50代から見たフィリピン留学の注意点!2カ月本気のセブ留学で感じたこと!

セブ留学を経験した社会人にフィリピン留学の注意点を教えてもらいました。

セブ留学の注意点 ニルスのトイレ

匿名、男性、期間2カ月

50代から見たフィリピン留学の注意点

セブのニルスに留学してました。2ヶ月間です。2019年の1月末から3月末まで行ってました。

どういう経緯でセブ留学されたんですか?

30年間広告業界で働いたんですが、辞めて起業することにしたんです。それで、去年末でサラリーマン生活を終えたので、リスタートまでの期間を利用して留学することにしたんです。英語ができなくても仕事は大丈夫なんですが、英語が喋れないことにずっとコンプレックスがあったんです。

仕事で英語を使うシーンがあったんですか?

ありました。外資のクライアントを担当することがあったんです。マーケティングの担当者は日本人なんですけど、たまに本国からお偉いさんが来ると、会議はほぼ英語なんです。だけど、何を言っているか分からない。言いたいことが言えない。それがストレスだったんです。

英語が喋れる若手を通訳的に連れて行ったり。一緒に仕事をしている若い人が喋れたりするので、仕事上は問題はないんです。ただ、若い人が、ちゃんと言って良いことを言っているんだろうか、って不安に思っちゃうんです。雑談なので、大した話はしていないはずなんですけど。そういう場面が何度かあって。英語ができないと気持ち悪いなぁと思っていたんです。

今後もそういうシーンがあるかもしれないんですか?

そうですね。独立しても海外のクライアントとやりとりする可能性はあります。だから、時間があるから留学してみようかって感じでした。

英語を勉強しようと思ったときにフィリピンに行こうと思ったんですか?

そうですね。周りに留学経験者はいないですが、フィリピンは英語の質も良いし、比較的安いという情報がいろんなところから入ってきてました。あと、海が好きなんです(笑)。セブ島には2回旅行で行ったことがあって、フィリピンの雰囲気は分かっていたから、フィリピンが良いんじゃないかと思ってました。

どうやって学校を探したんですか?

ネットで探しました。条件は、セブで、一人部屋で、授業がマンツーマンでした。名前を忘れたんですけど、最初は別の学校に興味を持って、その学校に連絡したんです。でも、僕が行きたい期間は部屋がいっぱいだったんです。

ネットで探していたら、ニルスの情報がたくさん出てきて、広告費をしっかり使えるぐらい儲かっているんだな、って思ったんです。自分は広告屋なので、そういう裏も考えてしまいました…。

あと、たぶん広告だったと思うんですけど、どこかのページに、「フィリピン政府公認の学校が2校があって、そのうちの1校がニルスです。」って書いていたんです。決め手はそれでした。政府公認の学校なら間違いないだろうと思いました。

8コマ授業は多い、セブで授業を減らしても返金はない

フィリピン留学はイメージ通りでしたか?

最初は授業8コマにしていたんですけど、8コマは多かった…。3、4日でもう限界。授業の後半は疲れちゃって、頭に入ってこない。授業が終わったら力尽きて(笑)、予習、復習ができなかったんです。

それで、授業を7コマに減らして。午前4コマ、午後3コマにしました。で、結局、もう1コマ減らして、午前3コマ、午後3コマにしました。そしたら良い感じになりました。自分は6コマが一番良かったです。

ニルスのニューキャンパスの1人部屋

どんな一日なんですか?

朝6時ぐらいに起きて、朝食を食べて、6時半ぐらいから授業までは予習して。9時から12時まで3コマ授業、それから14時まで休憩です。昼食後にちょっと予習して。14時から17時まで3コマ授業。授業後は、外食するか、部屋に戻って予習復習するか。そんな毎日でしたね。

夜も朝も勉強していたんですね。

そうですね。1日10時間以上勉強してました。ただ、やる気はあっても、授業8コマは多かった(笑)。授業の後半は疲れちゃってるから、頭に入ってないし…。授業後に予習復習をする頭の体力がなくなっちゃってるんですよ。ある程度のボキャブラリーがないとスピーキングはできないから、暗記しないといけないけど、できない…。授業が多ければいいわけじゃないですね。現地で授業を減らしても返金はないから、コマ数は慎重に決めたほうがいいです。

授業もいろいろ変えたんですよ。最初、8コマの時は、発音2コマ、単語2コマ、スピーキング2、3コマとかバランスよく取っていたんですけど、途中で全部スピーキングに変えたんです。

でも、朝から晩までずっとスピーキングをやってると疲れるんです。だから、最後の1ヶ月は、スピーキング4コマ、リスニング1コマ、カランメソッド1コマに変えました。いろいろやった結果、これが一番良かったです。

スピーキングはどんな授業なんですか?

