【後編】バギオの学校比較、JIC、パインス、Monol、HELPの違い!

オーストラリア留学で英語の壁を感じて、フィリピン留学を決めた生徒の体験談。バギオ留学の学校選びでJIC、パインス、Monol(モノール)で悩んだようです。

バギオ留学のJICのグループクラスはネイティブが担当
相澤沙織、29歳女性、期間4ヶ月
前回のインタビュー
【前編】オーストラリアのワーホリ失敗談、1年では英語はマスターできなかった。

バギオ留学の学校比較

もう1回、フィリピンを調べ出して。友達はセブ信者だったんです。で、セブを調べていると、セブは皆遊んでるなと思って。調べてみたら色々なところに学校があって、日本人が少ない学校もいっぱいあって。色々調べていたら留学ラジオに行きついたんです。実はそのとき、2人にメールを送ったんですよ。でも、もう1人の人は返事が冷たかったんです。

僕は冷たくなかったんですか?

中谷さんの方が、ちゃんとした返事が返ってきました。

さっぱりした問い合わせには、さっぱりした返信を送りますよ。

そうなんですか?

メールに真剣さを感じなかったら、それ相応の内容を返してます。あと、個人情報を頑なに開示しないヒトも。冷やかしメールも多いので。

私、ダラダラと、色々書いていたのに、中谷さんはちゃんと返してくれたんです。もう1人の人は、文章量が多いのは好きじゃないみたいで。ホームページにも、メールを送るときの注意点があって、ダラダラ書いても意味がない。箇条書きで簡潔に!みたいに書いてたんです。

凄いね。ダラダラ書くより簡潔にまとめていた方が勿論良いですよ。だけど、大切なのはその人の思いです。分からないから相談してるわけだし、状況を明確に説明できる人のほうが少ないです。そういう人はサポートはいらないし、自分で学校に申し込める。だから、僕は文章の量や完結さよりも、その人のパッションを大切にしています。

そうなんですね。

で、メールかLINEで話したんですよね?

LINEで話して、ヒアリングしてもらいました。

確か、本気で勉強できる学校が良いって言ってたよね?

はい。8週間しかなくて。その後、オーストラリアに帰って、ホテルインターンシップがしたかったんです。その時にお世話になっていた現地のエージェントの方に、「英語は最低でもインターメディエート以上か、IELTSなら5.0以上。」って言われて。なんとしてでも、フィリピンの8週間でそれにパスできる英語力をつけなきゃと思ったので。遊びはいらない、監禁状態で勉強したいって伝えました。

期間も限られているし、次のゴールも決まっている、本気度10。たしか暑いのも苦手って言ってたよね?

はい。そしたら、HELPのマーティンス、セブのEV、セブのC2を紹介してくれました。でも、C2は本気でやるならちょっと違うかなって途中で言われました。

厳しくて泣きそうになるかもしれないけど、頑張れますか?って聞いたかも。

はい。あと、Face to Faceについても詳しく教えてくれました。

Face to Faceはネイティブ講師もいるからね。ただ、日本人ばっかりの環境にネガティブな印象を持ってましたよね?

できれば日本人比率が少ない、グループ授業がある学校がよかったです。あと、自分で授業を決めるのが苦手だからカリキュラムの決まっているところ。それでスパルタ校が良いかなって。

日本資本の学校って、「生徒に合わせてフレキシブル」を売りにしているところが多いんです。でも、超初級者って「何したいの?」って聞かれたら「英語が喋りたい」くらいしか答えられないんです。それで、先生と雑談してるだけになりがちなんです。スパルタだと問答無用でカリキュラムを決められるから、それを望むならアリかなと。

はい。それからはHELPとEVを調べました。調べてたら、バギオが良いかもって思いました。どこのホームページを観ても、真面目に勉強したい人はバギオに来い!みたいな。

真面目に英語を勉強したい人はバギオ留学がオススメ!

バギオの体験談を読むと「真面目に勉強するなら良い」「エアコンいらない」って書いていて。もちろん「雨季は湿気が多い」「雨しか降らない」というネガティブなことも書いてあったんですが、バギオだったら8週間山籠もりができるなって。

それで、中谷さんにまたメールしたんです。「セブのEVか、バギオのHELPで悩んでいます。でも、EVは現実的にお金が払えません」って。

EVはドル払いなので、円安で高くなっていたんですよね。

そうなんです。最後までEVが引っかかってグダグダしていたんですが、中谷さんに、予算が決まってるならバギオにすれば?英語を勉強するには良い場所だよって言われたんです。

