日本とフィリピンの大東亜戦争、全6冊。日本とフィリピンの歴史本だけど、いろんな国のことが学べます。俺セブのライターだったドン山本さんが書いた電子書籍です。

サクッと読めるボリュームで6冊販売されています。100円の電子書籍なので、フィリピンに行く前に買って、飛行機の中で読んでます。あと3冊読んでないけど、どれを読んだか忘れてしまうので、自分メモです。世界史を知らないので、勉強になります。
目次
二つの世界地図は何を語るか – 日本とフィリピンの大東亜戦争
このシリーズの序章です。キンドルで読んでいたら、75%で終わって、残りは参考文献だったのは笑った。本シリーズの立ち位置を説明していて、大切なんだけど、内容は薄い(笑)。正直、読み終わったとき、え、これで終わり?と思った。
大東亜戦争前と後の地図があります。歴史認識に正しいも間違いもない。何事も立場によって見え方が違うのは自然なこと。AさんとBさんが喧嘩したら、それぞれに言い分がある。いま起きた喧嘩でも言い分が食い違うでしょう。何年も前のことで当事者は誰もいないんだから解釈が食い違うのは当たり前。それを正しい正しくないと、言い分を押し付け合うのがナンセンス。双方の意見を聞いて、自分の意見を持ちましょう。とある慰霊祭がキッカケでこのシリーズが始まったそうだ。その慰霊祭が気になります。
コロンブスの「発見」に始まる白人の殺りくと略奪
白人は新大陸を見つけると、十字架を立てて、「はい、ここは俺らの領地!」と名乗り、キリスト教を布教して、植民地化して、資源の搾取していった。コロンブスは奴隷商人。ホンジュラスでは擬似裁判で死刑判決。西洋はアジアから搾取して発展した。具体的には、資源の転売、人身売買。
植民地化の大義名分はキリスト教。その後、科学的に植民地化を正当化していった。それは、白人以外は別人種だから、白人が仕方なく管理してあげないとダメなのだという考え(だそうです)。
カトリックでは、人間は平等だけど、白人は人間で、白人以外は人間ではなくて動物としてとらえている(らしい)。そういう発想はなかったので、白人と話す機会があれば聞いてみる。
日本はなぜ植民地化を免れたのか?
日本が植民地にならなかったのはなぜか?日本は欧米に占領されなかった理由は2つ。日本は強かった。そして、秀吉と家康がキリスト教を追い出したから。そんな内容でした。
欧米列強のアジア侵略
大航海時代は香辛料がめちゃ高く売れた。だから、西洋人はアジアを開拓して香辛料(スパイス)を探した。せどりです。コショウは金と同じ価値だったそうです。だから、貿易独占できれば莫大な富を得られた。あと、昔は、匂いで病気が広がると思っていたので、匂いを消す香辛料は万能の薬と信じられていた(そうです)。
あと、他民族による分割統治。植民地化した地域に異民族を移住させて、先住民族を支配させる。それがイギリスのお家芸。賢い人は利権のために自分の手を汚さず争いを作ることもある…。
歴史は立場によって見え方が変わる。なにが正しいかはわからない。ただ、いろんな視点を知りたい。最近は博物館には絶対行くし、暇さえあれば歴史的記念碑にも行ってます。歴史は面白い。
フィリピンの学校で使っている歴史の教科書も読んでみようと思います。韓国の歴史の教科書も読んでみたい。
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