アクティブラーニングの英語授業例!子供に世界の不平等を教えるチェーンゲームが面白い

フィリピンでアクティブラーニングで英語を学ぶ!DETiの授業は本当に面白い。特に面白かったのがチェーンゲームという授業です。チェーンゲームは世界の不平等さを考えさせるグループワークです。子供向け授業ですが、大人も考えさせられます。

アクティブラーニングで英語留学

アクティブラーニングで英語を学ぶ

この学校の授業はアクティブラーニングを採用しています。体験する中でいきた英語を身につけていきます。DETiの経営者である高橋夫婦は、インドでNPOも運営しています。教育に対する熱い想いがあり、子供が大好きです。そして、自らも授業を行っています。授業をフィリピン人に任せる学校ばかりなので、かなり特殊です。

アクティブ・ラーニング(英:Active learning、日:主体的、対話的で深い学習)は、学修者主体の学習手法の一つであり、学修者が能動的(アクティブ)に学修(ラーニング)に参加する学習法の総称である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/アクティブ・ラーニング

世界の不平等を教えるチェーンゲーム

チェーンゲームの授業を担当するのは日本人の春菜さんです。日本語と英語を織り交ぜてファシリテーションしています。

アクティブラーニングで世界の不平等を考える英語授業チェーンゲーム

この授業では、子供はグループに分けられて、アイテムを渡されます。アイテムは、紙、ハサミ、定規、ノリなどの文房具です。それらのアイテムを使ってチェーンを作るんです。キレイに作ったチェーンはマーケットに持っていくとお金になります。

チェーンをお金に交換するときも英語
完成度が高いチェーンは高く売れます。

Marketと書かれた文字の前にはフィリピン人が待っています。規定の形になってないと売れなかったり、安い値段がつきます。たくさんお金を獲得したチームが勝ちです。チーム戦です。各グループにフィリピン人の先生が入っていて、みんなで作戦を考えて、みんなでチェーンを作ります。まさにアクティブラーニングです。

面白いのは、与えられるアイテムが不平等なんです。定規がないチームは正確な大きさに作るのが難しい。ハサミがないとキレイに切れない。だから、「不平等だ!」と文句を言う子供もいれば、黙々とチェーンを作っている子供もいます。一致団結したグループもあれば、バラバラなグループもあります。

アクティブラーニングで英語を学ぶ子供たち
チームでチェーンを作ります。

グループ間で交渉をしてもいいです。ただし、交渉は英語を使わなくてはいけません。作ったチェーンをMarketに持っていって売るときも英語を使わないといけません。DETiならではの授業。

最後には、世界は不平等である現実と、その中で我々はどうするべきか?そういう問いかけもありました。

親子さんの中には、授業内容が微妙だという声もありました。確かに英語だけを学びに来ていると、ビックリするかもしれません。こういう授業が嫌な親もいるかもしれない。でも、めちゃくちゃ面白い授業だと僕は思いました。途上国を知る、生きた英語を学ぶ。それがDETiらしさです。

アクティブラーニングやモンテッソーリ教育は注目されているので、フィリピンのいろんな学校が採用しています。でも、この学校のアクティブラーニングが一番考えられていると思います。日本人がしっかり考えたこういう授業が増えて欲しいです。

アクティブラーニングの体験談

体験談に出てくる学校

DETi (ドゥマゲテ)

英語を実践する中で、異文化と出会うことを大切にする語学学校、子供、親子向け

英語勉強法を語る体験談

トラブル体験談

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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