フィリピン親子留学を検討、下見でセブに短期留学したお母さんのリアルな体験談

親子留学を検討しているお母さんのセブ留学体験談です。失敗しないために短期でセブを下見されています。

セブに短期留学したお母さんの体験談

46歳女性、中級、3月27日から4月5日、10日間

旅行のような親子留学を計画

最初は子供と一緒に親子留学しようと思っていたんです。英語を勉強するというよりは、いろんな世界、いろんな選択肢を感じてもらえたらいいなと思って。親子旅行みたいな感じです。それで、いろいろ探していたときに、フィリピン留学ラジオを知ったんです。

サイトの記事はすごく読みましたし、中谷さんの本「英語はフィリピンで学べ!」も読みました。それで、DETiにしようと思って、学校に問い合わせをしたんです。だけど、予定が合わず、違う学校を検討しなくてはならなくなったんです。

中谷さんの本に載っていた学校もコロナで閉校したところが多くて、どこにすれば良いのかわからなくなって。中谷さんに問い合わせさせてもらいました。

ただ、いろいろあって、子供の都合があわなくなったんです。でも、下見をしてみようと思って、1人で短期セブ留学することにしたんです。

CEGAを選んだ理由

日本人経営であること、小規模校であることを条件に相談したら、中谷さんがいくつかの学校を紹介してくれました。その中で、先生の質が良いという口コミが多かったCEGAを選びました。

心配だったのは、施設です(笑)。高校生の時にオーストラリアに3週間留学したことがありましたが、途上国に行くのははじめてだったんです。すごく不安でした。アジアで行ったのは上海、台湾、韓国だけなんです。

中谷さんにホテル滞在を提案されて、最初はホテルに滞在して、通学することを検討していました。だけど、短期なので大丈夫だろうと思って学校の寮に滞在することにしました。

英語の授業は満足

授業は1日5コマ。DME2コマ、スピーキング2コマ、TOEIC1コマです。初日にレベルテストがあって、その結果をもとに決めました。私のレベルはHigh pre Interでした。先生が私の希望を聞いてくれて、試験結果から、どんなテキストや授業が適しているか説明してくれました。

セブのCEGAの英語レベルわけ

購入するテキストは、なぜそれを使うのか、このテキストで授業を進めるとどんな効果があるのかをしっかり説明してくれました。最初に教科書の説明をしてくれたのが、すごくよかったです。購入に納得出来ました。

試験勉強しかしてなかったので、英会話とかヒアリングはどう勉強していいかわからなかった。でも、説明してもらったので、日本に帰ってからもどんな勉強をしたらいいのかイメージできました。

なぜTOEICの授業を受けたんですか?

私はTOEICの対策をするつもりはなかったんです。でも、ロングマンTOEICの教材を提案されたんです。「なんでTOEICの教材なの?」って聞いたら、レベル試験でリスニングが弱かったようなんです。ヘッドティチャーが、「試験対策をするわけじゃないけど、TOEICの教材は実用的だよ。」って言われて。TOIECの教材を使って、英会話の勉強をしました。

セブの語学学校セガ

正直、半信半疑だったんですけど、実際やってみたらすごくよかったです。問題は解けるんです。カンで(笑)。でも、先生と一文ずつ確認していくと、リンキングが聞き取れてないことがわかりました。1つずつ確認することで、自分が何が聞き取れないかわかりました。TOIECは日常会話でも使える表現がありますね。リスニングの確認にもよかったです。

DMEはどうでした?

つらかった…。私は英語の問題は解けるけど、話せないんです。DMEはブック3でした。難しくて…。全然できない。だから、途中からブック2にしてもらったんです。レベルを落としたら、すごく楽しくなりました。変更してよかった。

難しいなと思ったから、他の生徒にも相談しました。DMEは1からやったほうがいい気がします。リクエストにこたえてくれるので、言ったほうがいいです。

スピーキングの授業で使っていた「Can you believe it 3?」という教科書もよかった。すごくよかったから、帰国して買おうと思ったら、もう絶版になっていてすごく高かったです。

5コマは少ないですか?

1週間なら8コマ受けてもいいかも。ただ、復習はしたほうがいいので、6コマぐらいかな。予習復習は2時間ぐらいやってました…。8時間授業を受けて、ずっと自習している生徒もいました。勉強している人はすごく頑張っていました。

先生はとてもよかったです。3日目ぐらいから先生の違いがわかりました。先生によって教え方が全然違うんですよ。30、40代の先生は安定感がありました。英語を教える経験もそうですが、人生経験も豊富なので、深い話ができて楽しかったです。若い先生は雑談が多いこともありました。宿題の答え合わせだけになったり。こっちから深い質問をしないと、授業が流れていく感じです。

TOEIC対策を頑張っていた生徒は、雑談をやめるように直接先生に言っていました。合う、合わないはあると思います。でも、総合的に熱心で優しく、1コマ50分の授業が毎回あっという間でした。

