リタイア後に海外移住するために、英語学習をしていたが、東南アジアの物価が高騰して断念。そんな時にパンデミックが来て英語学習もやめた40代男性の話です。アジア移住の現実です。
49歳男性、超初心者
東南アジアの物価はもう高い
なぜ海外移住をやめたんですか?
アジアの物価はそこまで安くないんです。2018年にマレーシアの永住ビザを取ったときに、うすうす気づいていました。東南アジアに5、6回行ったけど、フィリピンもタイもマレーシアも物価があがってきてます。行くたびに、少しずつ物価が上がっていくのを感じました。
日本と同じレベルの生活を海外でしようと思ったらアジアのほうが高いです。日本の地方都市よりバンコクのほうが物価は高いです。バンコクに住んで日本並みの生活をしたらかなり生活費がかかると思います。
とはいえ、まだ東南アジアの地方は安いです。だけど、この先はわからないじゃないですか。東南アジアの地方都市もじわじわ物価が上がっていくかもしれない。49歳で独身なので、日本の地方都市のほうが生活しやすいと思いました。日本ならいつでも日本食が食べられる。やっぱり日本食が美味しいんですよ。
落ちぶれているといっても日本はいい。インフラもやっぱりアジアより日本のほうがいいんです。海外に住んで楽しむより、日本を拠点に、たまに海外を楽しむほうが自分にあってると思ったんです。
海外移住がコスパがいいと思っていたけど、もうコスパが悪い。それで海外移住の熱がさめたんです。海外に住むなら、英語力が必要だけど、日本を拠点にしてたまに海外に行くならそんなに英語力も必要ないじゃないですか。英語学習の熱も冷めました。
その話はあちこちで聞きます。海外の物価も上がっていくなか、円も弱いので。今後、年金生活での海外移住は難しいでしょうね…。
パンデミックで海外の興味を失う
そんな感じで海外移住の熱が冷めてきたときに、パンデミックがきたんです。2020年です。20年間同じ部署にいたんですが、部署の移動もあって。英語を勉強する時間がなくなったんです。
コロナで海外にも出れないし、海外移住する気持ちもなくなって。オンライン英会話もやめました。英語の勉強をしなくなったんです。それで英語学習が終わったんです。
リタイアして田舎暮らし
2年ぐらい経って、パンデミックがあけたとき、目標のお金が溜まったから退職したんです。2022年の12月です。まわりは定年まで勤めるのが当たり前です。でも、早期退職まで待てず、ちょっと早めにリタイアしました。退職金はもらいました。
もともと日本の地方で暮らしているんですが、いまも地方で暮らしています。お金は確保したので、もう働かないです。お金は運用はしてます。お金のシミュレーションもしてます。
それでどうなるんですか?
リタイアして英語学習を再開!海外旅行の拠点にはゲストハウスのような語学学校がピッタリ!
(2023年4月14日)
編集後記
東南アジア移住の現実です。アジアの物価が安い時代はもう終わっています。円も弱いです。日本が安いんです。リタイアして年金で海外移住というのはもう現実的ではなくなってしまいました。残念ですが、それが現実なので、現実をふまえた将来設計をしたほうが安全だと思います。