打撲してマニラの病院に行ったら医療英語の勉強になりました。海外旅行保険でキャッシュレス

マニラの病院 マカティメディカルセンター

20代 女性

ーーマニラで怪我したんですよね?

はい。授業後に1人でモールに水を買いに行っていたんです。夜です。2Lのペットボトルを何個か買って、帰っているときに、モールの階段で転けてしまったんです。最後の段がちょっと砂利っぽくなっていて、つまずいて滑ってしまったんです。

トートバックを抱えてたんですけど、中にパソコンが入っていて、転んだときにパソコンが肋骨にぶつかってしまって…。痛かったけど、外傷はなかったです。血はでてないです。ちょっと内出血はしてたけど、立ち上がれたので、安静にしてそのまま寝ました。

次の日起きたら状況は変わってなくて。動けるけど、まだ少し痛かったんです。それで、早めに学校に行って、フィリピン人のスタッフに相談しました。その後、フィリピン人の方と一緒にマカティメディカルセンターという病院にGrabタクシーで行きました。日本人オーナーも後から来られました。病院は学校から近いんですが、ちょっと渋滞があって時間がかかりました。歩いた方が早かったかもしれない。

ーー病院の手続きは学校がしてくれるんですか?

学校がしてくれました。私は海外旅行保険の証券をフィリピン人のスタッフに渡しただけです。海外2回目で不安だったので、保険に加入していたんですがよかったです。海外旅行保険は価格比較して。盗難保証がある一番安いau損保にしてました。2週間で4000円ぐらいでした。もとを取りました(笑)。

ネット保険だったので、印刷した証券がなかったんですけど、サイトにログインしてデータを渡したら学校の方が印刷してくれて、それを持って行きました。

マカティメディカルセンターのゲートで受け取ったトリアージ

ゲートでトリアージを受けて、最初はジャパニーズヘルプデスクというところに行きました。日本語が喋れるスタッフの方と、フィリピン人のスタッフがおられて、そこで書面を書いて、日本語で症状を伝えました。

海外旅行保険を使うときは、病院に行く前に国際電話で連絡するみたいなんですけど、保険証明書を渡したら、先方が保険会社に連絡してくれました。

その後、ジャパニーズヘルプデスクのフィリピン人スタッフの方と一緒に、病院の外来の受付に行きました。少し日本語ができるんですが、案内されるまでその方が一緒にいてくれました。自分の番が来たので、診察室に入ってフィリピン人のお医者さんに診てもらいました。

自分で症状を伝えてたんですが、やっぱり話すスピードは早いし、医療英語は日常使うものと違うから、ちょっとわからなそうな顔をしたら、仲介してくれました。基本付き添いは一緒に入れないんですが、学生で英語もタガログもあんまりできないから、付き添いが許可されたみたいです。

病院は勉強になりました。ある程度聞き取れました。学校とは違う形で英語に触れられたし、医療英語の単語の使い方も知れてよかったです。問診を受けて、レントゲンを取って、その後、レントゲンを見ながら説明を受けて。骨折はしてなかったので、痛み止めを出してもらいました。

保険証書を渡しただけでお金は払ってないんです。学校に帰ったのはお昼ごろです。その日は午前中授業が受けられなかったんですが、補講にしてくれたので、後日その分の授業を受けさせてもらいました。その後は、生活に支障をきたすほどではなかったので、痛み止めを飲んで授業を受けてました。

ーー日本に帰ってから病院に行ったんですよね。大丈夫でした?

もう1回レントゲンを撮ったら骨折してました…。でも、大丈夫です。治療法としては変わらなくて、安静にしとくしかないんです。海外での病院なんて普通は経験できないので、おもしろかったです。

体調不良で病院に行く人はたまにいるみたいですけど、私みたいな怪我は珍しいみたいです。怪我で病院に付き添うのは初めてとスタッフの方も言ってました。海外旅行保険に加入していてよかったです。

(2024年5月10日)

編集後記

フィリピン留学で怪我したときにどうなるか気になる人もいると思うので参考にしてください。海外旅行保険に加入していると、フィリピンにあるジャパニーズヘルプデスクというサービスが利用できます。留学中に骨折する方もたまにいますので注意してください。

学校からの連絡:グランドラインは在学中に補講授業が消化できないと帰国後にオンラインレッスンを提供してくれるそうです。生徒都合での欠席は授業がなくなる学校が多いので手厚いですね。

海外旅行保険についてはよく質問を受けるので、以下でまとめています。

体験談に出てくる学校

Grandline (マニラ)

ビジネス英語に特化した社会人向け英語学校

フィリピンで病院に行った体験談

トラブル体験談

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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