授業後はセブの街中で実践

中谷さんの本を参考にして、毎日出かけていました。先生に聞いたおすすめのカフェやマッサージに行って、できるだけ英語を使うようにしました。毎日違うカフェに行ってましたし、ネイルサロンにも行きました。

セブのカフェで英語を話す

上手く話せなかった場合は、次の日に先生に言い方を聞いて、またトライするんです。それを繰り返していました。先生は不完全な英語でも理解してくれるんですけど、街中ではそうはいかない。だから、セブの街中で、積極的に英語を使って、伝え方や英語に慣れるようにしてました。

例えば、朝食にアイスティーがついてるんですけど、フィリピンのアイスティーってすごく甘いんですよ。だけど、「砂糖抜き、氷抜きにして!」とかパッと出てこないんです。そういうわからなかったことを先生に聞くんです。授業の最初の5分ぐらいの間に聞いてました。先生によって表現が違うので、みんなに聞きました。それもすごく勉強になりました。

氷がなくなったと思ったら、次は、コップいっぱいに入っているんです。だから、「量が多いからグラス半分でいいってどう言うの?」とか。そういうことを先生に教えてもらって。また授業後に、カフェやマッサージに行って実践してました。

生徒の年齢層は幅広い

生徒の雰囲気は?

私が行った時は、10人ぐらいでした。小規模ですね。大学生、30代、40代、60代と様々な年代の人がいました。カップルで来ている人もいました。

60代で別の学校に行ったことのある方は、「CEGAだと中年の方も多いから過ごしやすい。ただ、日本人ばかりなので、他の国の人と交流したい場合や、英語オンリーで過ごしたい場合は向かない。」と言っていました。

生徒の年齢の幅が広く、若い子たちだけではないので、中年以降の方にはとても良いと思います。私はよかったです。

アジアの施設を甘く見ていた

セガには第一寮と第二寮があります。第二寮のほうが高いんですが、少しでもキレイなほうがよかったので、私は第二寮に滞在しました。中谷さんから「フィリピンクオリティですよ!」って念を押されていましたが、甘く見てました(笑)。思ったよりフィリピンクオリティで、正直他のホテルに移りたかったです…。

何がしんどかったんですか?

部屋が古いんです。でも、自分で写真に撮ると、そんなに汚くはないんです。写真じゃわからないですね。備え付けのカウンターの椅子はグラグラです。ユニットバスなんですが、シャワーを浴びると、トイレの足元もビチャビチャです。大丈夫な人もいると思います。でも、日本に慣れている人はしんどい。私は東南アジアがはじめてだったので、しんどかった。

アジアでは当たり前のことでも、はじめてだと驚きますよね。

あと、うるさかったんです…。第二寮は道路に面しているから、夜もクラクションの音が聞こえるんです。さらに、朝の5時ごろに、どこかの部屋の電話が鳴り響いていて。電話に出ないからずっと鳴っているんです。アラームも鳴っていて。そういうのが3日ぐらい続いてました。でも、3日後には慣れました。慣れるんですよね(笑)。

ただビックリしたのは、初日の夜に廊下で誰かが歌っていたことです。マイクを使ってカラオケしているんです。廊下で歌ってるんです(笑)。10分ぐらいだったけど、もう夜11時で驚きました。

別の日は、夜12時ぐらいに男女が大喧嘩していて。叫び声と怒鳴り声がすごかった。文句を言おうと思ったけど、女の人の叫び声が怖くて…。言えなかったです。15分ぐらいしたら降りていったので静かになりました。とにかく騒音が酷くて寝不足でした。初めはかなりカルチャーショックと怖さがありました。

一番のカルチャーショックは寮の前のラモスロードでした。道路はデコボコです。歌舞伎町のダークな感じです(笑)。学校までの道のりに、ホームレスの人や野良犬、野良猫、野良ネズミが多く、1人で歩くのが本当に怖かったです。夜は暗いし、女性は1人だと不安だと思います。はじめてアジアに行く人は注意してほしい。

裏道もあるんですが、「え、ここを歩くの?」みたいなところで(笑)。人の家みたいなところなんです。夜は薄暗くて怖かったので、大通りを通るようにしました。

セブの裏道がローカルすぎて怖い

あと、運悪く、道路の工事が始まって、遠回りしないといけなかったんです。学校まで15分ぐらいかかるんですよ。通学に時間をかける分、勉強したかったです。

第一寮はもっと古いみたいです。隣にカラオケ屋があるみたいで、部屋によっては、夜遅くまでカラオケの歌がうるさくて眠れない、という話を聞きました。ただ、あのセブ市内の状況を体験したので、もうどこに行っても怖くないです(笑)。

学校の食事は日本食で美味しい

学校のご飯は美味しかったです。おかずが2、3種類、汁物、フルーツ。栄養バランスも良い食事でした。特にご飯はお米の配合にこだわっているようです。

ご飯は野菜やスープ、お味噌汁、かつカレー、天丼など毎回色々な日本的な味付けの食事が出るので、長期滞在する生徒にはとても良いと思います。

第一寮と第二寮では朝食だけ違うんです。私は第二寮だったので、指定されたカフェで朝食を食べてました。

第一寮の朝食は質素ですよ(笑)。

私は、フィリピン料理も食べてみたかったので、時々外食していました。

フィリピンのデザートハロハロ

セブ短期留学はいい

10日間という期間は短かったですか?お試しにはちょうどいい?

