セブでボランティア体験!チャリティイベントでフィリピンの子供にお菓子を配った

セブのボランティアイベントのレポートです。子供たちにお菓子を配るチャリティイベントに参加しました。

セブの子供にボランティア

チャリティとボランティアの違い

どんどん豊かになっているフィリピン。でも、路上で生活している人はいて、街からストリートチルドレンはいなくはならない。格差が広がるばかり。

フィリピンはカトリックなのも関係していると思うけど、助け合い精神が強い。与えること、もらうことは日常。お金の貸し借りも日常。スタンスは人それぞれ。金持ちは与えて当然と考える人もいれば、与えられることを恥ずかしいと考える人もいる。そういう考え方の違いはどこから生まれるのか興味がある。

世の中の不平等の現実を見たいから、どの国でもボランティアイベントに参加するし、チャリティに参加する。

そんなわけでフィリピンの子供たちにお菓子を配るチャリティに参加しました。チャリティとボランティアの違いが分かってなかったけど、チャリティは物やお金を渡して助けること、ボランティアは行動で助けることらしい。

セブのバランガイは80個

フィリピンにはバランガイホールという町役場みたいなのがある。そのバランガイホールに訪問してお菓子を配るチャリティイベントでした。

フィリピンの街の最小単位はバランガイ。日本でいう「町」みたいなものです。町内会みたいな感じでコミュニティになっている。

バランガイ(英語:barangay, タガログ語:baranggay)は、フィリピンの都市(cities)と町(Municipalities)を構成する最小の地方自治単位であり、村、地区または区を表す独自のフィリピン語である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/バランガイ

セブシティには80個のバランガイがある。

セブには80個のバランガイ

セブの子供にお菓子を配るチャリティイベント

チャリティに行ったのは、Cogon Ramosというバランガイにあるバランガイホール Cogon Ramos Barangay Hall。そこに併設されているデイケアセンターです。

Cogon Ramos Barangay Hall

Cogon Ramos Barangay Hall

青いゲートを潜ると、屋外に椅子が並べられていて、子供たちが待っていた。

 Cogon Ramos Barangay Hallの子供達

看板にはDSWD というロゴ。Department of Social Welfare and Development、フィリピンの社会福祉開発省です。


Cogon Central Ramos Day Care Center

代表の挨拶のあと、参加者が1人ずつ挨拶をしました。参加者は10人ぐらい。日本人の参加者は僕だけでした。

セブのチャリティイベントで挨拶

「日本から来たYOSHIです。よろしく!」

挨拶が終わると、子供達が歌を歌ってくれた。

セブの子供達が歌を歌う

知らない歌だけど、英語なのでだいたいの意味はわかる。ジーザス、アーメン、ハレルヤ、メシアという単語がよくでてくる。

Who are go to heaven? Are you ready to register your name in heaven?

僕は無宗教。あえていうなら神道、多神教です。だから1つの宗教を選ぶ意味がよくわからない。フィリピンはほとんどの人がカトリック。環境の影響が大きいと思った。

その後は、チャリティのメインイベント、お菓子配りです。段ボールには袋詰めされたお菓子がいっぱい入っていました。

チャリティ参加者が子供たちに手渡ししていきます。

全員がお菓子をもらい終わったら、次は大人の番です。

近所の人も集まってきて、オジさんもオバさんももらって嬉しそうでした。

お菓子をもらうと帰っていきました。

バランガイのデイケアサービス

デイケアは昼間に子供をケアしてくれる場所。託児所です。ナーサリーと言っていたから保育園でもあるようです。先生は1人。先生の給与は政府が払う。だけど少ない(そうです)。

先生に話を聞きました。

セブの託児所の先生

子供の数は午前中30人、午後30人。貧しいから1日1食の子供も多いそうです。だけど、バランガイホールではご飯の提供はない。勉強だけ。だから、お菓子をもらえるのは嬉しいようです。

バランガイではいろんなことをやっていた。教室で勉強したり遊ぶだけじゃない。アクティビティ活動として、バスケットしたり、バレーボールもする。シキホールに行くこともあると言っていた。職業訓練として、料理の作り方を教えたりすることもあるそうだ。

幼い子供だけでなく、15から17歳を対象としたユーススポーツアクティビティや、15歳から30歳までを対象としたシングルマザーサポートもおこなっていた。

別の場所にはヘルスセンターもあって、ドクターが無料でメディカルチェックをしてくれるそうだ。そのヘルスセンターにも行ったし、老人ホームにも行った。他の国の社会保障制度を知るのは学びがある。特に老人ホームでは考えさせられることが多かった。

フィリピンの現状を垣間見れるチャリティイベントでした。フィリピン留学中にボランティアやチャリティイベントに参加する方は多いです。ぜひいろんな経験をしてみてください。

(2024年5月25日 訪問)

編集後記

実を言うと、昔にまったく同じような経験をした。カンボジアでお菓子を配ったんです。その後、ボランティアに没頭しました。その時のことを思い出して懐かしい気持ちになりました。電子書籍にまとめているので興味ある方は読んでみてください。

ボクがボランティアを卒業した理由

フィリピンにはいろんなボランティア団体やスタディツアーがあります。

フィリピンのスタディツアー体験談

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トラブル体験談

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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