DMEの効果は?カランメソッドとの違いは?

Update 2019.12.27

DMEメソッドとカランメソッドの違いと効果

DMEやカランメソッドの授業をいろんなところで受けたので、メソッド授業の効果をよく理解しているつもりです。ですので、誤解されがちな、DMEの効果と、カランメソッドとの違いを説明しようと思います。

DMEを理解するには、まずダイレクトメソッド(Direct Method)を知る必要があります。ダイレクトメソッドとは、ものすごく簡単に言うと、英語で英語を教えるテクニックです。

ダイレクトメソッドとは?
1800年代後半にドイツやフランスで使用されはじめた会話のみで学習させる教授法。直接教授法とも言われていて、学習者の母国語を使わず、学習する外国語だけを使って教えます。

1800年代後半に生まれたダイレクトメソッドがベースとなって、1960年にカランメソッド、2007年にDMEが生まれました。こういった経緯から、DMEはカランメソッドの改良版とも言われていて、DMEとカランメソッドは比較されることが多いです。ただ、実際はまったく別物だと思います。DMEを理解するにはカランメソッドも大事なので、よくわからない方は、以下の記事を読んでください。

カランメソッドって英会話上達に効果的なの?

DMEのコースとテキスト

では、いよいよDMEについて触れていきます。まず、DMEはDirect Method for Englishの略です。ですから、DMEメソッドという表記は正しくないです。

DMEとは?
2000年から約7年かけてつくられた英会話学習法です。その効果の高さで口コミが広まり、2007年の誕生以来、世界30ヵ国以上の700以上のスクールに取り入れられています。

DMEのテキストはDirect Language Lab(DLL)が作っていて、テキストにはDMEという表記はありません。designed with Direct Method englishと書かれているだけです。

おそらくですが、ダイレクトメソッドの考え方をもとに、カランさんが考えた教材はカランメソッドと名付けたけど、DLLが作った教材には明確な名前をつけなかったのでわかりにくくなってるのではないかと思います。DLLの公式サイトは以下です。

Direct Language Lab – Direct Method for English

現在、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ポーランド語、ロシア語に対応しています。英語版が日本ではDMEと呼ばれているという感じです。

DMEは多言語学習に対応

英語にはジェネラル、ティーン、キッズ、ビジネスの4つのコースがあります。日本ではDMEが指すのは一般的に英語のジェネラルコースです。Direct Language Labはテキスト、アプリ、eラーニングの3つを開発しています。順番に説明していききます。

テキスト

カランメソッドのジェネラルコースはステージ1からステージ12までの12冊のテキストがありますが、DMEのジェネラルコースはBook1からBook6までの6冊です。ただ、Book6が終了した方向けに、Book7、Book8、Bood9が追加で作られたので、いまは全部で9冊あります。

2007年に第1版、2008年に第2版、2011年に第3版、最新は2018年の第4版です。最新版では大きくテキストの構成が変わりました。

DMEのテキストはBook1からBook9

Book1の内容は初心者向けで、数字とか代名詞から始まります。Bookは複数のモジュールで構成されていて、モジュールの中にユニットがあります。

上の映像は、Direct Language LabのYouTubeチャンネルにあったもので、Book1のユニット20の授業の様子です。スペイン語が母国語の初心者の生徒に教えてる映像のようで、スピードは遅くて、たまにスペイン語が聞こえます。DMEって母国語を使っていいんですかね?よくわかりません。

テキストにはクーポンコードが記載されていて、そのクーポンコードを使うと電子版テキスト、アプリ、eラーニングも使えます。昔はテキストにCDがついていましたが、最新のテキストからはCDはついていません。最新版ではネットとの連動に力を入れていて、テキストのいたるところにQRコードがあります。スキャンすると映像が見れたり、問題がでてきたりします。シンプルなカランメソッドに比べると、かなり盛りだくさんの内容になっています。

ネットには、DMEのテキストは改良されていると書かれていますが、確かにかなり変わっていってますが、内容自体は、相変わらず日本人向けにはわかりにくい表現はあります。テキストは公開されているので、興味ある方は見てみてください。