バギオよりセブのほうが物価が高いので留学費用は高いです。授業料が安ければ、留学期間を長くできるから、バギオのほうがいいんじゃないかと思った。バギオを選ぶ生徒は山籠もりする覚悟で来てるから、セブと比べると真面目に勉強する生徒が多いし。

それでバギオのHELPマーティンス校にしたんです。

マーティンス校は入学試験があるんです。足切りがTOEIC680。日本人はスカイプ面談で会話力のチェックがある。オーストラリアでワーホリも経験してるから、チャレンジしてみたらって提案して、バギオ留学エージェントのフジタさんを紹介したんですよ。

はい。それでHELPマーティンス校を受けたら…、見事に落ちて…。

1年オーストラリアにいてもHELPは落ちんのや!?って、僕は衝撃を受けました。語学学校に入れなかったら、落ち込みますよね。

そしたら、フジタさんに、HELPのロンロン校どうです?って提案されたんです。

HELPはロンロン校とマーティンス校があって、ロンロン校は初級向けで入学試験がないんですよね。

そうです。で、中谷さんに聞いたら、あまりロンロンはオススメしないって。

僕はその段階では、ロンロン校はまだ見ていなかったので、積極的にオススメしなかったと思います。200人位、韓国人がいて韓国タウンみたいな学校でしょ。大丈夫かなって心配でした。

フジタさんに「なんでHELPを受けようと思ったんですか」って聞かれて。中谷さんに話したことと同じ話をもう一度したんです。そしたら、JICを提案されて。それで、JICも調べて、中谷さんにも聞いたんです。

JICはセミスパルタで自由度が高いので、目的が明確だったら上手く使えるけど、最初に聞いた要望が、学校側にカリキュラムをしっかり用意して欲しい、引っ張って欲しい、だったから、JICは合わないと思う。って答えたと思う。

言われました。

バギオの学校JIC、パインス、Monolを見学

フジタさんがバギオの学校見学プロモをやってたんです。バギオは良い場所だから、来てくれたら絶対好きになってくれるはず、って言ってて。それで、学校見学したんですよね?

はい。学校見学キャンペーンで、JICとパインスとMonolに見学に行きました。1泊2日で学校見学して、体験授業を受けました。パインスは2つの校舎を見に行きました。

なんでJICを選んだの?

パインスは日本人が多すぎる。パインスはHELPと似ていて2つ校舎があって、上級向け校舎(チャピス校舎)はテストに合格しないと入れないんです。一応テストは受けたんですが、簡単に結果は出ないし、大体の子は初級校舎(クイサン校舎)から始めるよって言われたんです。

パインスは誰でも初級者校舎を提案されてますね。なぜだろ。

でも、上級校舎だったら入りたいけど、初級者向けなら、パインスは行きたくないと思って。

なんで?

とにかく生徒が多い。先生は全員ケアできてない。

見学に行っただけで分かるぐらいなんですね。生徒を取りすぎなんでしょうね。パインスはもっと運営に力を入れたらいいのにね。

休み時間になると、皆一斉に出てきて、至るところから日本語が聞こえてくる。日本人同士、コリアン同士でグループを作っていて。ここでは無理だと思って。

Monolは?

Monolは日本人マネジャーがいなかったんです。見学に行ったのが6月末で、丁度スタッフが辞めた後だったらしくて、7月末位に日本人マネジャーが来るかもって言われて。MonolはEOPだったので、凄く気になりました。1カ月もすれば日本人マネジャーが来るらしいから、最初の1カ月位、我慢するか悩みました。

ただ、中谷さんは、日本人マネジャーがいるところが良いって、一貫して言ってたんです。私にはそれがわからなくて。オーストラリアって日本人マネジャーがいなので。

今は日本人マネージャーが大切と思いますか?

はい。日本人マネージャーは大切です。いないところは考えられないです。

カナダやオーストラリアでは、学校は授業を提供する場所なんです。でも、フィリピン留学のサービスは衣食住の全部で、アジアなので全体的なクオリティが低い。だから、英語学習がサポートできて、生活面のフォローもできるスタッフが大切。でも、どの学校もインターンばかりで、まともなスタッフがあんまりいないんですけどね。

今はJICにトモさんがいて、本当に良かったと思います。中谷さんがあれ程「日本人マネジャーがいたほうが良い!!」って仰ってなかったら、私はMonolを選んでいたかもしれません。Monolはご飯が凄く良いし、設備がもの凄く綺麗だし、EOPだし。住込みの先生もいるので、ご飯を食べている時もEOPのチェックを細かくしてるし。良いと思ったんですが、「でも中谷さんがあれだけ日本人がいないところは止めろ。」って言ってたしなって。