テキストがあって、宗教とか交通事故とかトピックがあるので、そのトピックについて書かれている文章を読んで、質問されて、どう思うかを自分なりに回答していくんです。それで、文法チェックをしてもらって、その後、僕が先生の意見を聞くんです。そこで会話が生まれる。そんな授業でした。

リスニングの授業は音源を使うんですか?

はい。音源を聞いてディクテーションします。カランメソッドもいい勉強方法だと思いました。ただ、喋る機会はスピーキングの授業のほうが多かったです。平日は勉強して、土日にリフレッシュという感じでした。

生徒層はさまざま、ニルスはGTPに力を入れている

他の生徒はどんな感じなんですか?

結構日本人との接点を絶っていたので、あんまり他の生徒とは喋ってないんですよね。

ニルスって若い人が多くて、楽しい留学のイメージなんですけど、どうでしたか?

食堂で会うのは真面目な人が多かったですよ。全体的に若い人が多いですが、40代とか50代もいて、そういう方は会社を1、2週間休んで短期で集中的に勉強していました。1日8コマから10コマ受けていて、土日もやっていました。

ニルスはドアを開けて授業をするから、授業が聞こえてくるんです。17時で授業が終わってリラックスしていたら、隣からまだカランメソッドの声が聞こえてきたり、晩ご飯を食べ終わって、19時を過ぎても、まだやっている生徒もいました。

生徒は何人ぐらいですか?

僕がいた時は少なくて、20人ぐらい。多い時で60人ぐらい。

年配の方はどれぐらいいらっしゃるんですか?

10人弱です。あとはGTP(Global Teacher Program)の学生ですね。これから小学校の先生になろうとする教育学部の人たちが日本の各大学から来ていました。ニルスはこのGTPに力を入れてますね。

GTPの若者との交流はあるんですか?

僕はほとんどなかったです。食堂で同じテーブルになった時にちょっと話すくらい。GTPの生徒は行動パターンが全く違うので、あまり接点はなかったです。セブでは、数人の生徒とたまにメシに行くぐらいで、一人行動が多かったです。

先生によって授業やヤル気に差がある

先生はどうでしたか?

先生によって熱量が全然違いました。熱量がない先生はすぐに変えてもらいました。

熱量がないというのは?

まあ、主観になりますけど、アクビが多いとか。でも、僕も疲れてるときがあるので、アクビだけでヤル気がないとは思わないですけど、なんとなく感じるものがありますよね。あと、英語が聞き取りづらいとか、やっぱり相性の問題はありますね。先生によってかなり差があると感じました。

同じスピーキングの授業でも、先生によって、教え方が全然違うんです。いい先生は、僕の英語の問題点を理解した上で授業を進めてくれるんですが、こっちのことを無視してすっと喋ってる先生もいます。

説明不足の先生もいました。僕が答えた時に、「いや、そうは言わない。」で終わるんです。「あなたの言っていることは文法的には正しいけど、こういう言い方が一般的だよ。」ってちゃんと説明して欲しいわけです。でも、「それはダメだ、こう返すんだ。」って言うだけで、理由を説明をしてくれないんです。

「ちょっと待って。まずは僕の文章をチェックしてください。」ってお願いすると、「文法的には間違いはないけど。」って説明してくれるんですけど。そのやりとりをストレスなくやってくれる先生と、言ってもやってくれない先生がいました。

たぶん微妙な違いを説明できないんでしょうね。経験が浅い先生は決められた枠の中でしか教えられないですね。

文法に疑問が残る先生がいる

あとは文法ですね…。明らかに文法が間違っている先生がいます。僕は一応、大学受験しているし。グーグル先生もいるし。授業前の自習で文法も調べているんです。だけど、先生によっては、「文法が間違っている。」って言うわけです。明らかに文法知識がない…。

文法力がない先生は一定数います。普通に勉強してきた日本人は、フィリピン人の文法間違いが気になることがあります。フィリピン人はみんな英語が喋れますが、ちゃんと勉強していない先生は文法が弱いです。そして、間違っていても認めない(笑)。