Teaching English | Books | Direct Method for English

アプリ

DLL公式アプリは4つあります。

  • DLL Ebook
  • DLL Dictionary
  • DLL Words
  • DLL Practise

メインアプリのDLL Ebookは認証が必要なので、テキストを購入しないと使えません。DMEの質問と答えの音声があるので、自分で練習ができます。

DME公式アプリのDLL EBook

カランメソッドのアプリと似てますが、DLL Ebookは自分の声を録音はできません。いちおうリンクしておきます。

他の3つの無料アプリにも少し触れておきます。DLL Dictionaryはディクテーションという名前ですが、そんな機能はないです。DLL Wordsは単語を学ぶアプリでした。DLL Practiseは僕のiPhoneでは何も出ませんでした…。全体的に完成度は低いです。たぶん、これらの無料アプリが気に入ったら有料アプリを購入してって意図なんだと思いますが、アイコンも統一されてなくてわかりにくい。やはり英語学習アプリは日本のほうがよくできています。

e-ラーニング

eラーニングも利用してみました。テキストにでてくる単語と文法の勉強ですが、いまいちでした。単語の問題では、正解以外は毎回ランダムで表示されるため、紛らわしい英単語が混ざります。

DMEのEラーニングの単語と写真の問題、正解はWe are

正解はwe areです…。

DMEのEラーニングの単語と写真の問題、正解はtoo

正解はtooです…。twoはランダムで入ってきた選択肢です。さらに、サイトがとても遅いです…。いろいろ改善されていくことを願います。Direct Language Labの教材について詳しく知りたい方は、公式サイトを見てください。日本語ページもあります。

Direct Language Lab

DMEとカランメソッドの違い

DMEは、フィリピンの語学学校とオンライン英会話で受けました。はじめて受けたとき、突然文法の説明が始まって、戸惑いました。カランメソッドに慣れていたからかもしれませんが、個人的には、文法は分けて学んだほうがいいと思っています。海外では文法が弱い方が多いですが、文法が得意な日本人にとってはなくてもいいと思います。

DMEとカランメソッドの違いでよく挙げられるのが、文法学習の追加と、生徒も質問する部分です。僕が受けて感じた大きな違いは3つです。

  • カランメソッドは文法学習の要素はないが、DMEでは文法学習が追加されている。
  • カランメソッドは生徒は質問に答えるだけだが、DMEでは生徒も質問をする。
  • カランメソッドは生徒は1回答えると次に進むが、DMEではキチンと言えるようになるまで続く。

一番いい変更点だと感じたのは、生徒がしっかり言えるまで繰り返すところです。マンツーマンレッスンで英会話学習するなら、徹底的に繰り返したほうがいいと思います。カランメソッドはすぐに進んでいくのでそこが効果的ではないと思っています。ただし、「生徒ができるまで繰り返す」というルールはどこにも記載されていません。おそらくルールが少し緩くなって、各自の裁量に任せるようになったのではないかと考えています。

DMEの体験談

DMEの効果や感想や人それぞれだと思いますが、当サイトでの口コミを掲載しておきます。

私には合ってました。DMEをコツコツやっていると、英語が出るようになる感覚があったんです。もうテキストも購入してますしね。

DMEはパッと質問されて、意見をパッと述べる練習じゃないですか。それですごく鍛えられて、セブでIELTSの試験を受けたときに、試験官の質問がスッと入ってきたんです。自分の変化をすごく感じました。DMEとIELTSを組み合わせて勉強したのがすごくよかったです。

IELTSスコア6.5達成!DMEとIELTS対策の組み合わせがスピーキング強化に効果的でした!

DMEメソッドは非常に難しい授業です。反射的に答えなければいけないので、日常会話にものすごく役立つと感じております。即答することの難しさを肌で感じてます。でも、少しずつ出来るようになりますし、何よりも、リスニングの力が身につく、DMEメソッドはそういう授業だと感じました。

DMEメソッドがよかったです。型にはまった勉強方法なので、ビギナーの自分にはよかったです。DMEを選ばなかったら、最初は何していいかわからなかったと思います。DMEは文法も沿ってるじゃないですか。「a」とか「the」にすごく厳しいし。「plural」も指摘されるから。とっさに出る言葉が、文法通りになります。

DMEメソッドはイメージすることが大切!

