アメリカンアクセントとメソッドで英語漬け!1週間留学の効果は?EBの授業レポート!

SatoKoumeです。EBに1週間行ってきました!いよいよ、短期留学のレポートです。語学学校の最大の使命と言える「授業」について触れていきたいと思います。長くなりそうです(笑)。

EBの授業を徹底解説、アメリカンアクセントとビジネスカランメソッド

今回のEB留学1週間では、1日8時間授業を受け、予習復習は3時間程度してました。だから、勉強時間はトータル11時間ぐらいです。

EBの1日のスケジュール

娯楽と言えば、美容室で30分のヘッドスパ(199ペソ)をしたこと、モールに果物を買いに行ったことぐらいです。月曜日から土曜日までずっと英語漬けだったので、頭がパンパンで寝付けないこともありました。

では、授業について、具体的に解説していきますね。

アメリカンアクセントの授業

アメリカンアクセントの授業ではイントネーションとIPAを学びました。1日4コマです。教科書を使って、まず音のルールを学んで、その後は、教科書を読んで、読めてないところをチェックしてもらいます。単語ではなく、文章単位です。

アメリカンアクセントトレーニング

アメリカンアクセントトレーニングの教材は日本で購入していて、事前学習で家事の合間に聞き流して、アメリカン風にリピートしている間は楽しかったです。でも、実際の授業では言えてませんでした…。超簡単なAdam plays pool.でsの濁った音が出せていない…。自分ではzと言っているつもりだけど、実際はsとしか言えていない!pretty easilyのリンキングにも苦労しました。

アメリカンアクセントの授業

授業はひたすら演習です。文章単位で、フォニックスやイントネーション、リエゾン、リダクションなど、同時に複数のことに気を付けながら読むのは本当に難しかったです。なかなか合格点がもらえません…。

何ができていないのか確認するために、授業中に、スマホのボイスメモで自分の声を録音して、読む、聞く、読む、聞くを何度も繰り返しました。神経を研ぎ澄ますので、ジワジワ体力を消耗します(笑)。先生には「真似をするだけじゃなくて、何が正しくて、何が間違っているのか意識することが大切」と言われました。先生の指摘のおかげで、適当に流していた部分を意識するようになりました。

知識が足りてなかったので、補足教材を購入しました。EBには初級、中級、上級と3つのレベルの教科書があります。私は、上級向けのアメリカンアクセントの教科書を使ってましたが、基本的な説明と例がたくさん示されている中級教科書(マスタリングアメリカンイングリッシュ)の方がしっくりきました。上級教科書を使いながら、分からないところは中級教科書で確認して勉強しました。

マスタリングアメリカンイングリッシュ

アメリカンアクセントトレーニングには、たまにカジュアルすぎる表現が出てきます。

アメリカンアクセントトレーニングの例

Let’s go!はSko(スコ)だったりして、これはアジアでは使わないだろうなと思うこともありました(笑)。

宿題は毎日出ました。授業でやった内容の録音です。毎日1分弱の音声を、2つ作ってました。自分が納得できないのでエンドレスです…、ものすごく時間がかかりました。翌日は録音した音声に対して、先生の厳しいフィードバックが待っています。

マンツーマンで発音トレーニングしてもらえるのは本当にありがたかったです。よく夢で授業風景を見ました。それぐらいアメリカンアクセントの音が頭の中で連呼した一週間でした。

BSメソッドはカランメソッドと違った

次にメソッド授業についてです。事前レポートにも書きましたが、私は以前、ネイティブキャンプのカランメソッドが退屈で挫折しています。だから、今回、EBのメソッド授業に適応できるのかとても不安でした。留学前にはYouTubeで「QQイングリッシュ」と「NILS」のカランメソッドの授業風景を見てみたんですが、やはりネイティブキャンプのカランメソッドと同じ流れで、不安は募る一方でした。

カランメソッドとは、スピーキング力を伸ばすための学習方法です。先生の定型文の質問に、決められた文章で正確に答えることを繰り返します。通常のレッスンに比べて4倍のスピードで英語を取得できると言われています。

カランメソッドは英会話上達に効果的なのか?

