バギオのスパルタ校として評判のHELPマーティンス校で本気で英語学習した生徒の体験談。HELPのマーティンス校はテスト対策に力を入れており、英語上級で真面目な生徒が多い。EOPも徹底してます。
英語を学ぶキッカケとなったニューヨークの旅
大学生のタカです。一人で旅するのが好きで、大学2回生の夏休みにニューヨークへ一人で行ったんです。それがすごく楽しくて英語を学ぶキッカケになったんです。
何も決めずにニューヨークへ行ったんですか?
ニューヨークへ出発する前に決めたのは住む場所だけです。ユースホステルを1ヶ月借りて、そこを中心に活動してました。
ニューヨークはどうでしたか?
世界で一番エキサイティングな街なので、色んな人種がいて色んな考え方がありました。日本と決定的に違うなと思ったのは、歩いてる人の顔がエネルギッシュで、本当に夢に向かって生きている感じがしていい刺激になりました。町のどこを歩いても楽しかった。
ニューヨークへ行った時の英語のレベルはどれくらいだったんですか?
TOEFLは59点で、TOEICは540点でした。だから「エクスキューズミー」や「アイムソーリー」しか言えなかったです。
ニューヨークでサバイバルしたわけですね。
凄く幸運だったのは、僕は方向音痴なんですけど、ニューヨークの街は京都のように区画化されててわかりやすかったんです。だから、迷うことがなかった。
英語が伝わらない不安はなかった?
逆にモチベーションが上がりました。格式の高いオペラハウスであるメトロポリタンオペラにたまたま行く機会があって、そのオペラハウスでたまたま隣に座ったおじいさんがそのオペラハウスで使われている高級椅子のデザイナーだったんです。そのおじいさんが色々話しかけてくれたんですけど、僕はリスニングも十分じゃなかったので、聞けないことがあったし、言いたいことが伝えられないのが本当に悔しくて。それで英語を頑張ろうと思ったんです。
ニューヨークで英語学習のモティベーションが上がったわけですね。
はい。それで、フィリピン留学して英語力をアップさせて、海外でインターンしようと思ったんです。いまフィリピンにいますが、この後は、アフリカのウガンダでインターン生として働いて、6ヵ月間ビジネスの経験をさせて頂く予定です。
ウガンダでは英語ですか?
フランス資本のベンチャー企業なので、社内語は英語です。外資系の企業なのでかなり厳しい環境だと思います。
バギオのスパルタ校HELPマーティンスの特徴
フィリピンの学校はどうやって選んだんですか?
費用面でフィリピン留学と決めてましたが、フィリピンにはたくさんの語学学校があって、どの学校を選んでいいかわからなくて。友達からセブとかHELPクラーク校の話を聞いたんです。
3ヶ月の短期間でできるだけ英語のレベルを上げたかったので、本気で勉強できる学校を探しました。だから、エージェントさんに電話で問い合わせした時に、一番厳しくてレベルの高い学校をお願いしたんです。そしたら、地域はバギオを紹介されました。バギオは山奥なんで遊ぶところがないし、涼しいので勉強に適していると聞いて、いいなと思いました。それで、バギオのPELTHとHELPマーティンスをオススメされて、HELPマーティンス校の方がスピーキングに定評があると聞いたのでHELPマーティンス校に決めました。ビジネスコースを取りました。
マーティンス校は入試がありますが、TOEICの点数があれば入学するのは簡単ですか?
TOEICの点数があってもスピーキング試験があるので簡単ではないと思います。
スピーキング試験はどんな内容なんですか?
簡単な英語の質疑応答でした。自己紹介とHELPを選んだ理由を聞かれて、旅をするなら一人派か複数派という質問でしたね。一人派と答えました。それで、バギオのHELPマーティンス校に来たんです。3ヶ月経ち、今週末で卒業です。
HELPマーティンスのスパルタはどうですか?
