フィリピン留学の悩み!人間関係に疲れる、同じ生活に飽きる、自分の空間がないのがきつい

フィリピン留学での悩みを聞いてみました。日本に閉塞感を感じて、日本しか知らないと閉じた世界になっちゃうから、海外に出る必要があると思ってフィリピンに来た生徒の感想です。

フィリピン留学の悩みは人間関係に疲れる
ジョンレノン、24歳男性、期間2ヶ月(2012年6月16日から)、無職

日本脱出!フィリピン留学

ジョン・レノンです。今は仕事はしてないです。学生でもないです。フィリピンに来て3週間です。フィリピンに来るためにお金が必要なので、八丈島のホテルでアルバイトしてました。八丈島にいる時にCNE1に連絡をしたんです。

CNE1のバスケットコート

なんでCNE1を選んだんですか?

いろいろ調べてたんです。「日本脱出」とか最近結構あるでしょ。10代の頃から閉塞感を感じていて、日本の中でこれを打破していくのは難しいと感じてたし、単純に日本から出たかったんです。そんなとき、たまたま太田さんの本を読んで、フィリピン留学することにしたんです。

海外旅行とかでは、他の国に行ったことはあるんですか?

そんなに行ってないから、これから行きたいと思ってます。

英語を学ぶ目的は、海外旅行のため?

というわけではなくて、単純に海外で友達を作りたいし、海外で仕事もできればいいなぁ、と思います。ワーキングホリデーも考えてます。日本語だけだと閉じた世界になっちゃうから、英語も使えるグローバルな人間になりたい。

CNE1の英語の学習環境はいい

CNE1に来てみてどうだった?

来て良かったです。やっぱり面白い人が多いです。ココにいる日本人ってたぶん日本では出会わないと思うんです。良い意味で変な人が集まってる。このぐらいブッとんでるのがちょうど良いと思います。

来る前からそんなイメージをしてたんですか?

井坂さんのツイッターを見てたので、「面白い生徒が集まってる」っていう情報は得てました。

英語学習の環境としてはどうですか?

英語を学ぶにはすごく良い環境だと思います。特にスピーキングに集中するのにすごく良い。ご飯も出してくれて洗濯もやってくれて、なんでもやってくれる。「さぁ、どうぞ!」って感じだから。遊ぼうと思えば遊べるし、勉強しようと思えば勉強できるし。その人次第でどうにでもなる。

英語力は?

文法の本は一通り読みました。抜けてる所はいっぱいあるけど理解はたぶんしてると思います。ただ、英語試験のスコアは全然良くない…。テキストを見返せば「あぁ、そうだったな。」っていうレベルです。

フィリピンで勉強してみて上達を感じますか?

もともと英語を話すことは全くできなくて、最初のテストでもぜんぜん話せなかったけど、今は多少は英語が出る。同じフレーズにしても、だんだん慣れてくれば。それだけでも俺の中での進歩。英語に関して言えば、最初のキッカケぐらいは掴めてるかな。

不便だったこととかあるんですか?

そんなにないかな。買い物も行かなくても全然暮らしていけるし、お金はかからないですね。月に2~3万はお金を使うって聞いてたけど、あれは買い物とかに出かける人の話で、何も買わなければ全く使わないですね。コーヒー飲みたかったら、インスタントコーヒーは8ペソ(約20円)ですし。贅沢な環境だと思う。

毎日同じ生活で飽きる、マンネリ化する

ただ、3~4か月いるつもりだったんですけど、2か月に変更しました。いま3週間終わったので、あと5週間です。

なんで短くしたの?

2ヶ月で十分かな、と思ってきて…。毎日が同じで繰り返しだからかな?やっぱりマンネリ化しちゃう。「慣れ」って怖い。新しい刺激みたいなモノが必要だなって思う。2か月で終わると、お金も少し余るから、その分どこかに行けるなと。他の学校に行く選択肢もあるかなと思ってます。

だから、申し込み時は、期間を短めにしていたほうが良いかもしれないです。気に入ったら延長すればいいので。それは、太田さんの本にも書いてあって、そこは今共感できる。他の部分は共感できない所もあるけど…。

ドミトリーで自分の空間がない悩み

学校では自分の時間を作りにくいです。これは僕には大きな問題で、今も悩み中です。4人部屋で、常に誰かがいるから、部屋で何かに集中するのが難しい。実家の時も、島にいた時も、自分の時間を取ろうと思えば取れましたから。自分の時間が自分にはすごく大切なんだって分かって、それは予想外でした。きついです。

