セブ留学でIELTSスコア6.5達成!セブ島のセガで受けたDMEとIELTS対策の組み合わせがスピーキングの上達に効果的だったようです。試験対策の専門校でない学校でIELTS対策するメリットとデメリットが分かります。
セブ留学でIELTSスコア6.5達成
セブ留学してました。セブのセガに6週間、ブライチャーに4週間です。もともとは6週間、2週間の予定だったんですが、ブライチャーを延長しました。
問い合わせをいただいたのが6月ですね。オーストラリアの大学院に行くのにIELTS6.5が絶対に必要なので、「フィリピンでIELTS対策をしたい。」って内容でしたよね。
そうです。UVにしようかと思ってたんですが。詳しい方に聞いたほうがいいかなと思って問い合わせしました。
数年前に受けたTOEICが640で、直近のIELTSが5.5でしたっけ?英語の勉強はしていたんですよね。
今年に入ってから、本格的にやりはじめました。
すごく調べてましたよね。
本屋で立ち読みしたり。中谷さんの本も読みました。ネットも見て。いろいろ調べていたら留学ラジオに辿りついて問い合わせしました。
慎重なタイプですね。
慎重ですね。セブで他の学生さんと話していても、「慎重な性格だよね。」っていわれて。中谷さんにもいわれてたので、自分って慎重なんだなと改めて思いました。
今までは自覚してなかったんですか。
ちょっと心配性なところはあるなと思っていたんですけど。傍から見ても、慎重な感じが出てるとは思ってなかったです。でも、そこは変えていきたくて、もうちょっと大胆になりたいです。思い切ったことができないので、できる方が羨ましいです。英語とは関係ないですけど。
でも、その性格は英語にも少し関係してると思いますよ。慎重な方や完璧主義な方は、言葉選びが慎重でレスポンスが遅い傾向があると思います。
なるほど。確かにそうかもしれない。
それで通話でいろいろ話したんですよね。
はい。最初はIELTSの試験対策学校を探してたんですが、テクニックでスコアを取るのもいいけど、オーストラリアで通用する英語力を身につけることも大切なんじゃないかと言われて、確かにそうだなと思いました。それで、ブライチャーが気になったんですが、ブライチャーは試験対策の学校ではなくてライティングを中心に英語力を鍛える感じだったので、試験対策校でIELTSのスコアを取ってからブライチャーに行こうと思ったんです。
でも、試験対策の学校が定員いっぱいで空いてなかったんですよ。語学留学を考えたのが6月末でちょっと遅かったんです。エージェントに問い合わせしたら、確かC2とU2はいっぱいで。UV、ZEN English、セガの3つが空いているといわれたんです。
夏休みでしたからね。なんでセガにしたんですか?
決め手はDMEですね。試験対策コースではなく、しっかり英語力をつけて、IELTSのスコアも取りたいと思いました。
ブライチャーに行くことは決めてたんでしたっけ?
最初はセガだけ行こうと思ってましたが、結局両方行くことにしました。
途上国でカルチャーショック
初めてのフィリピンは、どうでしたか?
ちょっとしたカルチャーショックがありました。ストリートチルドレンは衝撃でした。父がインドに赴任しているので、1回インドに遊びに行ったことがあるんですが、町中でガンガン絡まれるのは経験したことがなかったので、衝撃でした。
子供が集まってくるんです。でも、何もできないので、ちょっと無情な気持ちになりました。息抜きにコロンストリートも行ったんです。ローカルのカルボンマーケットにいる人を見て複雑な気持ちでした。日本だと、みんなある程度の生活水準なので…。
初めて見たんですね。
車やタクシーに乗って見ることはありましたが、自分の足で歩いて空気を感じたことはなかったです。中谷さんが、「現地の雰囲気も感じてほしい。」って言ってたのを現地で思い出しました。ブライチャーの生活だけだったらセブのローカルは見えないです。自分は日本で生まれて恵まれていると感じました。いい経験でした。
IELTSとDMEの授業が効果的
セガではどんな授業を受けたんですか?
