フィリピンという国の文化がわかる映画や本を紹介します。フィリピン人の雰囲気も分かります。僕は海外に行くときに、その国のことを勉強してから行きます。すると、国の見え方も違って面白いのです。
フィリピンに関するエンタメコンテンツはそんなに多くないので、その中でオススメのものです。
映画 ブランカとギター弾き
フィリピンを舞台にした2017年の映画です。舞台はフィリピン、監督は日本人。スラムに住むストリートチルドレンの話
親がいなくて愛情に飢えた少女ブランカ。テレビを見てたら、路上の孤児を引き取った女性がうつっていた。その女性が美人だったので、「いい女だ、金がありゃ、買いたい」と横のおっさんが言う。それを聞いたブランカは、お母さんを買うためにお金を盗みはじめる。
あるとき、ブランカは盲目のギター弾きピーターに出会う。目が見えないピーターと親がいないブランカは仲良くなり、素朴な疑問を投げかける。
「大人は子供を買えるのに、子供は大人を買えないの?」
わずか77分の映画。カトリック国のフィリピン。金があればタカられて、金がなければ恵まれる。盗ることは生きるための手段。仲間にはやさしい。「ブランカとギター弾き」はそんなフィリピンをやさしく伝えてくれる。
フィリピンパブ嬢の社会学
大学の研究テーマをフィリピンパブにした大学生。フィリピンパブを研究するうちに、フィリピンで働く女の子と付き合うようになった。そんな筆者(中島弘象)の恋愛体験談
社会学と書いてますが、フィリピン人女性との恋愛物語です。同じようなテーマの本はいっぱいあるけど、オッサン視点が多い。この本は、大学生の視点なのでピュア。それが目新しい。
2023年映画になります。
日本とフィリピンの大東亜戦争

日本とフィリピンの歴史に関する電子書籍。俺セブのライターだったドン山本さんの書籍。サクッと読めるボリュームで6冊販売されています。
バタス 刑務所の掟
フィリピンで逮捕された大沢努という男のノンフィクション本です。拷問、死刑判決、抗争、腐敗、殺人、覚醒剤、買春…。フィリピンのリアルが目白押し!表紙からして怖い!もう日本人に見えない。
2万人が収容されるフィリピン最大のモンテンルパ刑務所での地獄の日々が書かれています。モンテンルパ刑務所に見学に行きましたが、マジで怖い!
日本を捨てた男たち フィリピンに生きる「困窮邦人」
海外でホームレスになる日本人が増えている。困窮生活を送る日本人男性、その数は何百人。それが困窮邦人。
日本を捨てたのか?捨てられたのか?本人に問題があるのか?それとも、日本に問題があるのか?そんな疑問からスタートした水谷 竹秀さんの取材レポートです。
月光の奪還
フィリピンを舞台にしたアメリカと日本の太平洋戦争を描いた小説。戦場に行くことになった冴えない五十代男性が主人公。なぜか指揮官になってしまい、寄せ集め21人の兵士と、圧倒的な兵力のアメリカに立ち向かう。
作者は、太平洋戦争を経験した方々の代弁者として戦争を伝えたいと思って執筆されたそうです。戦争がテーマだけど、そんなに重くないし、笑いもあり、いい話でした。終わり方もよかった。昔の日本人を感じさせる。
フィリピン・フール
マニラの若いフィリピン人女性に一目惚れをした著者の実体験に基づく長篇小説。フィリピン人女性にハマっていく日本人男性の典型的なパターンが描かれている。この主人公のような日本人をたくさん見ました。面白いです。
ザ・フィリピンパブ
フィリピンに関するコンテンツはほとんど目を通したと思います。その中で、オススメのコンテンツです。興味ありそうなものがあれば是非読んでみてください。オススメの本や映画があったら教えてください!