あと、僕は本を読むのが好きなんですけど、フィリピンでは本を読めてないです。俺は、本を読みながら自分のペースを掴んでいくんですよ。それが出来なくなると思ったより厳しい。本を読む時間は必要だな、と思います。だから、英語を勉強しに来てるんだけど、いまは日本語の本を読みたいです。

僕はそのストレスは感じなかったけど、1人になりたい人はそういうストレスがありそうですね。そういう人は個室のほうが良いけど、個室にするとコミュニケーションは減る。4人部屋にいると、ルームメイトと会話するキッカケがある。何を優先するかですね。

ちなみに、俺が個室だったとしても、部屋では集中できない気がします。ちょっと狭すぎる…。密閉されてると集中できないので、自習室や先生の部屋もあんまり行ってないです。もっと広いスペースが欲しい。近くにカフェとかあればいいですが、この学校の付近にはないので…。

CNE1は田舎なので歩いて行ける範囲にカフェがない。他の学校ではカフェとかファストフードの店に行って勉強してる生徒は確かに多いです。

来る前、CNE1は田舎で、都会から離れているから勉強に集中できるって聞きました。ただ、常にキャンパスの中には知ってる人がいて、同じ空間でずっと過ごすから、共同生活には違う難しさがある。誰かと会ったら話してしまいます。でも、外に出るときはバスに乗らないといけない。田舎はメリット・デメリットがありますね。

1人になりたい人にはこういう空間が弊害になることもあるんですね。

発想が湧くのは、自分の世界に完全に入ってる時だと俺は思うんですよ。その時に周りに愛想を振りまく余裕はなくて、かなり集中してないと(自分と)向き合えない。それはここでは難しいかもしれない。

人間関係が浅くなる悩み

「皆と話したら楽しいけど、勉強する時間が確保できない。」って感想はたまに聞きます。集中できる人はどこでも大丈夫だと思いますけど、人それぞれですからね。

みんなと話すのはすごく楽しいんだけど、人間関係には悩みもあります。毎週新しい生徒が来るから毎回自己紹介するでしょ。でも、初対面だし、やっぱり気を遣う。全員に対して真剣に自分の想いを伝えるのはエネルギーを使うから厳しい。だから、表面的な話になってしまう。

僕も一人一人と深い話がしたいんですが、ぜんぜん時間が足りない。たぶん話したら面白い生徒がいっぱいいると思う。

今日も、新しく来た人と表面的な会話しかできなかったです。相手が会話を求めてるってわかっていたら、俺もどんどん話しかけるけど。急にその人の人生とかこれからの事とかガ~って聞くのは、なんか順序がおかしい気もするし。それにみんな基本的に英語を勉強しにきてると思うから。だから、みんなと話してるけど、真剣には話してない。上っ面な関係だから人間関係は築けないですよね。

気をつかうタイプなんですね。

フィリピンで仲間が見つかるかも

俺も、面白いものを作っていきたいんです。エンターテインメントが大好きなんですよ。人を喜ばせたり、感動させたい。芸術が好きなんです。アートはやっぱり最大限の感動を与えられると思うんです。俺の中ではですけどね。だから、感動を自分から生み出せたらいいなと思ってます。

だから、いろんな国の人と触れて出会って、何か生み出せたらいいなっていう夢はあります。21世紀、これから出来る事をやりたい。LCCができて海外にも行きやすくなったし、今までに出来なかった事とか生み出せなかった事をちょっとやりたい。結構デカイ(夢)ですけど。

本音でぶつかったときに、仲間になれそうな人がたくさんがいるのはフィリピンの良いところ。英語も上達できるし、バランスですね。上手くメリハリつけていけば、すごく良いと思います。

ありがとうございました。フィリピン留学のメリットも悩みもあって、リアルで参考になると思います

(2012年7月5日 CNE1にて)

編集後記

面白い生徒が多いのでみんなと話したい。でも、集中して勉強もしたい。その2つの間で葛藤して悩んでいるようです。このバランスは正解がないから難しいですね。相部屋だと集中する空間は作りにくい。近くにカフェでもあれば、籠って勉強できるけど、CNE1は気軽にカフェに行けないからね。

CNE1には自習室がありますが、日中は授業で使ってるので使えません。集中できる空間が必要な人は、個室にするか相部屋にするかはよく考えたほうが良いです。興味深かったのは、「自分は1人の空間が必要なタイプ」だとフィリピンに来て分かった、と言っていたことです。当たり前にあるものはその大切さに気づかなかったりしますからね。

フィリピン留学で疲れちゃうタイプは?

あと、このインタビューの音声は下で聞けます。

体験談に出てくる学校

CNE1 (ターラック)

口コミで広がった人気校。初級向け日本語教材あり。授業の選択肢が豊富!

フィリピン基礎知識
トラブル体験談

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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