2023年9月13日(水)にセブとバギオの留学協会が東京(新宿)に集まりました。CALA + BESA東京合同セミナーです。夏休み(繁忙期)が終わって、閑散期に入りました。9月は大型学校がエージェントに営業する時期なのです。
CALA加盟の9つの語学学校
CALA(Cebu Association of Language Academy)はセブ留学協会、BESA(Baguio English Schools Association)はバギオ留学協会です。この2つの組織は、学校の販売をしていないのでエージェントではなく協会です。加盟校が合同で宣伝をしています。韓国人が作った組織なので韓国の大型学校が多いです。
ということで、そのイベントに参加しました。場所は、新宿の京王プラザホテルです。主催はGLCです。
参加した学校は15校
CALAからは、ブルーオーシャン、CELLA、CG、シピルス、EV、GLC、アイブリーズ、フィリンター、Winningの9校。BESAからは、A&J、JIC、BECI、HELP、パインズ、Walesの6校です。
タイムテーブル
- 09:30-10:00:ご挨拶
- 10:00-12:00:各校プレゼンテーション
- 12:00-13:30:昼食
- 13:30-16:00:各校のブースにて商談会
Cebu Blue Ocean / セブブルーオーシャン
バギオの老舗学校パインズがセブに作ったのがブルーオーシャンです。マクタン島の海際にあるので、オーシャンビューの部屋からは海が見えます。立地は「ザ・セブ留学!」「リゾート留学」って感じの学校です。ただ、滞在したことはありますが、目の前の海はそんなにキレイではないです。
とはいえ、生徒には海は人気です。ホテルのプールありますし、ダイビング、シュノーケリングも楽しめます。親子留学も人気で、2024年の2月まで埋まっているようです。すごい!
先生を厳しく評価していて、評価でインセンティブをつけているようです。ブルーオーシャンのプレゼンはいままで何回も聞いてますが、いつも目の前が海というのを全面に出す感じです。立地が特徴のセブの学校です。
印象的だったのは、料金が円建てで、割引禁止!
と念押ししていたことです。このイベントで割引禁止を強調していたのは、ブルーオーシャンとパインズだけでした。エージェントにペコペコするより好印象です。自信があるんでしょうね。
CELLA / セラ
CELLA(Cebu English Language Learning Academy)の日本人マネージャーは韓国人でした。CELLAにはユニキャンパスとプレミアムキャンパスの2つのキャンパスがあります。プレゼンの資料を作り込んでいて、ものすごく早いスライドショーです。スピード感があってインパクトがありました。しかし、学校の特徴は記憶に残っていません(笑)。インパクト系。スタッフに力を入れているらしいです。若い人は楽しいと思います。学生向けですね。
CG / シージー
CG(Cebu Globalization ESL Center)はセブシティに2つのキャンパスがある大規模学校です。2つで427名です。「セブで唯一の専門のスパルタ学校です!」と言い切ってました。SMシーサイドのほうにある紫のキャンパスがスパルタキャンパス。もう1つのキャンパスはセブシティのバニラッドにあります。ただ、English Fellaはスパルタじゃないんですかね?そこが不思議でした。
プレゼンは、TEDで有名な「中身のないプレゼン」をモチーフにしていたようです。中身がなかったですね(笑)。
CPILS / シピルス
CPILS(Cebu Pacific International Language School)は400人規模の大型学校。250名のフィリピン人講師、10名のネイティブ講師がいます。学校がIELTSとTOEICの公式試験会場です。IELTS試験会場は2023年リニューアル。施設はキレイになっているそうです。病院、モールが近くにあって便利。24時間クリニック受講可能です。
特徴は日本に事務所があって、学校公式サイトがあること。日本語で相談できるし、融通もききそう。イベント後に親子留学について相談しましたが、原則のルールはあるけど、ケースバイケースで対応している様子でした。
EV Academy / イーブイ アカデミー
EV Academy (Executive Village English Academy)は韓国人経営の300人規模の学校です。韓国人だけど、日本語ペラペラのマネージャーのロイさんがプレゼンしてました。2018年に入社したそうです。EVが自信があるのは施設だけじゃない!といろいろアピールしてました。
- スパルタとセミスパルタコースがある。平日は門限がある。単語クラスもある。
- オプションクラス(無料クラス)が豊富。スパルタコースなら最大16コマ受講可能、セミスパルタなら最大12コマ受講可能。1コマ40分です(生徒の集中力が低下しているので授業時間を短くしてコマ数を増やしています)。