ちょうどよかったです。中弛みもしない。もうちょっといたい。また来たいな。と思いました。私の場合、長期間同じ学校だと、甘えが出てしまったり、授業を受けているだけで勉強した気になってしまうと思ったので、よかったです。

次回も行くとしたら、短期留学で集中して勉強したい。足りないと感じたところを日本に帰ってきてから、オンライン英会話を受けたり、自分で勉強して、次に行くまでにレベルを上げて行く。それが私には合っていると思います。

短期間ですけど、英語力の変化を感じました?

英語を使うことに躊躇がなくなりました。すごい進歩です。海外旅行が好きなんですが、レストランで英語を話すのを躊躇する時がありました。セブは街中でも英語を使えるのがよかったです。

サポート体制が手厚い

CEGAの日本人スタッフのサポートは手厚いです。とても良かったです。些細なことでも相談するとすぐにケアしてくれました。「問題ないですか?」と声をかけてくれるのもありがたかった。経験豊富で安心感がありました。日本人スタッフがすばらしいってみんな言ってました。

あと、中谷さんに相談したのは本当に良かったです。現地の情報を沢山知っているし、セブに着いてからも色々相談に乗ってくださったので、とても心強かったです。中谷さんの情報のおかげで、聞かなければわからないような経験ができました。言われなかったら絶対タホは食べなかったと思います(笑)。中谷さんに相談した自分を褒めたいです。

セブのローカルデザート タホ

同じ時期にいた生徒さんは他のエージェントで申し込んだ人がとても多く、みなさん揃って酷いと言っていました。申し込み後のアフターフォローがあんまりないみたいです。エージェントのサポートもこんなにも変わるのかとびっくりしました。

フィリピン親子留学はあわない子供もいる

フィリピンの親子留学をどう思いますか?

難しいですよね。フィリピンはあうあわないがあると思います。子供があわない可能性もあると思います。路上生活者を見たらビックリするでしょうし、野良犬もビックリすると思います。怖がるかもしれない。だから、慎重に考えたほうがいいです。でも、子供を連れていきたい気持ちはあります。

東南アジア感は理解しておかないといけないです。道路も汚いです。それは伝えないといけないと思う。親子留学については、すごく読み漁ったんです。でも、いい情報しかないんです。セブを下見してよかったです。

親子留学で失敗した方もいっぱいいます。親子留学エージェントの記事はネガティブな情報は少ないかもしれないです。あと、しばらくフィリピンにいると慣れてしまって、日本の感覚がわからなくなっていることもあると思います(笑)。

セブに来てわかりました。横断歩道も信号もないから怖いですよね。

またセブに来ます!

寮に不満は残りましたが、先生とスタッフがとても暖かくて、居心地が良かったです。アットホームで、先生もCEGAは働きやすいと言っていました。学校の雰囲気は良かったです。だから、またCEGAに行きたいです。

CEGAはリピーターが多いです。学校には、CEGA以外に他の学校に行ったことのある人が多かったんです。コロナで学校がなくなってしまって、CEGAに来た方もいました。だから、色々話を聞きましたが、皆さん口を揃えて先生の質が他の学校より良いと言っていました。でも、その反面、寮は古い。という意見もありました…(苦笑)。

CEGAは他の生徒たちと仲良くなりたい人、アットホームな雰囲気が好きな人、毎日日本食が食べたい人、日本人スタッフのサポートを受けたい人に向いていると思います。逆に、他の人との交流は控えて、勉強に集中したい人、住環境に重きを置いている人は向かないと思います。

今回、勇気を出してセブ留学をして本当に良かったです。実際なにもトラブルもなく、強くなった気もします。気をつければ危険なことはなく、フィリピンの人たちは優しくて、お店の人も英語が話せるので、学校の外でも英語の勉強になりました。迷っている方がいたら、短期でも良いので、行くことを強くお勧めします。私は夏にまた行きます!あまりに楽しすぎて帰ってきてすぐに申し込みました。

フィリピン親子留学を検討した体験談

(2023年4月5日)

編集後記

もともと親子留学の相談だったけど、途中からセブの下見に変わったので、融通がきく学校がいいと思いました。CEGAは授業の満足度が高い学校ですが、施設は古いです。アジアクオリティの環境が平気な方にはオススメですが、アジア慣れしてない方にはオススメしません。

体験談に出てくる学校

CEGA (セブ島)

DMEでスピーキング強化!門限なしで自由に英語学習したい方にオススメ

親子留学の体験談

トラブル体験談

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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