ブライチャー、サウスピーク、フィリンター、EIEN、ニュージーランドの英語学習の比較

フィリピン留学で評判の学校のブライチャー、サウスピーク、フィリンター、EIENを経験した生徒の体験談。ニュージーランドの英語学習との比較もしてもらいました。

セブの上級向け語学学校ブライチャーの口コミ体験談
ミツオ、63歳男性、期間2ヶ月、リタイア

留学前に本気の問い合わせを頂きました。メールの最後に63歳と書かれててビックリしたのを覚えています。フィリピンのフィリンターとEIENを経験して、ニュージーランド留学も経験されてて、試験対策せずTOEIC860、IELTS6.0。

もうフィリピン留学に行かなくていいのではとお伝えしたんですが、発音矯正とスピーキング強化をしたいとおっしゃるので、サウスピークとブライチャーをオススメしました。

かなりマニアックな方です。会社の中でもかなり特殊な立場だったんだと思います。面白い話がたくさんあったのですが、話が濃いすぎてかなりカットしました(笑)。経験ある方からはいろいろ学べるので楽しいです。

ブライチャーの体験談

サウスピークが終わって、今はブライチャーで勉強中なんですよね?ブライチャーの授業はどんな感じですか?

1コマ50分で授業は6コマ。2時間自習で8時間。自習時間は人によって違います。僕は、4時、5時の2コマが自由時間だけど、ある人は昼から自由とかです。でも、5時からは全員が自由時間です。グループレッスンは松井さんの授業。今だけ。

松井さんが授業を担当されているんですね。

1コマ位じゃないかな。

上級者向けですよね。中西さんが広報担当みたいな感じですか?

そうですね。

ブライチャーのディスカッション授業

僕の1時間目から順番に説明していきましょうか。1時間目は講師からテーマを出されるんですよ。最初の1週間は、例えば…、オビーズ(Obese)についてどう思うか。

オビーズ?

オビーズは肥満のことです。肥満をどう思うかということから始まって、質問がどんどん出てくるんですよ。ずっと質問を出されて、それに答えていくんで、結局一人で喋ってる。

トピックだけ決められるんですね。

それじゃあ、つまらないから、2週目からは、お前はどう思うんだって質問して。ディスカッション形式にした。それは1対1のリアルな会話ですよね。

でも、そういう授業は他の学校でもありますよ。

あるの?色々なテーマだよ。例えば、損益計算とか。

そんなトピックなんですね。

固定資産ってなんだっけ?とか。変動費って何て言ったけって。

そのトピックにブライチャーの先生は対応できるんですね。

いや、対応できない分野もある。ファイナンス系は弱いから。

日本人でもできない人はいっぱいいますよ。

逆に言うと、いつも教えてる感じです。先生に聞いてもらうリアルな会話。僕はアウトプットしに来たので。一々求めないです。その発音はおかしい、言い方おかしいってね。よっぽど酷いときは聞くけど。自分の頭の中に浮かんだことをバーッと英語で喋ってるわけです。50分なんてすぐですよ。それで「あのとき、ああ言いたかったんだよなあ。」ってのをメモして、どう言うべきだろうって自分で調べる。

自分で振り返らないとダメですね。

ブライチャーの発音レッスン

2時間目は発音。発音は先生を1人しか見ていないんですけど、ブライチャーよりサウスピークの方が良かったですね。先生がみんな訓練されていて、口の動きをよく見てくれているので、それは良かった。だけど、ブライチャーの先生もプロですから、弱いところをすぐ発見して、それに見合う教材を渡してくれますね。僕はアメリカンAがなかなか上手に発音できなかったので、最初は徹底的にやられました。

その人に合った、テキストを持ってくるんですか。

たぶんね。アメリカンAと、アメリカンAとミックスされたやつとか。ヘンとかメグとか。段々とミックスものになってくる。他の先生も発音が酷いときは注意してくれる。なのでサウスピークで学んだ発音をブラッシュアップしてる感じです。普通に文章を読むとアウトなんですけど、駄目なところに印を付けて意識すると、それなりに発音できる。

だけど、曖昧な所が5、6カ所あって。ウーサウンドが上手く言えないです。ようやく今日、Wサウンドのポイントが分かってきた。thサウンドは、いつも舌を噛んでたんですけど、間に合わないって言ったら「もう1つ技があって、舌を上に付けるような感じで発音すると良いんだよ。」って言って。それで良いの?って思ったけど、何回も練習したらそれで良いって。それは良かった。これは、サウスピークでしっかり基礎をやってきた賜物だと思うんですよね。