そう、ひかないんですよ(笑)。

そうすると先生に対する信頼が失われていくんです。フィリピンあるあるですね。

そうなんです。明らかな文法間違えがあると、この先生は変えたいと思いますね。先生の見極めは必要です。先生を変えながら試行錯誤して、1ヶ月ぐらいで最強布陣が作れました。あの布陣が作れていなかったらもっとストレスがあったと思います。

でも、途中でGTPにやられました…。学校がGTPに力を入れてるから、GTPが始まると、いいに生徒はGTP担当になるんです…。

GTPの生徒が優先されるんですね。

はい。アドミニのフィリピン人と英語で交渉したんですが、GTPが終わるまではどうにもならなくて。終わってから先生を戻してもらいました。それで、やっと自分の好きな布陣になったんです。

みんなは交渉しているんですか?

してないですね…。

授業の相談は日本人スタッフではなくて、フィリピン人とするんですか?

最初は日本人スタッフに相談してたんですが、スムーズにいかなくて、途中からフィリピン人に直接言ってました。そのほうがスムーズでした。

しっかり主張しないと残りものの先生になってしまう可能性があることを理解していたほうがいいですね。

本当にそうですね。

日本人を避けて多国籍環境の学校に行く人がいますけど。韓国人や中国人はすごく要求するので、何も要求しない日本人は残りものの先生になることがあります。海外ではちゃんと主張しないとダメです。

ご飯はおいしくても、2カ月もいると飽きる

ニルスは校舎が2つありますよね?

はい。ニューキャンパスとクラシックの2つがありますが、僕はニューキャンパスです。授業は完全個室でした。

セブのニルスのニューキャンパス

食事は?

味はちゃんとしてましたよ。不味くはなかったです。でも、飽きるので、夜は結構外食してました(笑)。

日本でも同じ定食屋に毎日行ったら飽きますからね。

セブのニルスのニューキャンパスの食事、長期は飽きる

そうですね。噂では昔はすごく不味かったらしいけど、改善されたみたいです。普通に食べられます。ただ、飽きる(笑)。

運営体制が問題、突然の休日、連絡もない

トラブルありました?

いきなり学校が休みになるんです。事前連絡なく…。伝達が徹底されてなくて、休日を知っている人と知らない人がいるんです。

これはよくある問題なんですが…。実際、フィリピンは休日が急に決まるんですよ…。

でも、学校は1、2週間前に分かっていたみたいなんです。だけど、僕らが聞いたのは直前だったんです。ニルスの日本人インターンの伝達不備みたいです。

よくある話です…。インターンって正社員が管理するものなのに、フィリピンではインターンに丸投げしている学校が多いんです。さらにインターンは3ヶ月から半年ごとに変わっていくし、引継ぎも満足にできてないことが多いです。ニルスの学校現場はインターンが多いので、タイミングが悪いと情報伝達ミスは普通にありそうですね。

休日の伝達不備は2ヶ月の間に2回ありました…。

残念(笑)。大人からするとちゃんとしろってなりますよね。

2回目の休日のあと、食堂に休日にお知らせが掲示されていたんです。もしかしたら、1回目のときも張り紙はあって、僕が気付いてなかっただけかもしれないんですが。「フィリピンは急に休日が発生するから、食堂の掲示板を見ていてください。」って周知することでかなり改善されると思うんです。運営面に問題が多くて、日系の学校なんだからもうちょっとちゃんとやってほしいと思いました。でも、ニルスに限ったことではないのかもですね。

残念ながらそうなんです。現場現場がインターンだけの学校では小さな問題がよく起きます…。学校選びのときに、学校の現場体制が評価されるようになってほしいです。

途中帰国する生徒もいる

合わない人もいたんですよね?

はい…。途中で帰っちゃった人もいました。可哀そうだった…。

途中で帰っちゃう人は多いんですか?

僕が知っているのは一人だけです。

原因は何だったんですか?

