10歳と7歳の娘を連れてセブに親子留学したお母さんに話を聞きました。セブのCPIという学校の体験談です。
親子留学、期間1週間(1月29日〜2月2日)
娘2人を連れてセブ親子留学
中国に住んでいるんですけど、娘2人を連れてセブに留学していました。今後いろんな国に行きたいので、1週間だけのお試し親子留学です。1月末に行ったんですけど、申し込みするのが直前で、もう1ヶ月を切っていたので、急いで調べたらセブってジュニア向けの学校が少ないんですよね。空いているのはELSAとCPIでした。
施設が汚いのは娘にとってちょっと厳しいかもしれないと思っていたので、施設がキレイなCPIがいいなと思ってました。あと、CPIは授業以外のコマが充実しているのもいいなと思いました。放課後クラスが充実しているから、ELSAよりちょっと高かったけど十分学べるかなと思いました。
掃除が行き届いていて施設はキレイ
生徒は何人かわからないけど、食事のときはカフェが満席だったので、100人はいたと思います。韓国人が多かったです。子供はほぼ韓国人で、台湾人がちょっと。日本人は私たちだけ。大人は、ほぼ韓国人ですけど、中国、台湾、日本人って感じでした。CPIでは、日本人の方だけじゃなくて、台湾や中国の方とも中国語で交流できるので楽しかったです。
3人部屋だったんですが、施設はイメージ通りでキレイで快適でした。娘も全然気にならず。よかったです。
動画だけじゃよくわからないでしょ。でも、どこかの動画で「CPIは常に誰かがメンテナンスしていて、そういうところが好きです。」って言っていたんです。行ってみてその通りでした。掃除していたり、建物の修繕をしてたりして。気持ちよく滞在できました。
学校のプールもキレイに掃除されていました。でも、私が行った時期は寒くて、プールは冷たすぎて1回も入ってないです。韓国人の男の子は泳いでました。
部屋のネットは弱かったんですが、部屋から出たら普通に使えたのでプールサイドでパソコンを使ってました。私は少し仕事をしないといけなかったので、学校内で仕事ができて助かりました。
学校の食事がおいしい
ご飯はフィリピン料理と韓国料理のビュッフェなんですが、どちらもすごくおいしかったです。私はハマってしまいました。食事の品数も多くて、夜はメインが2〜3品ぐらいあります。あと、必ずキムチとナムルと大根の酢漬けみたいなのがあるんですが、それもおいしい。
3食とも白ご飯があって、朝はパンも用意されていました。それもよかった。朝ごはんはパンの人もいると思うけど、うちは朝はご飯なんです。
スープがあるんですけど、たまにスープにご飯がはいっていて、おじやみたいなんです。それが食べやすくておいしいんです。娘が熱をだしたんですけど、風邪のときに食べさせていました。食事は期待以上で、いつもおいしかった。
ただ、個人的な好みでいうと、サラダとフルーツはちょっと口にあわなかったです。毎回サラダとフルーツがあるんですけど、サラダは1回しか食べてないです。ドレッシングが3種類ぐらいあるんですけど、1個試したら甘いマヨネーズみたいな味で、好みではなかったんです。青汁ドレッシングを持ってきている日本人がいたんですけど、正解だと思いました。ドレッシングは持って行ったほうがいい。
私は南国のフルーツがあまり好きじゃなくて、普段からあまりフルーツは食べないんです。学校の食事にはだいたいスイカ、バナナ、パパイヤがあるんです。でも、私はスイカが嫌いなんです。パパイヤも嫌いなんです。パイナップルとバナナは少し食べました。これは好みの問題ですね。
韓国の学校なので、辛い料理はあります。トッポギも辛いですし、唐揚げのソースが辛いときもあります。辛いのが苦手な日本人や子どもたちは注意ですね。うちはふりかけを持って行ってましたが、なにか持っていったほうがいいかもしれない。でも、うちの子供たちはおいしく食べてました。毎食ご飯の時間を楽しみにしてました。
小さい子供には英語のマンツーマンレッスンはあわないかも