生徒の性格にもよりますけどね。日本人スタッフが決め手でJICにしたんですか?セミスパルタなのに。

EOPに最後まで心惹かれていたんですが、日本人スタッフは最初にいて欲しかったので、1ヵ月後に来ても意味がないなと思って。日本語ができるコリアンがいるから大丈夫だよ、って言われて。韓国人が作ったパンフレットを見たんですが、所々、間違っていて。大丈夫かなと思って…。

よくある。言語じゃなくて日本人の気持ちが分かるかが重要。

はい。スタッフが日本の文化を知っていたり、日本で育ったとかなら良いんですよ。

日本で働いていた韓国人は、日本人の気持ちが分かるんですよ。そういうスタッフだったら良いと思います。

ただ、これから来る予定の人なので、どれくらい日本人のことを分かっているか、分からなかったんです。

JICの見学の時は、日本人スタッフのトモさんと話したんですね。

はい。JICに来たら、生徒が30人位しかいなくて少なかったんです。丁度、団体が抜けた後で。日本人マネジャーがいて、日本人が少人数の学校に行きたかったので、ここだ!と思って。ただ、カリキュラムが少し引っかかってました。ケンさんの話を聞いてると、もの凄く緩いのが分かったので。土日は100%出掛けるよって。勉強をする子はしてるけど、ほとんどいないかなって。

インターンのケンさんって、そのとき既にスタッフだったんですか?

ケンさんは4月からいました。皆、真面目に勉強している雰囲気はなくて。かといって、生徒同士の交流もあまりない。休み時間は部屋に籠るか、携帯をいじってるかで。パインスは休み時間に交流してて、Monolも生徒同士で喋ってて、どこもコミュニケーションをしていたんです。でも、ケンさんは、JICはないねって。

JICってそんな感じなんだ。当時がそうだったのかな。

正直、本当に英語が伸びるのかなって思いました。でも、日本人が少ない、日本人マネジャーがいる。ネイティブ講師がいる。あとフジタさんが凄くJICをオススメするんです。

フジタさんはJICをオススメしますねえ。

JICのオフィスで仕事してましたもんね。中谷さんは日本人スタッフがいた方が良いって言うし。ただ、もの凄く緩いのが気になって…。

だけど、見学した学校の中では、JICが一番良かったんですか。

そうですね。単語テストがあるってサイトに書いてあったんですが、見学のときに聞いたら、単語テストはやってないって言われました。でも、自分の意思さえあればなんとかなるって思ったのと、トモさんとケンさんが凄く良い人だったんで、JICにしました。

バギオのJIC

それで、JICに来た。どうでしたか?

最初ヘッドティーチャーと面談して、どのグループ授業を取りたいか伝えました。で、文法、ライティング、リーディングの筆記テストを受けて、それでヘッドティーチャーが時間割を作るんです。

その試験でのレベルはどう判定されたんですか?

インターメディエット。JICはレベル分けが凄く細かい。それも選んだ理由の1つです。私が行っていたオーストラリアの学校は、レベルが5段階しかなかったんですが、JICは7段階なんです。それで、ヘッドティーチャーが時間割を決めてくれて、先生のところに行って自己紹介をしたら「何の勉強をする?」って聞かれて。衝撃を受けました…。

ヘッドティーチャーが授業を決めてくれると思っていたんです。それか日本人スタッフと面談して決めるのかと思ったら、いきなり先生の部屋に放り込まれて。

学校にカリキュラム決めて欲しいのに…。でも、具体的な目的があるじゃないですか。英語圏で働くって目的が。

でも、そのために何が必要なのか分からなくて説明できないんです。ヘッドティーチャーにも「日本人はアクセントがとにかく酷い」って言われました。でも、その時は発音を直した方が良いって考えはなかったので。先生に「何が得意で何が苦手か分からない。どうしたら良い?」って聞いたら、「あなたが何をやりたいか言ってくれないと、私は授業ができない」って言われて。

そんな感じなんや。ヒドいね。カリキュラムは学校がガイドして欲しいよね。授業を生徒任せにする学校は、良くないと思う。

でも、JICも、そうです…。

だからJICは初級者向きじゃないんですよ。中級になってくると自分の弱点も分かってるから大丈夫なんだけど。残念ながら、JICに限らずフィリピンの半分以上の学校は、そんな感じ。でも、英語に向き合ってる学校は、カリキュラム提案してくれるよ。顧客満足度のため、客の要望を聞くのと、生徒任せにするのは別だからね。

先生も得意分野があるだろうと思ったので、先生に「何が得意?」って聞いたんですが「JICは、生徒が学びたいをやる授業スタイルだから、とにかく決めて欲しい」って言われて。先生にオーストラリアでの経験を話して、バイト先で凄く辛かったけど、またオーストラリアに帰ってインターンシップしたいから、その英語力が必要って説明して。そしたら、ディクテーションやってみる?って言われて、やってみましたが「何か違うな」って思って。

なんで?