初日のメソッド授業はかなり気が重かったです…。

ところが、思いのほか楽しかった!過去に受けたメソッド授業と全然違っていました!楽しくて4時間があっという間でした。

ネイティブキャンプのカランメソッドは、先生が2回質問して、生徒が1回答えます。ハイスピードで延々と繰り返します。先生の英語は単調ですごく機械的。上手に言えてなくても1回答えたら、「はい次!」みたいな感じでどんどん進んでいきます。先生が質問して、答えも言うので、なぞってるだけみたいな感じなんです。

EBのメソッド授業では、生徒は答えるだけでなく、質問もしないといけません。それに、スムーズに言えるまで何度も言わされます。目を見て感情を込めて自然に言えるようになるまで繰り返します。そして、機械的ではないんです。

Q:In your opinion, which is more important in enabling someone to rise to a senior position in a company: their technical skills or their social skills?

A:In my opinion, a person’s social skills are more important in enabling someone to rise to a senior position in a company than their technical skills.

私は上級用の教科書だったので、例文が長いです。もちろん最初はスムーズに言えません。その場合は、文章を区切って練習します。部分練習、1文練習、流暢に言う練習、という感じです。ステップを踏むと、不思議と言えるようになっていくんです。この小さな成功体験がやる気と自信につながります(笑)。

先生との質問・応答はテニスでラリーをしている感覚です。ずっとやっていたい。「もう十分でしょう?」と言われても、最後にもう1回だけ言わせてとお願いすることもありました。

やっと言えるようになったと思って、次の文章に行くと、最初は辛い!「いやぁ~、さすがに今回は無理…。こんな長い文を言える気がしない…。」と毎回、弱音を吐きます。でも、数分練習すると言えるようになるんです。

単調な繰り返しだけでなく、「Why? Why not?」と言われて、自分の意見を言う練習もあります。そのときは先生と軽くディスカッションします。

EBのBSメソッドは自分のペースで頭の中を整理しながら進めるから、なかなか進みません。でも、自分のものになる気がしました。脳がパンパンで、言いたいことと言っていることがズレる時もありました。すごく集中力が必要な授業です。でも最終的には、できるようになって、「あれ?私イケてる?」という何とも言えない達成感…、これは爽快でした。上手にできると褒めてくれて、ちょっと中毒気味です。こんなにメソッドにハマるとは思っていなかった(笑)。

カランメソッドの先生

先生たちはすごく熱心です。もちろんキャラクターはみんな違いますが、どの先生も教えることに情熱と誇りをお持ちで、忍耐強かったです。20代の若い先生もいらっしゃるようですが、私は比較的年齢の近い先生に受け持っていただきました。担当の先生は4人で、EB歴4~6年の30~40代前半でした。先生以外の経歴もお持ちで、みなさん経験豊富な大人でした。

ショーンズクラスは無料のリスニング授業

EBには校長先生ショーンさんの授業(ショーンズクラス)が不定期であります。希望者がいれば開催される無料授業です。場所はダイニングテーブルで、夜9時から10時までです。私のときは、リスニング授業で、3人が参加していました。EBの授業はすべてマンツーマンですが、唯一ショーンさんの授業だけがグループ(日本語)です。

アメリカのビデオをみんなで見ながら、どう聞こえたか、1人ずつ質問されます。聞き取れた!と思って自信満々で答えても間違っていることが多かったです…。他の生徒さんたちと一緒に、映像の中の短いセリフを「あぁでもない、こうでもない…」と聞き当てるのは面白かったです。

巻き戻しをして何度も何度も聞きますが、なかなか聞き取れません。そうすると、ショーンさんがヒントを与えてくれます。文脈から推測したり、音から推測していくと、だんだん正解に近づいていきます。

不思議と、だんだん聞き取れるようになっていくんです。わずか1時間の中で、「あ、わかる(笑)!」という瞬間もありました。最後にはもうそのセリフにしか聞こえません(笑)。興味深い授業でした。アメリカンアクセントの授業をもっと頑張ろうと思いました。