初めてのフィリピン留学なので比較できないですけど、マーティンスはスパルタなので厳しいと思います。
スパルタだと感じる部分はどこですか?
セブやHELPクラーク校に留学している友達とお互いの学校の情報を交換すると、友達の学校では休み時間に日本人同士が日本語を使うことが多いようです。HELPマーティンス校はEOPが徹底してて英語だけしか使えないので凄くスパルタを感じます。
HELPのクラーク校とも違うんですね。
クラーク校は入学試験がないし、カリキュラムも違うみたいですね。
マーティンス校はEOPが徹底したスパルタ環境で、更に生徒さんのレベルも高いですよね?
レベルは凄く高いです。既に英語が喋れる人が多いですし、テスト対策目的の人が多いので
タカさんもテスト対策目的で入学したんですか?
僕はテスト対策ではなく、ビジネスコースで入りました。2ヶ月間ビジネスコースで勉強して、最後の1ヶ月はIELTSコースで勉強しました。
バギオのスパルタ校HELPマーティンスのビジネスコース
HELPのビジネスコースってどんな感じですか?
ビジネスコースはESLみたいな感じなんですけど、ビジネスで使うフォーマルイングリッシュやインフォーマルイングリッシュの違いをしっかり教えてくれる先生に当たりやすい。ビジネス専門の先生が多いので、ビジネスのEメールの書き方とか、授業中にフォーマルなイングリッシュだけ使うとか、適時厳しく指摘してくれる先生が多かった。
具体的に教えてもらえますか?
例えば曖昧な言葉「use、have、take」等、便利な英単語なので日常会話でよく使いますが、ビジネスシーンでは曖昧な単語は使わないんです。例えば「use」だと「utilize」や「consume」に置き換える。他にも「buy」の場合、「purchase」や「consume」に置き換える。ビジネスコースではより具体的な意味を持った単語を使います。マーティンスでは特別厳しい先生の授業を受けていたので、単語を使う時に意識するようになりました。
普段の会話でも「buy」や「sell」を「purchase」や「consume」等に置き換えて使ってましたか?
たまに使うんですけど、日常会話の時は畏まった感じになるので、途中で使うのを辞めました。ビジネスコースのマンツーマンクラスの時に適切な英単語を使うようにしてました。
ビジネスコースは面接やプレゼンの練習もあるんですよね?
ビジネスインタビューの練習が特に役立ちました。在学中にウガンダのインターン先と何度もSKYPEで面接する機会があって、その面接に向けた特訓を授業中に行ってたんです。インタビューの対応や、言葉の選び方とかも適宜教えてくれる厳しい先生だったので凄く役立ちました。
バギオのスパルタ校HELPマーティンスのIELTSコース
ビジネスコースからIELTSコースに移った理由は?
同じコースに2ヶ月いるとマンツーマンクラスの先生が同じになり、ビジネスコースの2カ月目の1ヶ月間はなぁなぁで過ごしてた感じがあったんです。そこで、ビジネスコースを続けても英語は伸びないと思って、日本人マネージャーのハルさんに相談したらIELTSコースをオススメされたんです。IELTSコースは生徒と先生のレベルが高く、話せる生徒が多いので刺激になると聞いて、最後の月はマーティンスで一番厳しいIELTSコースを取ることにしました。
マーティンス校はテスト対策で評判だから、IELTSコースを受講してる生徒が多いですね。IELTSコースでは単語を多く覚えますよね?
先生が厳しくチェックするので覚えますね。IELTSのスピーキングテストはボキャブラリーを豊かに話せるかが評価されるので。
IELTSの4教科を受けてるんですか?
僕はIELTSのスピーキングだけ受講してます。授業ではスピーキングを中心にトレーニングしてますね。
IELTSを受講する事が目的ではないから?
そうです。マーティンス校のテストコースはTOEICとTOEFLがありますが、TOEICとTOEFLは既に勉強してスコアも取ってたので、今まで勉強した事がないIELTSが熱心に勉強できると思って。
TOEICやTOEFLは独学でやったんですか?