ブライチャーのグループレッスン

3時間目が松井さんのグループレッスン。僕の時は、松井さんがいるときは、松井さんとヘッドティーチャーみたいな人と、先生じゃないけど事務員で英語も喋れる人がいて、講師陣は3名です。生徒は僕を入れて2名。

松井博
元Appleシニアマネージャー松井博

僕が来る前の1週間は、その子1人で受けてて、会社員をクビにする実演だったそうです、事務員の女の人が普通の社員で、生徒が上司役で、どういう風に辞めさせるとか。

そんなロールプレイするんですか。

松井さんは100人位スタッフを持っていたんでビジネスシーンの英語がどういうものか分かってる。その子の話によると、その前も英語が結構喋れる人が、松井さんの授業を受けて「これだけでも、元は取れてる。」って言って帰っていったそうです。

そんな授業は受けられないですもんね。

もちろん日本語ペラペラ。16~17年間Appleの本社勤務だから、英語もペラペラ。日本人の弱いところも知ってる。僕は不幸にして、辞めさせるって授業は受けてないです。

どんな授業を受けたんですか?

普通の会話をしていて、流れを変えて、自分の得意なトピックに持っていく授業。ビジネスシーンの中では雑談モードですね。自分の得意な領域に引き込むんです。同じテーマでずっと話すのは駄目なんです。日常会話ってどんどん変わるじゃないですか。トピックを変えるキッカケを自分で作りなさいっていうのが、授業の趣旨。最初はちょっと戸惑ったんだけど、コンテンツは結構持ってるんで。

そりゃ持ってるでしょ。

だから、ちょっとヤバいなと思ったら、どんどん別の話に変えていって、いつの間にか自分の得意な領域で話をする。

最初のトピックは誰が選ぶんですか?

松井さん。で、松井さんが話をはじめるわけですよ。バーッと喋る。速い、速い。フィリピンの先生の話が続くと飽きるじゃないですか。だから質問したりして、話を変えるきっかけを見ながら、anywayとかって言って話を変えていって、最後は自分の方に持っていくと「やったね。」ってなる。彼は意識的に速く喋る。若干スラングも使うし、刺激的ですよ。第1週はむちゃくちゃ面白かったですよ。第2週はカジュアルな会話になったんですが、僕はちょっとカジュアルすぎる会話が苦手なんです。

テーマは毎日違うんですか?

変わります。時事や国交のニュース。先週は銃乱射事件の話になってました。「マスカ(masscare)?」ってなんだ?、分からないから止めて。そうすると、先生が板書して説明してくれる。マスカは大量虐殺のことなんです。銃による銃乱射事件(mass shooting)の話だったんですけど、途中でついていけなくなって…。

後から「あの話題についていけなかったね。」ってフィードバックが先生にはあって。そういうのが続くと、胃が痛くなるんですよ。分かんないから。翌日出たくないなと思う。

プレッシャーがあって、凄い良いトレーニング。

良いですよ。相手のレベルをみながらストレスを与えてるんです。SE30ってご存知ですか?Appleのかなり初期のコンピューターで。箱型で小さいコンピュータなんです。「僕はSE30が好きでね。」って言ったら、松井さんが飛びついてきて、2人でワーッと盛り上がって、他の生徒は何を話しているか分からないんです。そのときに、割り込まなきゃダメだよって。

トピックを変えないといけないんですね。

そう。僕が半分以上分からなかった日の翌日は、こんな調子でやられたら、腹が痛くてたまらないわって思ってたんです。そしたら、松井さんの部屋に書籍がならんでいて、僕の得意なITの本だったんで、話を振って。

自分の分野に持っていくんですよね。

そうそう。大人しく聞かなきゃいけない立場だったら聞くけど、やっぱり楽しくやりたきゃ、話題を取らないと。コンテンツを持っていれば、向こうも聞いてくれるから。

けど、留学生みんながそんなレベルまでいってないでしょ。

1人は学生なんですが、オーストラリアに1年間ワーホリしてたので、カジュアルな会話は綺麗なんです。だけど、なかなか難しいよね。

コンテンツがね。

ミツオの知識と足して割ったら丁度良いよねって先生には言われた。

英語が綺麗に喋れても話すことがなかったら、話せないですからね。その授業は松井さん以外できないんじゃないですか?

できないですね。松井さんがお休みの時は、フィリピンの先生とやるんですけど、そうなると、僕がコントロール権を握っちゃうことが多くなって。他の人が入ってきても自分の得意な領域で話せちゃう。松井さんだと、凄いストレスがかかります。その授業の後は、お昼ですね。

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中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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