「正しい知識を得て、意識して発音トレーニングして、習慣化しなければ一生聞き取れるようにはならない。」と言われました。同じ単語でも、単語だけのときと、文章になったときで音が変わるんですよね。「In the morning」が聞き取れないのは単語単位で読む習慣から抜け出せていないということですね。ショーンさんは長いこと英語学習をしてきて、いまはつぶれた音が聞き取れるようになったから、その体験を広めていきたいとおっしゃっていました。

EBのオーナーのショーンさん

ショーンさんはEBで扱っている教材は熟知されていて、私が使っているBSメソッドもアメリカンアクセントトレーニングももう何周もされたそうです。すでに英語はお上手ですが、今でも勉強中なのだそうです。希望すれば学習相談はショーンさんのお部屋で日本語でやってもらえるので、私も発音のルールで分からなかったところは教えてもらいました。英語学習は自分の頑張り次第ですが、自分より英語力がある人にナビゲートしてもらえるのは心強いものです。

生徒層は幅広く、真面目な方が多い

もともとは旅人の生徒が多いイメージでした。だから、みなさん海外経験が豊富で、ブロークンでも喋ればいいさみたいなノリではないかとちょっと心配でした。

でも、予想と全然違っていて、みなさん真面目でした。授業中おしゃべりしてるだけみたいな雰囲気はなかったです。私が行った時、EOP校舎にいる生徒数は20人弱で、年齢層は10代から60代まで幅広くて、留学目的も様々でした。仕事で英語が必要な生徒、IELTSを勉強している生徒、マニラ在住の生徒、企業の英語研修場所として視察にきた生徒などバックグラウンドも様々でした。

EB短期留学15回目の生徒さんにお会いしたので、リピートの理由を聞いてみたら、「日本で語学学校に通うよりも、1年に数回、EBに留学をした方が、各段に英語力は上がる。日本で週2回学校に通っても1ヶ月に8時間、だけどEBに留学したら1日で8時間の授業を受けられる。さらに、連日、長時間、先生やスタッフと英語を使う環境も良い。」とのことでした。

EBの生徒さんで、オンライン英会話のQQ Englishでカランメソッドをされている方がいらっしゃったので、違いを聞いてみました。「QQのカランメソッドは、さらっと終わって次々に進んでいく。でも、EBのメソッドはしつこくて、流暢になるまで繰り返すのでなかなか進まない。定着率はEBのメソッドが良い。」と言ってました。私も同じように感じました。

いつもEOP専用テーブルに座っている女子生徒がいたので英語で話しかけてみました。その子は以前、CLECというセブ島の韓国系スパルタ校に行ったそうです。スパルタ校はルールがしっかり決まってますが、EBでは疲れたらネットフリックスを見ながらリスニングの勉強もできるので、自分のペースで学べるのが気に入っていると言っていました。

いつも黙ってご飯を食べている女の子がいて、英語が喋れないのかなと思って話しかけてみたら、すごく流暢でビックリしたこともあります(笑)。この方はフィリピンの大学に行かれていたので、語学学校との違いを教えてもらいました。

EOP校舎は誰でも入校できます。だから、生徒さんから聞いた話しでは、ほぼ喋れない人もいるみたいです。だけど、私がお会いした方は、みんな簡単な日常会話なら普通に喋れていました。ある程度の日常会話ができる人はEOP環境は面白いと思います。

EBを選んだ理由で、皆さん口を揃えて言われるのが、「授業・先生のクオリティが高い、食事が美味しい、ネットが速い、それでいて格安」ということでした。EBの3大こだわりが「授業」「ネット」「食事」みたいなので、ネットと食事についても触れておきますね。

ネットが速い

確かに、ネットは速いです!動画も普通に見れるので、ネットフリックスやYouTubeで英語学習することもできます。私は夜、寝つけない時はショーンさんお勧めのYouTube「英語発音専門Dr.Dイングリッシュ」を見ていました。ある生徒さんは、午前中にネットを使ってIT関連の仕事、午後に授業を受けられていました。