- IELTSの公式試験会場。2023年9月現在、25%がIELTSの生徒。質を担保するために、入学制限をかけている。今後は成績をレポートにして共有する予定
- グラマーマスタークラスを開講。入学時に全員文法試験を行って弱点を分析。足りないところを補う。午後に無料の文法クラスがあります。
- スタッフは100%正社員。年中満員なので正社員化できる。最強のマネジメント体制に自信あり。ベテランスタッフが多い。2022年6月再開以降の退職者ゼロ。現在、日本人スタッフ2人+学生マネージャー(インターン)+ロイ。
- 祝日が多くても安心。祝日でも最低4コマの授業を提供
- 日本生徒は40%。国籍比率をコントロールしてるので、40%は超えない。
- 情報発信も活発。インスタは毎日更新
- 毎週アクティビティが豊富。アイランドホッピングなど、イベントは多数。ジムのインストラクター、ヨガ、ズンバレッスンなど学内イベントも多数
- 紙を流せるトイレ
- ITパークに外部寮あり
GLC / ジエルシー
イベントの主催者であり、唯一の日本人経営の学校GLC(Global Language Cebu)。元イデアですね。しっかりしてました。ビジョンも感じました。
代表取締役は平田利行さん、株式会社ジージーを経営していて、フィリピン留学ドットコムというエージェントもやってます。イデアがGLCという名前に変わっています。
マルタ支社、バンコク支社も持ち、オンライン英会話、国内キャンプ、インバウンド、クロスバウンドなど多角的に展開しています。
- 日本人資本で最大規模の学校、550名規模
- セブのバイオニア学校の1つ
- 多国籍な留学生がいて、日本人以外にも、台湾、タイ、中東の生徒がいるグローバルスクール
- 運営体制が手厚い。日本人スタッフ10名(インターン含む)
- 300名の講師、CELTA保有
- 紙ではなくE-leaningの教材を使用
- ESL、親子が多い、パワースピーキングが多い
- 親子留学の専門コースがあり
- 施設環境としてキッズルール、バスケットボールコートあり
I.Breeze / アイブリーズ
BOS(BEST OF CEBU)の韓国人オーナーが作って成功している学校のI.Breeze。日本人生徒が少ないけど、施設がキレイというのが人気の理由。セブは施設がキレイ学校が人気です。この日は、モンゴルの生徒のインタビューを放送してました。プールが売り、ご飯もうまい。ニューキャンパスが2024年6月にオープン予定だそうです。
Philinter / フィリンター
マクタン島にある老舗の学校。2003年設立、2023年3月に再開。アカデミックな英語学習に力を入れようとしている。バディ先生制度にも力を入れている。
特徴として面白いのは、英語力が高い生徒がIELTSコースを長期受講すると割引があること。さらに、セブ留学後にスコアアップしたらキャッシュバックがあること。IELTSに本気で特化していこうとしていますね。IELTSコースは8週間から成績保証コースもあります。今後に期待です。
フィリンターの日本人スタッフは真面目な印象。だけど、日本人生徒が増えてきたので紹介はしにくくなってきてます。
Winning English Academy
イベントで唯一の台湾人経営の学校。2015年設立、ドミトリー4人部屋を建設中。2024年にマクタンキャンパスをオープン予定。
特徴は台湾人経営であること。中東の生徒が多いこと。マイナーなこと。日本人の少ない学校を探している人にはピッタリ
日本人比率は現在10%以下、つねに30%以下にする予定だそうです。ある程度英語が話せて、社交的な方にはいい。台湾人オーナーと日本人マーケッターが来てたので挨拶しました。もっとよい学校にしたいという熱意を感じました。マレーシア留学するならWinningのほうがいい気がした。
セブの学校のプレゼンはこんな感じでした。このイベントに参加するといつも思うんですが、特徴ない学校が参加するメリットがあるんでしょうかね?それとも、雇われの立場ではそこまで考えないんでしょうか。不思議です。個人的には学校オーナーが来ているか、来たときに何をしているかもチェックしています。友達との再開を楽しんでいるオーナーはあんまり興味ないけど、熱心に学校の説明をしていると情熱を感じます。
セブで際立っていた学校はGLCとEVです。プレゼンの持ち時間が同じなのに情報量が全然違います。シピルスも大型学校の強みを感じました。Winningは気になる。GLCは詳しく話を聞きたかったですが、ずっと行列で個別相談はできませんでした。
若い生徒が留学するなら、生徒が多国籍のほうがいろんな体験ができると思います。日本人経営で大規模学校で生徒が多国籍というポジションを作っているGLCがすごい。
もう1ヶ月も前のイベントです。記事にするのが遅くなってしました。引き続き、バギオの参加校を紹介します。
【後編】CALA + BESA東京合同セミナー!バギオの6つの語学学校の最新情報です。
(2023年9月13日新宿)