7コマとってました。DMEが2コマ、IELTSが2コマ、発音が1コマ、グループクラスが2コマです。
目的はIELTSスコアですよね。セガの6週間はどうでしたか。
すごいよかったです。柔軟に対応してくれました。オーナーの小仲さんに相談したり、フィリピンの先生にも相談しましたが、本当に柔軟でした。IELTS対策したいと言ったら、きちんとプランを組んでくれました。
IELTS専門学校ではないけど、IELTSの勉強はできたんですか?
できました。スピーキングをとにかくやりたかったんですが、きっちりやれたと思います。
6週間で、IELTSの手ごたえを得たんですか?
スピーキングの変化を感じました。IELTSとDMEとのセットがよかったです。IELTSの試験を日本で受けたときに質問がちゃんと聞き取れなくて、うまく答えられなかったんです。DMEはパッと質問されて、意見をパッと述べる練習じゃないですか。それですごく鍛えられて、セブでIELTSの試験を受けたときに、試験官の質問がスッと入ってきたんです。自分の変化をすごく感じました。DMEとIELTSを組み合わせて勉強したのがすごくよかったです。
レスポンスも速くなりました。スピーキングもスムーズになりました。まだ全然ナチュラルじゃないですけど、自分が課題だと感じていたところは改善できた気がします。
IELTSの授業はスピーキングだけ受けたんですか。
最初はスピーキングだけでしたが、途中からリーディングもやってもらいました。500か600ワードぐらいの原稿を5分ぐらい読んで、それを要約して喋るんです。リーディングとスピーキングを兼ねた内容でした。
要望を出して、授業をアレンジしていったんですね。
柔軟にやってくれました。試験1週間前には、苦手なところを復習したり。模擬試験的なこともやってくれました。
大きな学校の試験対策コースは仕組みができているので、そこまで融通がきかないんですよ。セガは日常会話もDMEもIELTSも教えられる先生がいるから柔軟に対応してくれますね。学びたいことが明確な生徒にはいいです。うまくいったみたいで、本当によかったです。DMEはすんなり入ってきましたか。
いや、すんなり入ってこなかったです…。最初の1週間は、頭が混乱してました。ペースについていけなくて。慣れるのに必死で。久々に頭を使ってる感じでした。でも、1週間経ったら、不思議なことに慣れてきました。
DMEとかのメソッド授業は途中で辞める生徒が多いんです。意味がわからないとか、退屈だとか言って。
ハッシーさんの記事も読んでいたので、メソッドは信じてやってみようと思ってました。
DMEは効果があったと思います。わかんないですけど、短期記憶を使って、聞いたことを頭の中でストックしておく感じなんです。最初は、考えていることを言おうとしている間に、質問が抜けていってたんですけど、そういうのがなくなりました。
DMEはちゃんと答えるまで徹底的にやるので厳しくてよかったです。セガはもっとDMEをアピールしてもいいと思います。受けてない生徒もいたのでもったいない。
DMEはみんなにオススメしたいですか?
いや、初級だとDMEはちょっとしんどいと思います。中学文法は押さえてないとDMEは辛いと思います。
確かに。文法知識が全然なかったら、たぶん混乱してしまいますね。すごく初心者にはDMEはオススメしないです。
あと、他の生徒と話してると、先生が話すのが早いからやめちゃってたりしてるんです。それはもったいないと思いました。
そういう理由で辞めるのはもったいないですね。いいトレーニングは地味なことが多いので。楽しさ重視の生徒には退屈かもしれない。目的次第ですが、鍛錬にはストレスも必要です。
報告してなかったんですが、セガの滞在5週間目にIELTSの試験を受けて、目標にしていた6.5はとれました。
おめでとうございます!