結局、何回聞いても聞き取れないものは、聞き取れないんです。聞き取れないのをどうやったら聞き取れるか分からないんです。先生が言っていること、やってくれようとしてることは分かる。先生は経験豊富なんで、たぶん先生がやっていることは間違いではない。でも、しっくりこない。

バギオのJICの授業

それで、トモさんに相談しました。トモさんは話が長いので、話すと終わらないので有名なんです。相談したら、夜10時前位から3時位まで話してました。

長いですね(笑)。勉強の仕方の相談をしたんですよね?

色々教えてくれました。トモさんはJICの生徒だったので、先生のことも知っていて。色々と教えてくれました。金曜日だったので、翌週の月曜日に自分で先生に話して、やり方を変えてみて、今に至ります。

それで改善されたんですか?

ちょっと改善されて。他の生徒にもどんなテキストを使ってるのか聞くようになって。今、マンツーマンの先生が2人いるんですが、1人の先生は満足だったんです。ただ、単語がないなと思っていて、ケンさんに相談したんです。そしたら、JICの単語のテキストをオススメしてくれて、それをやるようになりました。

バギオ留学で評判のJICの集合写真

この先生は凄く柔軟で、私のやりたいことに合わせて準備してくれて。今は単語をメインで、ピクチャーでスクリプションの勉強をしたいって言うと、新聞を持ってきてくれたり、イディオムやりたいって言うと、印刷して持ってきてくれたり。気になる文法があるって言うと、1日それに割いてくれたり。

柔軟に対応してくれるんですね

テキストを主軸に、柔軟に対応してくれる。

さっきもTEDを印刷してましたね。TEDを自分で読みこんで、先生の前で話して、どこまで聞き取ってくれるか。事前にサマリーを作って、文法チェックしてもらうんですよね。いい勉強方法だと思います。カリキュラムは学校に決めて欲しかったけど、結果的にフレキシブルに使ってるんですね。

はい。今、発音の授業を取っているんです。これまではマンツーマンの先生は、私の発音が酷くても放ってた。訂正してくれても「違う!」程度だったんですが、もう発音を3カ月取っているのを先生も知っているので、チェックがもの凄く厳しくなってるんです。

単語をやってても、発音したときに「舌の位置が違うでしょ!発音記号を使って説明しなさい!」って言われるし。TEDをやってくれている先生も、リーディングの時に「発音が違う!」って。全部の先生が発音をチェックしてくれていて。全部の授業がリンクしてるんです。

予定より長くなったんですね。勉強に行き詰った時に、日本人スタッフがいたら相談できるからいいですよね。経験豊富な人がアドバイスくれると軌道修正できるし。

はい。単語の先生は満足なんですが、もう1人の先生はダレてきて。この先生は凄く人気なので、もったいない授業の受け方をしているなと感じていて。でも、自分から先生に、こういうことがしたいって言えなくて。

主張できない性格なんですか?

申し訳ない気がする。でも、トモさんに相談して「言っても良い」って思えるようになりましたね。

駄目って言う人いないでしょ

ラングリッジの勉強方法が気になっていて、途中までやっているんですが、行き詰まったんです。そういう時に、トモさんは話を聞いてくれるしアドバイスをくれる。知っている情報は全部くれるんですけど、自分のやり方を押し付けるわけではないんです。

とりあえずやってみれば良いんだよ。最終的に無駄なことなんかない。今は早かったとしても、最終的に繋がってくる。って。私は周りの人に言われると、気になってしまうタイプなので、トモさんに相談できてよかったです。

そんなキャラなんや。やっていることは全然、繊細な感じがしませんが。

日本人に言われると気になっちゃう。発音を3カ月目取ろうとした時に、周りから「発音を3カ月取っても意味ないじゃん」って言われて。そう言われると意味ないのかなって思っちゃう。その時も、トモさんに相談したら、「最初は分からなかった発音が2カ月目で分かるようになってきて、もっとやりたいと思っているんだから、やればいいじゃん」って言われて。

友達に勉強方法を聞くのは、僕はあまり意味がないと思ってます。その人の成功体験でしかないので。たくさんの生徒を見てる先生やスタッフに聞いたほうがいい。勉強方法は生徒のレベルや目的によって全然違うから。そんなに周りの意見に振り回されなくて良いと思いますね。