食事がおいしい

食事も美味しかった!しかも365日土日祝祭日3食付です。食事はブッフェ形式で、品数も豊富で、お代わり自由です。日本のふりかけとインスタントみそ汁も常備されています。次々と出来立てが運ばれてくるので、アツアツもいただけます。野菜もたくさんあります。特に温野菜がありがたかったです。他の生徒さんもみなさん満足されていました。これまでに5校のフィリピン留学経験をした生徒さんもEBの食事は本当に美味しいと言われていました。

食事担当のスタッフにどうやって日本食をマスターしたの?と聞いたら、YouTubeの日本食クッキング動画を見て、学んだと言ってました(笑)。

1週間短期留学の成果

気になるのが英語の成果ですよね。わずか1週間の留学でしたが、自分の英語の変化を感じましたよ!

メソッド授業の始めに先生と話しているときに、数日前にでてきた構文と単語を使って喋っていることがありました。自分で気づいて笑ってしまいました(笑)。そういうのが2回だけ、いや2回もありました!英語が刷り込まれるというのはこういうことなんですね。嬉しかったです。メソッド授業で練習しても翌日には忘れていることがほとんどですが、無意識に学んだ表現が口から出るともっと頑張ろうという気持ちになりました。

発音の面でも変化がありました。帰国翌日、塾で中学1年生を教えていたときです。一緒に教科書を音読していると、勢いよくリンキングを意識して繋げて読んでいました。今までは中学生にもわかりやすいようにと単語を1つずつ丁寧に読むようにしていたんですが、もう単語と単語を繋げずにはいられませんでした。習慣ってすごいと思いました(笑)。

あと、久しぶりにカナダにいる高校生の娘に電話して、アメリカンアクセントトレーニングの成果を披露したときも面白い感想をもらいました。

「テキサスのおじさんみたい~(笑笑)。」

予想外の感想は全然うれしくなかったけど(笑)、発音の変化は娘にもわかるようでした。早口でアメリカ人が話していても「あぁ、そういうことで音をつぶしているのね。」と謎解きができるようにはなりました。帰国した今でも、メソッド教材と発音教材の英文が頭の中をグルグル回っています。

編集後記

私は1週間で手ごたえを感じたので、長期留学できたらもっと口からスラスラと英語がでてきそうな気がしています。大満足です。でも、EBが合わない人もいると思うので考えてみました。EBが合わない人は以下だと思います。

  • 友達をたくさん作りたい人
  • 古い施設が苦手で、男女共有のシャワー・トイレに抵抗のある人
  • ブロークンでもいいからおしゃべりがしたい人
  • 自主性がなくて、自己管理できない人

EBはトレーニング要素が強い学校なので、そういう英語学習を望む人がいいと思います。超ハードでしたけど、主婦である私は1週間留学しかできないので、同じ機会があってもまた8時間授業×6日間を選ぶと思います。

でも、短期だと割高になるし、慣れてきたころに卒業です。だから、もしできるなら、最低でも1ヶ月は留学したい。私の理想は、3ヶ月留学で1日授業6コマ、自習6時間、トータル12時間学習。週末は街に出て英会話実践ですね。

施設に関しては別の記事でまとめようと思いますが、施設はやっぱり古かったです。でも、古い施設が大丈夫な人には、EBは費用対効果が高いと思います。本当に楽しかったです。あ〜、また行きたい!(笑)。メソッドやアメリカンアクセントでトレーニングしたい方には本当にオススメです。興味ある方は公式サイトへどうぞ!

EB公式サイト

(2019年11月13日)

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EB (マニラ)

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SatoKoume

SatoKoume

旅好きの40代主婦。TOEIC840(2019年7月)。子育てに専念するため、中学校英語教師を15年で退職。現在は塾講師として中学生に英語を教えながら、娘の英語教育をサポート中。大学生の娘はIELTS7.5。フィリピンでは7校の学校を体験、マレーシアの語学学校も体験。英語学習の楽しさと、フィリピン留学の価値をみんなに伝えたい!

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