
20代男性
7つの学校を経験した生徒の体験談
いままで経験したフィリピンの語学学校は7つです。コロナ後に、語学留学、インターン、マネージャーを経験しました。いまは学校で働いています。
経験したのは、バギオのパインズ、セブは、CPI、Winning、ICL、IU、IMS、SMEAGです。パインズはメインキャンパスとチャピスキャンパス(アイエルツキャンパス)に行きました。韓国人経営の学校と台湾経営の学校には行ったことあるけど、日本人経営の学校は行ったことないです。
日常会話コース(ESL)と試験対策コース(IELTS)を受けました。もうIELTSは勉強してないけど、最後のIELTSの公式スコアは5.5です。最近、何も準備せずにはじめてTOEICを受けたら300でした…。もう英語は話せるので、点数は必要ないです。でも、文法はしっかり勉強していこうと思っています。
IELTS試験対策ならSMEAG
ーー友達が「フィリピン留学したいけど、どこの学校がいい?」って相談されたら、どう説明するの?
試験対策か日常会話かで学校選びのポイントがわかれます。試験対策は学校によって全然違います。本当に全然違います。先生とカリキュラムの両方大事だと思います。
SMEAG
IELTSの試験対策を本気でするなら、僕が経験した学校の中ではSMEAGをオススメします。先生がしっかりしていて、授業がよかった。先生がお母さんや父さんみたいな感じで親身になってくれます。怒ることもあります。授業に遅れてもフォローしてくれる。「何してたの?」「頑張ろう」みたいな。
ただ、セブはちょっと緩い。時間にも緩い。生徒もさまざまで、英語レベルにも意識にも差がありました。正直真面目じゃない人もいました。グループレッスンに遅れてきたり、ダラダラしてる生徒に限って5.5とかあります。SMEAGの生徒の目標スコアは6.0ぐらいで、6.5や7.0を目指している生徒は少なかったです。
コロナ後、2023年に行ったんですが、食中毒になって大変でした。いまご飯がどうなってるか分からないです。
パインズ
パインズはどっちかというと、静かな環境で個人でお勉強です。自習が多いです。一人で勉強できる方ならパインズはオススメです。毎日復習しないといけないのでモチベーションが高かったらパインズはいいです。だけど、SMEAGの方が先生の教え方は上手いと思いました。いい先生の確率も高いです。
パインズのほうが生徒の英語力は高かった。キャピタルキャンパスの生徒は普通にみんなとコミニケーションはできます。生徒の目標スコアが高くて、6.5、7.0が目標の生徒もいました。静かに黙々と勉強をしてる感じ。そういう環境を望むならいい。バギオはシリアスな雰囲気。
先生はドライです。生徒が授業に遅れてきてもなにも聞かない。「じゃ、やろうか」みたいな。淡々と授業をする感じ。どこの学校にもアイエルツコースがあるので受けたことありますけど、この2つの学校がよかったです。
僕はバギオよりセブがよかったです。セブは街だから英語を使える環境があります。例えばレストランに行って一緒に注文したり。学校の外で英語を話すチャンスがたくさんあるんです。
バギオは山奥だから学校周辺に何もない。パインズは教室で一人で勉強する感じなんです。あと、バギオの人は、基本的にセブほどフレンドリーじゃない。セブと比べるとちょっと内向的。仲良くなれれば、たまに遊びに行ってくれます。
IUもよかった。だけど、思ったよりスコアが伸びなかった。IUに行ったときはもう5.5だったので、レベルが上がるとスコアが伸びにくいのもあったとは思います。ただ、ライティングのカリキュラムはよかったです。全部が繋がってるんです。例えば、テクノロジーがテーマの教材は、ライティングでもスピーキングでもテクノロジーに関する文章がでてきます。だからアイデアが出やすいんです。
ーー学校によって教材は違うの?