TOEFLは日本のTOEFL専門学校に1ヶ月間通いました。週に1回で、4回だけ通って、後は独学で勉強しました。
自主学習でスコアを取ったんですね。差し支えなければTOEICの点数は?
TOEICは910点です。TOEICは時間をかければ誰でもそれくらいの点数は取れると思います。
どれくらいかかりました?
通算で1年くらいやりました。TOEICを勉強する前から大学の交換留学を目指していたので、ある程度の英語の基礎ができていたとは思います。
個人的にTOEICの勉強方法を教えて欲しいですね(笑)。
バギオのスパルタ校HELPマーティンスのスケジュール
バギオのマーティンス校の1日ってどんな感じなんですか?
7時にモーニングリーディングクラス(MRC)があるので、6時30分に起きて準備します。ビジネスコースとIELTSコース、どっちもマンツーマンが4コマ、グループクラスが1コマ、全ての授業の後にスペシャルクラスが1コマ、最後にマネージャーのハルさんが主催してくださる日本人の勉強会へ参加してたのでだいたい1日7コマでした。それに加えてボキャブラリーテストですね。間に休憩はあるんですけど、最後の授業が終わるのは夜の9時20分ですね。
日本人の授業はボキャブラリーテストの後にあるんですか?
そうですね、ボキャブラリーテストの後です。だから朝7時から夜9時20分までですね。その後、授業の復習をしたり自分の勉強をやってました。
朝のMRCは僕も受けました。音源が配布されて、それを自分でディクテーションして、朝の授業で答えあわせするんですよね。その後、自分で音読して、日中に先生の前でリーディングして発音チェックされる。
そうですね。
MRCの内容はビジネスコースとIELTSコースで同じなんですか?
いえ、ビジネスコースとIELTSコースではMRCの内容が違いました。ビジネスコースとESLはCNNから抜粋した3、4行のニュースを読むんですけど、事前に予習しても早すぎて何言ってるかわかんないです。だからもうちょっとゆっくりしたお題にしてくれてもいいのになと思いました。英語を読む練習にはなったんですけど、もうちょっと日常会話的な内容を入れてくれると個人的にはよかったです。
でも、CNNではビジネスの単語が使われますよね?
それがそうではないんですよ。CNNのおまけ話や、ふざけた感じのニュースが集まったものでした。だから凄くマニアックな単語が出てくるんです。
具体的にどんなトピックですか?
例えば「コーヒーメーカーのお偉いさんが亡くなられた時に、骨壺に遺骨を入れるんじゃなくてコーヒーマシンに遺骨を入れた」みたいなどうでもいい話ですね。他には有名な小説が違う国でリメイクされましたとかね。
トピックはビジネスではなかったんですね。IELTSのMRCは?
IELTSのMRCは文書が少し長くなるんですけど、話すスピードがビジネスに比べると遅くなり、内容もIELTSのテストのリスニングに近くなります。ボキャブラリーもビジネスに比べると簡単になるんですけど、知らない単語もあるのでIELTSの方が役立ちました。
夜のボキャブラリーテストの難易度はどうですか?
ボキャブラリーテストはTOEFL用のボキャブラリーでした。自分はTOEFLを勉強していたのでそれほど準備しなくても点数を取れましたが、少しわからない単語がありました。IELTSは類語が必要なので、ボキャブラリーテストの教科書は難しい単語の横に類義語が並んでいて、凄く役立ちました。
マーティンス校で学習する上で工夫した点は?
ビジネスコースやESLコースは授業内容がなぁなぁになってしまうんです。だから自分で英語の面接の練習をして欲しいとか、プレゼンの練習をして欲しいとか、具体的に要求を伝えていかなければ、ただおしゃべりをして終わってしまいますね。
ビジネスコースやESLのカリキュラムはテスト対策コースとは違って生徒依存している部分があるわけですね。
そうですね、かなり生徒さんに依存すると思います。
バギオのスパルタ校HELPマーティンスの食事と施設
HELPマーティンス校の食事は?