聞いた話なので、詳しくは分からないけど、その生徒は英語の知識は結構あったみたいなんです。僕よりも全然あったと思います。入学試験もよかったみたいなんです。でも、あまり喋れなくて。それで授業中に喋れないと、先生がよく舌打ちをしていたみたいで…。

そうなんですね…。先生に悪気があったのかは分からないけど、舌打ちされると生徒にとってはかなりストレスですね…。

癖で舌打ちするフィリピンの先生はいるんです。でも、そういう可愛い舌打ちじゃなかったみたいです。その先生は変えたらしいんですが、状況は変わらなかったみたいです。先生運がなかったのかな…。

最初は普通にやっていたけど、明らかに後半は疲れていたし、最後は2週間ぐらいずっと欠席で、食堂にも来なくなってた。それで帰ってしまったんです。喋れないから自分に対するストレスもあったんだと思う。

あんまり勉強しなくても適当にしゃべれる人がいるんです。その一方で、本気で勉強してるのに、全然言葉が出ないと、他の生徒と比較して落ち込んでしまうこともあります。そんな生徒も何人も見てきました。真面目な方にありがちです。

真面目なんだと思います。食堂でしか話していないですけど、面白くて元気な方でした。日本語で話す時はムチャクチャ面白くて、人を笑かす感じで。

明るい方なんですね…、口数少なくってシャイな方かと勝手に思っていました。他人事じゃないですね。誰にも起きる可能性がありますね。

期待値が高かったので、留学の成果には満足してない

留学の成果はどうですか?

2ヶ月ですべて解決しようとは思ってはいなかったけど、大学受験はしてるから、最低限の知識はあるし。朝から晩までマンツーマンで2ヶ月間やれば、それなりにスムーズな会話ができるようになるんじゃないかと期待はしてました。

期待通りにはいかなかったんですか?

満足はしていないです。聞き慣れてきたし、時間をかければ、言いたいことも文章で話せるようにはなったんですけど。もっと成長すると思っていました。期待値が高かったですね(笑)。

授業中に、確認のために、バーッと英作文をホワイトボードに書くことが多かったんです。で、言われたのは、「すぐに英作文できるから文法知識は十分ある。ただ、流暢にそれを言葉にして伝える能力が足りない。」って。それは自分でも実感しているんです。でも、成長はしてますよ。

昔、外資系の会社で、英語会議に入っていけなかったって言ってましたけど、今なら入れますか?

言っていることは分かるでしょうね。ただ、会議で話すには、業界用語も覚えないといけないですね。今回はビジネス英語は一切やってないので。そこの心配はあります。ただ、外人慣れはしました。まぁ間違えても問題ないわ、って気持ちになれました。怖さがとれたのはデカい。

日本人はメンタル弱いし。間違えることを極度に恐れているから。そのマインドが変わるだけでも大きいですね。

そこが一番デカかったです。これから英語学習を趣味として続けていくいいキッカケになりました。いまもセブで取ったメモを見たり、スマホアプリを聴いています。

留学前に文法は終わらせるべき

フィリピン留学を相談されたら、どうアドバイスをしますか?

否定はしないですね。気を付けないといけないことはありますけど、基本的にオススメです。でも、上手く利用する気持ちがないと難しい。

僕は得るものがありました。良い先生もいっぱいいたし。自分次第。同世代(50代)でもセブには興味をもっていて、まわりからも聞かれます。ただ、みんな仕事で行けない(苦笑)。

普通に働いていたら行けないですよね。短期の1、2週間でも行くべきだと思いますか?

いや、1週間は短すぎると思います。2週間がギリギリですね。特にビギナーは短期はやめたほうがいい。最低、1、2ヶ月。できれば3ヶ月以上。僕は2カ月でしたが、ちょうどのってきた時に「はい、終わり。」みたい感じでした。

モチベーション落ちることはなかったですか?

なかったですね。最初の1ヶ月はいろいろ試行錯誤したけど、最後の1ヶ月は充実していました。

留学前にやっていた方が良いことはありますか?

最低限の文法ですね。中学の英文法や英単語をおさらいしていたほうがいい。事前学習してないとかなり時間が無駄になります。フィリピンに行ったら英語を話す時間にしたほうがいいので、日本でできる文法とか単語は終わらせておくべきだと思います。

参考になると思います。ありがとうございました。

(2019年4月1日(月) 東京にて)

編集後記

大人から見たフィリピン留学として、非常に参考になると思います。注意点を意識して上手に使ってください!

今後もリアルな口コミを掲載していきます。参考になったら共有してくれると嬉しいです。

体験談に出てくる学校

NILS (セブ島)

サポートに力を入れた平均的な日本人経営の学校!

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クリエイター(ノマド)。2012年にフィリピン留学を体験。その後、サイトを作ると学校から呼ばれるようになる。体験した学校は101校。年間半分以上は海外で、イギリス、カナダ、マレーシアでは英語授業も体験。元コンサルタントで、本気の方には留学相談やエージェントもやってます。著書:英語は「フィリピン」で学べ!
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