ソーシャルビジネスを通じて社会問題の解決に取り組むボーダレス・ジャパン

ボーダレス・ジャパンという会社がある。ソーシャルビジネスを通じて社会問題の解決に取り組んでいる会社です。社会起業家に興味ある人には面白い会社だと思ったので紹介します。

ソーシャルビジネスを通じて社会問題の解決に取り組むボーダレス・ジャパン

ボーダレス・ジャパンとは

ボーダレス・ジャパン 峠慶太郎

峠慶太郎🇵🇭サトウキビ農家と養鶏

誇りを持てる農村社会を。フィリピンネグロス島のサトウキビ農家に副収入を作る養鶏事業 #TAO’s Native Chicken代表 #フィリピンのサトウキビ農村にてツアーやってます #ボーダレス・ジャパン #北大水産学部出身

ーーいまボーダレス・ジャパンで頑張っているけど、どういう経緯で参加したの?

就活していたとき、ボーダレス・ジャパンからDMがきたんです。ボーダレス・ジャパンは応募はたくさんくるけど、当時なかなかいい人が来なかったみたいなんです。それで、ボーダレスのほうからソーシャルビジネスに興味がありそうな学生にDMをしてたんです。1日100件とか送っていたみたいです。僕はtwitterで情報発信していたので、選ばれたみたいです。

ボーダレス・ジャパンは、社会問題をビジネスで解決する、「ソーシャルビジネス」しかやらない会社です。国内・海外や、分野を問わず、30以上のソーシャルビジネスを展開しています

https://www.borderless-japan.com/whoweare/

ーー事業はどう始まるの?

まず解決したい社会問題に対して、事業プランを立てるんです。社会問題、解決するプラン、必要なお金。その内容を見て、ボーダレスが出資するんです。僕の場合は、資本金として350万ペソを出資してもらいました。事業内容で出資する資本金は変わります。僕の人件費とかビジネスに必要な費用とか全部です。そのお金で継続性があるビジネスを作らないといけないんです。

社会人でも新卒でも応募できます。事業プランが通れば、新規プロジェクトがスタートします。社長会っていうのがあって。僕みたいな人が45人いるんです。みんながOKだしたら、新規事業スタートなんです。

組織はフラットで、意思決定は全社長の合意です。その上はいないです。社長だけはちょっと特別枠になってました。前はもっとトップだったんですけど、彼はエコシステムにしたくて、自分の色を減らそうと頑張っています。

ギブアップかキャッシュアウトするとプロジェクトは減ります。でも、プロジェクトは増え続けてます。人数が増えてきたので、そろそろ全員一致ではなく、グループ制にしようとしてます。そういうのもみんなで決めます。

事業売り上げの1%は次の事業に、もう1%は慈善活動に寄付するんです。ボーダレス財団というのがあって、そこに入れるんです。ビジネスで解決できない問題に投資するというコンセプトです。NGOとかに投資してます。

最近は、平和にフォーカスしようとしています。人間本来もっている助け合いの精神を呼び起こすための活動に力をいれてます。1%といっても1ヶ月で2000万円とかです。年間にするとすごいお金です。そういうのに使われるのも嬉しいです。

ボーダレスはいい人が多い。みんな人格者で尊敬できる人ばかりです。みんな大変なのに、他の人を思いやることができるんです。そんな中で、自分に鞭を打って成果を出してるんです。

その一員であれることが嬉しい。代表はマジでかっこいいです。生き様がかっこいい。いままで会った人の中で一番かっこいい。実力もあるし。人格者なのにバリバリのビジネスマン。

ボーダレスには、僕みたいに各地で奮闘している人がいっぱいいます。僕なんか雑魚です。僕は頑張っているけど、成果をまだ出せていない。だけど、みんなは成果を出している。ほんとすごいです。尊敬できない人はいないです。

みんな若いです。社長は40歳。20代後半が多くて、30歳ぐらいの方が全盛期ですね。10億円規模のビジネスにしている人もいます。ケニアでも養鶏をやってる人はいます。ただ、僕は小作農家だから、ちょっと課題が違うんです。国が変わると問題も違うんです。アフリカだと、気候変動の問題もあるみたいです。干ばつで収穫できないとか。大変みたいです。

意外と応募者が多くて、僕のときは、200人の応募で5人採用でした。厳選されているけど、それでも途中で辞める人もいます。僕もいまフィリピンの農村で奮闘していますけど、本当に大変です。あまくはないです。でも、ソーシャルビジネスに興味がある人はぜひ応募してください。

(2023年4月訪問)

編集後記

フィリピン留学する学生の中には、社会問題、国際問題に興味がある人が多い。社会起業に挑戦するつもりなら、ボーダレス・ジャパンの活動は面白いと思います。またタオくんと会ったら、詳しく聞いてみます。公式サイトは以下です。人材募集もしているみたいです。

ボクがボランティアを卒業した理由

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DETi (ドゥマゲテ)

英語を実践する中で、異文化と出会うことを大切にする語学学校、子供、親子向け

ボランティア体験談
トラブル体験談

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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