強固なメンタルを持っていれば突破できるかもしれませんが、超基本ができていなければ、DMEを受ける意味はあまりないのではないかと個人的には思います。だから、DMEを受けるのであれば、単語や文法の基礎は学習しておいたほうが絶対いいです

有給で1週間の弾丸セブ留学!DMEレポート!

DME対応の英語学校

僕はカランメソッドよりDMEのほうがいいと思っているので、メソッド学習の相談されたら、DMEの学校をオススメしています。大事なポイントは、繰り返し繰り返し反復するかどうかです。ですので、文法学習には時間をかけないことをオススメしてます。

フィリピンの語学学校

DMEの公式認定校になっているフィリピンの語学学校は3校あります。マニラのPICOとセブのCEGA、そして、KREDOです。PICOとCEGAでは授業を受けましたが、DMEの授業はほぼ同じでした。DMEもカランメソッドも日本人のために作られた勉強方法ではないですが、上手に使えば効果があると思います。

オンライン英会話

オンライン英会話でDMEを受けられるのは、イングリッシュベル英会話が有名です。授業の料金は高めですが、フィリピンで会う中級以上の留学生の何人かはイングリッシュベルでDMEを受けてました。

DMEの二見幸司

DMEの公式サイトを見ると、ディストリビューターに日本人が1人いました。二見幸司さんです。彼はフィリピンにAccess e-talk plus Inc, という会社を持っていて、そこでイングリッシュベル英会話のサービスを展開しています。セブ島のKeppel Bldgです。また、日本では、ふた鶴合資会社を経営していて、イーメソッド英会話を運営しています。DMEの日本の総合窓口は、ふた鶴合資会社になっています。プレスリリースを見てみると、DMEは、2010年に二見さんが持ち込んでいました。

メソッド学習のパイオニア イーメソッド英会話OPEN!【カランメソッド・DMEメソッド】

もともとはイーメソッド英会話でスタートして、いまはイングリッシュベル英会話がメインのようです。このプレスリリースでDMEメソッドと書いたので、日本ではDMEメソッドと認知された気がします。メソッドという文字を使いたかったんでしょうね。そんなわけで、DMEで代表的なのはイングリッシュベル英会話なのです。

イングリッシュベル英会話ではカランメソッドも受けられます(ただし、カランメソッドの公式認定校ではないです)。僕はイングリッシュベル英会話で、カランメソッドもDMEも受けました。公式認定校ではないので、生徒ができるまで繰り返してくれるのがとてもよかったです。非公式で日本人に特化したサービスをしてる学校のほうが日本人の英会話学習には効果的な気がします。

イングリッシュベル英会話の無料体験レッスンは2コマありますが、1コマは英語レベルのチェックなので、DMEを体験できるのは1コマだけです。レベルチェックの結果はメールで届いて、オススメの授業を提案してくれます。興味ある方は無料体験してみてください。

イングリッシュベル英会話の他にも、DMEを提供しているオンライン英会話はあります。DME公式サイトよりご確認ください。

DMEの正式認定学校

英語を上達するために、DMEなどのメソッド授業は効果があると僕は思っています。上達した生徒もたくさん見ています。しかし、学習意図を理解せず、なんとなく受けて、効果がない、と途中で止めた方も見ています。上手に使ってください。

フィリピンではこういったメソッド授業をさらに改良してる学校もあります。留学でメソッド授業を体験した生徒の口コミも参考にしてください。

メソッドの授業が受けられるフィリピンの語学学校

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クリエイター(ノマド)。2012年にフィリピン留学を体験。その後、サイトを作ると学校から呼ばれるようになる。体験した学校は103校。年間半分以上は海外で、イギリス、カナダ、マレーシアでは英語授業も体験。元コンサルタントで、本気の方には留学相談やエージェントもやってます。著書:英語は「フィリピン」で学べ!
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