発音の授業はよかったですけど。その後にブライチャーに行ったので、どうしても比べてしまいます。ブライチャーは徹底的にやるので徹底度が違う。でも、よかったですよ。今までできなかった発音をマンツーマンで楽しく学べました。
モチベーションが高い人は厳しい授業がいいんですけど、厳しい授業をみんなが望んでるわけじゃないので、ステップを踏んだのがよかったかも。
そうですね。まずセガで楽しみながら学んで。そのあとにブライチャーで厳しく学びましたからね。その順番でよかったです。
グループクラスは自分のレベルと合った生徒はいましたか。
そこは正直イマイチでした。初心者が多かったです。
小規模の学校のデメリットですね。生徒数が少ないとグループクラスのレベルをあわせにくい。グループクラスは生徒のレベルが揃っていないと効率が悪いですね…。
セガの生徒層
セガは時期によって生徒層が変わりますね。
それは感じました。行ったときは、正直いうと遊んでいる人が目についたんですが、真面目な生徒もいました。勉強してる人は出てこないから分からないんです。途中から仲よくなった生徒さんは結構勉強されてました。
交流したい人は目に付くけど、勉強している人は部屋から出てこないんですよね。
最初、真面目な20歳ぐらいの女の子がいて。その子がよく屋上で宿題をやっていたので、一緒に勉強してたんです。けど、途中で大学生がたくさん入ってきて、だんだんそっちのグループに流れていって屋上で見かけなくなりましたね。自分はテストを受けるって決めてたので、気にせず勉強してました。
マイペースでやってました。といっても、部屋に籠もっていたわけじゃないですよ。30歳前後のコミュニティに入ってたので、ちょっと喋ってから、勉強しますみたいな感じ。
授業外では、どれぐらい勉強していたんですか。
前半はボチボチでした。授業が終わって、ご飯を食べて、3時間ぐらいです。部屋では集中できなかったので、ご飯を食べる屋上でやっていました。屋上はダベっている人とか、お酒を飲んでいる人もいるんですけど、ヘッドホンをつけて勉強してました。風が心地よかったし、眺めもいいし。
後半には勉強量が減ったんですか。
いえ、増えました。実際遊んでいる人もいましたが、事前に「遊ぶ人は遊ぶから。自分のペースで勉強したほうがいいよ。」とアドバイスをもらっていたので、途中で「こういうことか。」と感じました。2週間ぐらい経ったときに、何のためにフィリピンにきたのか見つめ直して。朝も勉強するようにしたので勉強量は増えました。途中からは仲良くなった生徒がみんな真面目だったので、一緒に屋上で勉強してました。
ご飯はどうでしたか。
セガの料理は普通においしかったです。ちょっとお腹に不安があったんですけど、何も問題なかったです。
IELTSの勉強仲間が欲しかった
セガでイケてないことはないですか。
同じ目標を持ったレベルが高い生徒がいたらもっとよかったです。IELTSの試験会場に行ったときに、日本人同士で喋っている学生がいたんです。同じ学校から来ていて一緒に頑張ってる感じで、羨ましかったです。
たしかに同じ目標をもってる人がいたらモチベーションをキープしやすいですね。
自分はIELTSのスコアをとらなきゃというところでモチベーションを保っていたんですけど。同志がいればもっとよかった。生徒からの刺激が足りなかったのは、ちょっとマイナスかなと。まあ、しょうがないですが。
大きな試験対策の学校に行けば、同じ目標を持った生徒がいる可能性が高いので、それはメリットですよね。お互いに刺激になりますもんね。
あと、寮の隣に飲み屋があるんです。お酒を持ち運んで飲めるハリソンパークっていうんですが、そこがちょっとうるさい。
部屋にいてもうるさいです。夜中を過ぎても2、3時ぐらいまでやってるんです。結構ガンガン鳴ってるんで、試験1週間前は神経質になっていたから寝れなくて。耳栓して寝ていました。
僕は何回も泊まったけど、ハリソンパークの騒音が気になったことはないです。部屋の場所によって違うのかな。
よく愚痴ってましたよ。授業で「昨日、よく寝れた?」って聞かれて。「あまり寝れなかった、飲み屋がうるさいよ」っていうギャグを毎回いってました。
部屋を変えてもらえたらよかったのに。
変えても大差ないと思って。部屋には満足だったので。
英語学習は、IELTSの目標スコアも達成してよかったんですね。
はい。それで、当初予定していたブライチャーに移動しました。もしIELTS6.5が取れてなかったら、IELTSの勉強をしないといけないから、ブライチャーも切り上げて帰らなきゃいけなかったんですけど。運よく取れてよかったです。基礎英語がある方にはDMEはオススメです!
(2017年10月3日(火) 渋谷にて)
編集後記
DMEとIELTS対策の組み合わせがスピーキング強化に効果的だったというのは面白い感想だと思います。DMEの授業が受けられるセガに興味ある方は公式サイトで確認してください。