人によっては1回で理解できるかもしれないけど、私は時間がかかるタイプなんだ、って分かって。トモさんの一言で、凄く楽になりました。

良かったですね。トモさんはスタッフだから対応できるけど、インターンだったら対応できないですよ。頼りになるスタッフがいたのは、本当に良かったですね。

はい。

悩みながら勉強していたんですね。JICに決めたって聞いた時、「最初と言っていることから変わってるけど大丈夫かな?」って思ったんです。それでメールしたら、「モヤモヤしてる」って返ってきて。心配だったんですよ。

あのときは、本当にモヤモヤしていました。

その後、自分に合った勉強方法が見つかって、頑張ってきているわけですね。英語の手ごたえはどうなんですか?

でも、伸びているのかは分からないんですよ…。

僕もそうですが、英語って成長しているのか分からない。久しぶりに誰かに会った時に、前より喋れてる!って言われて気づく。言われないと分からない。

そうなんですね。

ちなみにJICって門限とかのルールも緩いんですよね?

門限はあるけど、ないに等しいですね。

韓国の学校は厳しいイメージだけど、JICは自由な雰囲気。

自由ですね。授業が雑談で終わる生徒もいますし。勉強したくないって言って、喋るだけで終わる生徒もいるらしいし、ガッツリやる人もいます。先生は1週間毎に自由に変えられます。自分で指定してこの先生のここに入れてくれって決められるんです。

オーストラリアとフィリピン留学の比較

オーストラリアとフィリピンの勉強の違いは?

オーストラリアの学校では、一番下のクラスだったので、過去形、現在形とか基礎的な文法の勉強だったんです。フィリピンでは、発音が学べたことが一番大きかったです。

オーストラリアの下のクラスと上のクラスでは、レベルが全然違うので。フィリピンで下地を作って、オーストラリアで上のクラスに入られるなら良いと思います。でも、フィリピンで下地を作っても、オーストラリアで下のクラスに入るんだったら、あまり意味ない。

フィリピン留学で頑張っても、オーストラリアで上のクラスに入るのは難しい?

先生の使い方次第だと思います。

今は上手く使えてるんですか?

上手く先生を使うのに2カ月半かかりました。今は、3人の先生の授業を上手く使えてて、相乗効果がある。バラバラじゃなくて、全部がリンクしている授業ができているので、凄く充実しています。

フィリピンを終えて海外に行く人もいますが、私のように海外からフィリピンへ来る出戻りの人も多いです。でも、最初にオーストラリアに行ったことは後悔していないです。オーストラリアで揉まれて、悩んで、身に付けた基礎があったからこそ、今できている。名前しか言えないあの状況で「何の授業やりたい?」って聞かれたら、私は無理だったと思う。

留学の注意点

周りにフィリピン留学を相談されたら、どのようなアドバイスをしますか?

行くか、行かないかで悩んでいたら、とりあえず行け!

行く際に注意することは?

ある程度の英語の下地を作っておくこと。行く学校にもよるのかもしれません。フィリピンに限らず、先生は英語で授業をするので、授業が理解できなかったらついていけないです。単語、基礎的な文法をやる。

フィリピンのバギオの街並み

JICにはどんな人が合うと思いますか?

JICのこのキャンパスに関して言えば、英語の基礎がある人。超初級者じゃない人。少なくとも自分の意思を伝えられる人じゃないと厳しいと思います。

雰囲気がよく分かりました。楽しくやっていて良かったです。残り1カ月、頑張って勉強してください。

(2015年9月13日(日)バギオのJICにて)

編集後記

オーストラリアやカナダ留学後に、フィリピンに来る生徒が本当に多いです。最初からフィリピンに来てたらよかったと後悔してます。英語初級にはフィリピンのマンツーマンのほうが効果的。ただ、ネイティブ国で英語が通じなくてツライ体験はすごいモチベーションになる。悔しいから頑張る。フィリピンにはそういうのがない。楽しすぎる。それがフィリピンのデメリットです。

バギオのJICは自分の英語力が分かってて、目的もはっきりしてて、自分でカリキュラムを作れる中級以上にオススメです。学校選びは慎重に。

体験談に出てくる学校

JIC Baguio (バギオ)

英会話中級がセミスパルタで勉強したい時にオススメ!

Monol (バギオ)

復習重視で授業に連動性があるバギオのスパルタ校!

パインス クイサン校 (バギオ)

バギオの老舗韓国人経営の語学学校

パインス チャピス校 (バギオ)

入学試験がある中上級者向けの語学学校

JIC Baguioに関連する体験談
トラブル体験談

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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