下の子は7歳です。日本だと小学校1年生ですね。中国のインターでは英語と中国語です。50%、50%ですね。英語にも少し触れているから大丈夫だと思っていたんですが、100%英語の授業が耐えられなかったみたいです…。とくにマンツーマンがダメでした。
授業中に泣いていて、1回授業中におもらししたんです。その後、体調を壊して休みました。最初は先生があわないのかなと思って、先生を変えたんです。でも、昨日大丈夫だった先生でも、次の日は泣いていたりしたので、英語の授業がストレスだったんだと思います。
それで、「勉強じゃなくてゲームをしたら?」って言ったんです。 「I want to play games」って言いなさいって。そしたら、その後は、すごく楽しんでました(笑)。
魔法の言葉を覚えたら、楽しかったみたいです。ゲームしたり、絵を描いたりしていたようです。英語の勉強としてはよかったのかはわからないけど、楽しんでくれていたから、ま、いいかと思って。
放課後のアクティビティには積極的に参加していました。熱がでたから、火曜日の午後から水曜日は授業を休んだんです。でも、放課後クラスは熱があっても参加してました。英語の授業はしんどいけど、英語で遊ぶのは楽しいみたいです。
年齢が低い子にとってマンツーマンの授業はしんどいみたいです。マンツーマンレッスンは向き不向きがあると思います。日本語の学校でまったく英語に触れてない子供はもっと大変かもしれないです。幼稚園みたいにグループワークの環境のほうがいいのかもしれない。
あと、中国だとわからないと中国語で説明してくれるからわかるんです。でも、セブだと英語で説明されるからわからないんです。
私も娘と一緒に授業を受けたことがあるんですけど、横で聞いてて私も先生の説明がわからないときがあったので、子供にはわからないだろうなと思いました。英語に触れてきた感じですね。
10歳の子供は楽しんでいたけど、1週間では英語の変化はなし
上の子は10歳です。日本だと小学校4年生。もともと英語が好きで、自分で勉強するような子です。セブでは「今日は学校行かない」って言ったこともありましたけど、全部出席して楽しんでました。
グループクラスでは台湾人の子と話してました。韓国人の子とはほぼ喋ってないですね。でも、1週間の短期なので、上の子も下の子も友達はできてないです。上の子は楽しめたと思うけど、「英語は上達した?」って聞いたら「してない。内容が簡単だった」って言ってました。1週間は短いですね。
語学を学ぶ楽しさを知った
私はすごく楽しかったです。親のマンツーマンレッスンは4コマです。午前中2コマ、午後2コマで。あとグループが2コマです。会話中心のクラスや、文法を学ぶクラスがあるんですが、4日間しかなかったので、テキストの順番にやるんじゃなくて、興味があるところを選んでやってもらいました。
学びがありました。めっちゃ楽しかったです。語学を学ぶのは面白いと思ったので、3月から深圳大学の語学クラスに通って、中国語を勉強しようと考えているんです。それくらい刺激を受けました。
私はそこまで英語が得意じゃないんですけど、話せない人が多かったので、「英語喋れるんですね!」「中国語も喋れるんですね!」って言われて。みんなが褒めてくれるので、うれしかったです(笑)。
でも、英語が話せると言っても学校の中でだけです。先生は日本人訛りや韓国人訛りを理解してくれる。だから、学校の中では通じます。
グループクラスは初心者が多かった
時期にもよるんでしょうけど、CPIは大学生が多かったです。英語が喋れないから留学していると思うんですが、ビギナーの人が多かったです。
月曜日に入学試験があって、TOEICの模擬試験みたいなのを受けるんです。TOEICはむかーしに受けたことがあって、たしか600はあったと思うんです。でも、入学試験は全然わからなくて、リスニングもダメで、全然聞き取れない。もう1回ちゃんと勉強しないといけないと思いました。
