フィリピンでお金のトラブルを避けるための注意点。留学中に先生との間でお金のトラブルが起きることがあります。フィリピン人との距離の取り方は大事。セブ島に半年留学した生徒からフィリピン留学の注意点を教えてもらいました。
フィリピン人とのお金のトラブル
フィリピン留学の注意点はありますか?
フィリピン人の特徴だと思うんですけど、みんなフレンドリーで、ちょっと調子が悪そうだと、どうしたの?と声をかけてくれます。
半年もいたら家族みたいな感じですか?
ある先生からアニキと呼ばれてました。ビサヤ語だと「クヤ」って言うんですけど。慕ってくれるんです。だけど、先生との距離は注意しないといけないです。お金の問題が起きるんです。
飯を食いに行った時に安いレストラン、例えば、ジョリビーとかジョニスだったら100ペソくらいで食べられますよね。でも、日本食レストランだと1人500ペソくらいだから、先生には高いんです。だから、生徒が誘った場合は、先生の分を生徒側が負担する必要があるんです。
それはそうでしょうね。
先生にお金を奢ると当たり前になってくる
記念日なら分かるんですけど、何もない時に生徒が100ペソぐらいと思って奢ると、先生が奢ってもらうことに慣れてくるんです。僕はそれを恐れて注意していたんですけど、他の生徒さんは安いからって気軽に奢るんです。
払った人は2ヶ月で帰るからいいですけど、僕は5ヶ月半いたので、その生徒が帰った後もその名残が残っていて、僕と一緒に行くと奢ってもらえる雰囲気になってきたんです。そして、それがエスカレートして、飯だけじゃなくて、アイランドホッピングのフェリー代とかも負担しなければいけない状態になってきたんです…。
フィリピン人はお金を払わない?
困った顔をして、甘えてくるんです。一緒に島へ行ったある先生は、学校へ帰ってから、「カズが奢ってくれた!」って話すんです。そしたら、他の先生達が「私も行きたい!」「あいつも誘いたい!」「彼女も連れて行きたい!」とか言い出すんです。フィリピン人って皆で遊ぶのが好きなんです。で、僕がお金を出すのが当たり前な雰囲気になってるんですよ。流石に断ったんですけど。先生との距離感は難しいです。
フィリピン人はフレンドリーですが、日本人と考え方が違いますから、距離の取り方を注意しないとストレスになっちゃいますね。お金のトラブルは起きないように注意しないと。
日本人は金持ちだから奢って当然と考えるフィリピン人もいる
彼らは、日本人はアドバンテージがあると考えてるんですよ。日本円の価値はフィリピンペソより高いので、日本人は仕事をすれば高い給料をもらえる。日本人がフィリピンに来たら、お金持ちになれるから、日本人がお金を奢って当たり前。日本人とはアンフェアだから、日本人にお金を出してもらってフェアになると考えている。
日本食を食べに行きたくて、留学生が先生を誘うなら、「お金を払って」と先生が言うのは理解できます。
でも、エスカレートしてくると、彼らにとってはどっちが誘ったかは関係なくなってきて、何でも払ってもらって当然と考えだすんです。
フィリピンに限らず途上国の人達はそういう考えを持ってますね。
でも、俺の金はお前の金じゃないって思うんですよ。そういう点でフィリピン人は厚かましいです。もちろん全員じゃないです。お金を奢ってもらうのは良くないからって来ない先生もいます。本当に人それぞれなんです。
これはこの学校に限った話ではないですね。フィリピン人の先生は、フレンドリーで友達になりやすいんですけど、距離の取り方は大事。フィリピン留学をする人は注意して欲しいです。
(2016年9月30日(金)セブのAYALAモールにて)
編集後記
フィリピン人との距離の取り方は非常に大切だと思います。同じようにお金のトラブルを経験をされた生徒さんにも会いました。お金を奢ると当たり前になることがあるので、トラブルを避ける注意点として参考にして頂けたらと思います。以下の体験談も、先生とのお金のトラブルです。参考にしてください。