学校の給食みたいな食事です。基本的に美味しいですが、たまに全部辛いものが出たりします。辛い食べ物は好きなんですが、キムチの食べ過ぎで舌が拒絶してしまい、2、3週間目で喉を痛めました。
宿泊施設は?
1週間に2回(火・木)ほどハウスキーパーが掃除してくれる。逐一綺麗にしてくれ、今まででサボったことがないです。時間帯を希望すると、その時間帯に掃除してくれます。部屋も清潔に使えてます。
旅で滞在したホステルに比べてどうですか?
ホステルと比べても全然大丈夫です。
バギオの環境
バギオの町は?
バギオの町は気候が涼しくて過ごしやすいのと、のんびりしているので好きです。タクシードライバーはちゃんとお釣を返してくれるので優しいです。バギオは凄くいい街です。
フィリピン人は?
フィリピン人は凄い陽気というのが第一印象です。1度フィリピン人の先生のファミリーを訪ねたんですが、日本の家族関係と全然違いました。日本の家族関係って畏まるというか気恥ずかしい感じで人前では大人しくなると思うんですけど、フィリピンだとお祭り騒ぎになる。先生と子供が2人いたんですけど、僕そっちのけでタガログ語で喋りまくってて楽しそうでした。
フィリピンの楽しさを体感したわけですね。ウガンダも楽しそうですね。
それがウガンダの人達は日本人と同じ気質の人が多いみたいです。行ってみないとわからないですけど。
フィリピンの情報は来る前にインターネットで調べましたか?
余り調べませんでした。マニラが凄く危険な街だと知らなかったんですよ。
マニラへ行ったんですか?
フィリピンへ来た時は空港到着後に直ぐバスで送迎されたので、マニラへ行ったことはないです。親戚からマニラは凄く危ないよって言われてたんですが、それは昔の考え方なんじゃないかなって鵜呑みにしてなかったんです。しかし、マーティンスの先生と話した時にマニラへ行くときは本当に気を付けた方がいいよと言われ、フィリピン人でも怖がるのかと思いました。
バギオに比べるとマニラは危ないかもしれないですね。HELPマーティンスはバギオだから不安は全くないですよね?
バギオでは全くないですね。
ローカルの食事は食べましたか?
ローカルの食事は食べました。ゲテモノが多い印象です。バロットはまだ食べたことないんですけど、帰る前に一度食べようと思ってますが、なかなか機会がなくて。
道端で落花生と一緒に蒸して売ってると思います。
落花生は食べた事があります。ナイトマーケットで鳥の足を食べました。
もう一度フィリピンへ留学するなら日本で何を勉強しますか?
日本にいたときは文法やテストの点数の取り方を中心に勉強してました。特に文法の基礎が留学中に役立ちました。でも、語学留学する前に少しでもスピーキングのトレーニングをしておけば、もう少しレベルの高い授業を展開できたのかなって思います。
文法の勉強をしてもスピーキングの授業では感覚が違いますか?
文法は理解できても自分の頭の中で組み立てるスピードが遅いし、話しても間違うので。
そこが次のステップですね。今日は参考になりました。ありがとうございました。
(2016年5月6日(木)バギオのHELPマーティンス校にて)
まとめ
バギオのスパルタ校HELPマーティンスはTOEIC、IELTS、TOEFL等のテスト対策コースが充実しており、生徒層も他の学校に比べて圧倒的にテスト対策が目的で入学されている人が多いのが特徴です。
朝7時から授業が始まり、最後のボキャブラリーテストが終わるのは夜の8時を超えます。また昼間はディクテーションのテストもあるので、常に英語を考えるスパルタ環境です。
生半可な気持ちでは途中で挫折する可能性もありますので、注意してください。しかし、本気で英語を伸ばしたい人にはオススメの学校です!