いや、ほとんど同じです。ケンブリッジを使っている学校が多いです。でも、同じ教材でも使い方が違う。先生の説明の仕方が違う。リーディングとリスニングは量なんです。たくさん問題をこなせば分かってくるから、そんなに差が出ないんです。だけど、ライティングとスピーディングは全然違う。先生によっても絶対違う。
日常会話なら日本人が少ない学校がオススメ
日常会話を学びたいなら、学校の差はそんなにないと感じました。施設や値段で選んでいい気がします。ただ、日常会話が目的なら日本人生徒が少ない学校のほうがいいと思います。やっぱり日本人が少ないと、英語を話す機会が増えます。パインズやSMEAGは日本人が多いです。でも、試験対策(IELTS)の場合はあまり関係ない。授業の数が多いし、自習ばかりなので。
CPI
ーー経験した7個の学校の特徴を教えてください。
CPIはみんながイメージしているセブ島留学です。月曜から金曜まで勉強して、週末は遊びに行く。セミスパルタなので平日も外出できます。お酒を飲みに行ったり、パーティーに行ったり。先生と遊びにいく機会も多いです。
どこの学校でも似たような感じなんですが、CPIは特にフレンドリーな雰囲気なんです。先生たちの態度が違って、先生と仲良くなりやすい。他の学校は先生と気軽に出歩けないです。申請書を提出しないといけない学校ばかりです。でも、CPIは気軽に先生とご飯に行ける。先生との距離が近いんです。
ズンバも交流の機会になってます。ズンバもどこの学校でもやってるけど、終わりにみんなでTikTokとか撮るんですよ。そこで仲良くなります。今はあるか分からないですけど、ナイトクラスやスペシャルクラスがあって、そこで先生と一対一で話すこともできます。ただ、日本人生徒は結構多いです。
Winning
目的が日常会話で安くセブ留学したい人ならWinningですね。バックパッカー部屋とかすごい安い。プロモーションのときはさらに安いので、安い部屋で留学期間を長くするのがいいです。ただ、Winningは日本人の生徒が多いです。コロナ明けは少なかったんですけどね。
IUとアイクレージ
IUとアイクレージは安く試験対策したい場合ですね。IUは設備もいいですし、安い割に授業も悪くないです。値段重視ならいいかな。プロモーションのときはさらに安いのでお得です。アイエルツ対策は安いのによかったです。有名じゃないので、日本人の生徒が全然いないのも僕にはよかったです。
IMS
IMSは、今だけかもしれないですけど、日本人の生徒がすごく少ないので、日本人比率が低い学校を探している人にはいいと思います。いろんな学校で授業を受けたけどESLコース(日常会話対策)はよかったです。先生が楽しく教えてくれます。
ダメな先生はすぐ変えろ
どこの学校にもいい先生、ダメな先生がいるけど、いい先生の比率は学校によって違います。SMEAGはよかったけど、10人中いい先生が5人、ダメな先生は2人でした。IUでは10人中いい先生が3人とかです。先生がダメならチェンジして、いい先生に変えるのが大事です。
SMEAGのダメな先生は、マシーンみたいでつまらなかったです。リーディングは問題を読んで答えを書いて、理由を書くんですけど。それしかやらないんです。問題を解くだけです。自分で問題を解いてるのと大差ない。退屈でした。
パインズのリーディングはそんなんじゃなかった。ちょっとだけ楽しくしてくれる。普通そうなんです。
いい英語の先生とは?
僕にとってよい先生は厳しい先生です。SMEAGのグループクラスの先生はよかった。間違ったら高圧的な態度でキレるんです。合ってたら「コレクト!」って褒めてくれて。僕に合ってました。
回答したときに理由を聞かれるんですけど、理由を答えないと怒られます。適当に答えたら怒ります。「アンサーするのに時間かかってもいいから。ちゃんと考えて答えろ!」って。ずっと待ってるんですよ。
その先生は怖いことで有名でした。僕があまりに怒られているので、日本人生徒が心配してマネージャーに伝えてくれてました。それで、学校のマネージャーに、「大丈夫?」って聞かれたので、「いや、これがいいんですよ!」って答えました。厳しい先生のほうがありがたいです。
でも、授業中、その先生が泣いたことがあるんです。10年以上前、先生のお母さんが倒れて、ずっとケアしていたみたいなんです。「君たちには夢があるから頑張ってほしい!」って泣きながら言われて、頑張ろう!っていう気持ちになりました。いい先生は情熱的なんです。学校の良し悪しというより、いい先生との出会いなんです。だから、どこでも同じと思います。
(2025年12月7日)
編集後記
コロナ後、フィリピンの語学学校は多くが閉校し、生き残ったのは大型の韓国人経営の学校です。日常英会話の対策であれば、どの学校でもだいたい同じです。カリキュラム作成をフィリピン人に任せているからです。だから、英語学習だけを目的とするなら、オンライン英会話やAIアプリをオススメします。僕もずっと使っていますが、どんどん良くなっています。
ただし、旅行や現地体験はフィリピンに行かないと経験できません。体験を重視するならフィリピン留学に価値があります。最近は留学が旅行の延長のようになってきています。その場合、日本人が少ない学校のほうが良いと思います。
厳しい先生も減っています。これは、厳しい先生を好まない生徒が増えているためです。良い学校の定義は人それぞれなので、自分がどんな環境を求めているかを明確にした上で、学校選びをしましょう。