その入学試験は私は61%でした。満点が100%です。でも、他の子は16%とか、23とかなんです。授業中、全然しゃべれてない子もいて正直ビックリしました。
グループはレベルわけしてないのかな?グループ2コマあったんですが、まったく話せない子がいました。会話ができない人と一緒になると、授業は進まないですね。
グループクラスは初心者の方の発音の時間になっていました(笑)。あんまり英語の勉強にはならなかったですね。本当に嫌なら、要望をだせばクラスを変えてくれると思います。でも、友達ができたのでグループクラスはよかったです。
ーー初心者の定義が人によって違うんです。英語環境で生きていて、ある程度喋れる人たちに囲まれていて、その中で、「私は喋れない」と言ってる人と、英語に触れる機会がまったくなくて、はじめて海外に行く人の「私は喋れない」はまったく違うんです。
本当にそうですよね。
CPIはアクティビティクラスが充実
CPIは授業以外のアクティビティクラスがすごく充実しているんです。予想通りよかったです。子供は楽しんでいましたし、私も楽しみました。朝はCNNのクラスに参加して、ヨガクラスにも行きました。
すごいと思ったのは、ただヨガをやるだけじゃなくて、ちゃんとテキストがあって英語の勉強になってるんです。コスメティックという美容のクラスでも、テキストがあって英語の勉強になってました。
留学は生徒層が大事
子供がいたから今回はCPIに行きましたけど、もし1人だったら別の学校がいいかなと思いました。中谷さんのサイトにもありましたけど、ビジネスマンが多い学校がいいですね。大学生と話すより、社会人と話すほうが楽しいです。生徒層って大事ですね。
台湾人ともいろんな話ができたので、それがすごくおもしろかったです。日本人だけだったらちょっと物足りなかったかもしれない。でも、私たちが卒業した次の週は日本人が60人くるって言ってたので、ほんとうにタイミングですね。
ジュニア留学するなら子供の国際比率はチェックしたほうがいい
ーーセブに子供を連れていくときの注意点はありますか?
中谷さんに言われたとおりでした。生徒比率を確認したほうがいい、と言われたけど、大事だと思いました。生徒の国際比率とか、同じ年の子供がいるかは確認したほうがいいですね。申し込み時期によってはわからないでしょうけど、同世代がいたほうがいいと思います。
今回は同世代はいましたけど、韓国人ばかりで、韓国人はグループになっていたのでほとんど交流できなかったです。韓国人はいろんな子がいて、授業中にずっと走っていた子もいたようです。ELSAだったらほとんど韓国人だったと思うのでキツかったかもしれないです。
日本人も同じだと思うんですけど、1つの国籍でいっぱいいたら、そこで居心地がいいから、それ以外の国籍の人とわざわざ接点を持たないですね、たまたまかもしれないけど閉鎖的な感じを感じました。
1週間の留学は短い
下の子は中国に帰ってきて、はじめて発した言葉が韓国語の「チュグレ」だったんです。「お前、死にたいのか?」っていう意味なんです。映画でよくでてくる言葉みたいで、授業中に韓国人の生徒が先生に言っていて覚えちゃったみたいです。それぐらい韓国人が多かったです。
ーー1週間という期間はどうでしたか?
1週間では足りないですね。1週間の生徒なんかいないから、みんなに驚かれました。入学金はかかるので1週間だと割高になります。月曜日はレベル試験とかオリエンテーションで授業がないし、学校によっては、金曜の授業が少なくなるみたいです。でも、今後いろんな国に行くにあたっての下地つくりだったので私たちにはよかったです。
「次はマルタに行く?」って行ったら、「行かない」って言ってました。ちょっと英語が嫌いになっちゃったみたい(笑)。でも、いろいろあったけど、いい経験でした。子供たちも楽しんでいたけど、私も楽しかったです。
(2024年2月8日)
編集後記
子供の英語教育にフィリピン留学を上手に使ってほしい。親子留学やジュニア留学を検討している方は参考になると思います。CPIは施設がキレイで人気のセブの語学学校です。