博の事例は承知していたが、まさか自分が巻き込まれているという実感がなかった。」と述べています。なお、このような事案でも、当事者が自主的に賭博に応じたと当局が判断すれば、場合によっては被害者とはみなされず、逆に違法な賭博を行ったとして罪に問われることもあります。簡単に見知らぬ人物の誘いには乗らないよう、くれぐれも注意してください。

https://www.cebu.ph.emb-japan.go.jp/files/100346381.pdf

その他のトラブル体験談

コロナ禍では、マスクをつけていると旅行者かどうか分かりにくいのでいいかもしれません。

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中谷 よしふみ

中谷 よしふみ

クリエイター(ノマド)。2012年にフィリピン留学を体験。その後、サイトを作ると学校から呼ばれるようになる。体験した学校は103校。年間半分以上は海外で、イギリス、カナダ、マレーシアでは英語授業も体験。元コンサルタント。著書:英語は「フィリピン」で学べ!

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