英語を話せるようになりたい方へ!「英語日記BOY」という書籍が参考になるので紹介します。新井リオさんの英語学習論です。3年前の本ですが、紹介するのを忘れてました。今更の紹介です。
英語日記BOY
この本の結論は、英語で日記を書くことをベースにして積み上げていけば、英語は話せるようになる!というものです。留学したかったけどお金がなかった著者は、独学で勉強することを選びます。その5年間の体験のベースになったのが英語日記です。英語で日記を書くだけでなく、書いた文章をもとにオンライン英会話などで話す機会を作っています。SNSを利用した細かな学習法が具体的に書かれています。
2020年9月に、「中田敦彦のYouTube大学」で英語学習方法が紹介されたんですが、その時のネタとなった本です。
ポジティブな学習記録なのでモチベーションが上がります。英語が話せるようになりたい人には参考になる要素があります。
是非読んでください。
特に若い人!1時間ぐらいで読めます。
「英語日記」勉強法の動画
本を読むのが面倒な人は、本人の動画を見てみましょう。5年間英語日記を書いたのがすごいですね。
このセリフは何千回と口にして身につけたんだと思います。自己紹介は努力で身につけられる。留学するにしても、留学前に自己紹介は完璧にしていたほうがいいです。
新井リオさんの英語スキル
この本はめちゃくちゃ参考になる要素があるけど、真似できない人が多いと思います。
新井リオさんが成功したのは明確なゴールがあって、続けたからです。
やめなければ成功するんです。成功するのはやめない人です。
彼は5年続けました。そして、もともと英語知識がありました。彼が英語学習をスタートしたキッカケとして、書籍に以下のようなエピソードがあります。
あとで調べてみると、僕が言いたかった英語の正解は、
I’ve been listening to your music since I was in high school!
高校生の頃から、あなたの音楽をずっと聴いています!
というらしい。文章自体はそこまで難しくない。ゆっくり冷静に考えれば、当時の自分でも作れなくはない英文だった。それでも、自分の口から瞬時に出すことができなかった。
P29
フィリピン留学に英語力アップを期待する方は、このレベルにないことが多いです。現在完了進行形がスタート時点ではないです。
僕はフィリピン留学に関わるようになって、たくさんの生徒を見てきました。中卒の方や、受験をしてなかったり、勉強してなかった人は、上の文章が作れません。1文に複数の動詞があったり、動詞の活用形を知らない人もいます。そういう方はまず勉強が必要です。
新井リオさんは、文法と単語を知っていて、自分の意見を持っています。社交的で行動力もあります。英語以外の武器として、音楽とデザイン能力を持っています。そして、英語を使う必要性とゴールが明確です。
英語日記があいそう人
ということで、著者と同じような属性の人にはめちゃくちゃ参考になります。内容は若い人向けです。リタイアした人とか40歳以上はあまり参考にならない気がします。
- 喋れないけど英語知識はある(著者の場合、立教大学 社会学部卒業 偏差値62.5。そこまでなくてもTOEIC600は欲しい。)
- 何か特殊能力がある(著者の場合、デザイン、音楽)
- 社交的(カフェで横に座った外国人に英語で話しかけられる)
- 継続できる(1年間以上英語日記を書く、1年間以上インスタを更新できる)
- 人を巻き込める(クラファンで書籍を発売する資金を集められる)
- 明確なゴールがある(著者の場合、デザイナーとして海外で働く)
一番大事なのは明確なゴールです。
日本人が英語が話せない理由は英語力だけじゃない
たくさんの日本人生徒を見てきて思うのは、英語が話せないのは理由は英語力だけじゃないです。日本人の英語力が低いのではなく、日本人の性格がディスカッションに向いてないだけの場合もあります。
- 英語学習の目的、必要性がない
- 何事にも意見・知識がない
- 日本語で議論できない
- 無口・内気
- 行動力がなく受け身
- 違う意見を言うと、相手を傷つけるかもしれないと考える
当てはまるものがあっても、落ち込む必要はないです。現状分析が大事です。英語が話せない理由をしっかり分析してください。
誰かと比べる必要ないです。時間をかければ英語は話せるようになります。スタート時点が違うと期間が変わってくるだけです。
コロナ後に僕のスタンスはかなり変わりました。英語学習だけであれば、留学せずに達成する方法がたくさんあると思っています。フィリピン留学はフィリピン旅行になりました。でも、現地で楽しんでいる生徒を見ています。カルチャーショックを受けて、結果的に英語力が上がっているのを目の当たりにして、旅行としての価値をもっと訴求していきたいと思っています。
フィリピン留学に行くほとんどの方が明確なゴールがないです。目的を作れたらバッチリですが、曖昧な目的であれば、そういう現状を受け入れてスタートすればいいです。趣味として焦らずに英語に向き合っていくのもいいと思います。
英語学習を継続すれば話せるようになります。
それにしても、英語学習法は同じことをグルグルと繰り返しています。地道に日記を書いていた人は何人も見ました。目新しいものではないです。
英語の塾講師がフィリピン留学でオススメする勉強方法!毎日英語で日記を書くと効果的!
フィリピンの語学学校でもブライチャーという学校がライティングから授業を展開していました。ライティングから入ると、自分が使う可能性が高い文章から学ぶことができるので自分ごとになりやすい。だけど、準備に時間がかかるので楽な方法を探す人にはウケが悪い。
留学してライティングするのは時間がもったいないと考える生徒がいます。授業中に悩みながら文章を書いていたら確かに時間がもったいないです。でも、モチベーションが高い人は予習で書いてます。だけど、ライティングをせずにスピーキングに特化してある程度話せるようになる人もいます。つまり、勉強法は1つの正解があるわけじゃなく、自分にあったものを構築するしかないんです。
この著者は、年単位で英語日記を書いて、年単位でインスタにアップして、オンライン英会話を継続して、5年かけて英語を身につけているわけです。
年単位で継続できる人は達成できます。英語学習論の近道を探すのではなく、勉強してください。英語を話してください。留学が自分に必要だと思ったら検討してください。独学でいけそうと思ったら日本で頑張ってください。
英語 × スキル × 日本人
最後に書籍に書いていることで共感したことです。それは、英語 × スキル × 日本人です。英語のスキルだけでなく、何か別のスキルを持って、さらに日本人ということを武器にしてレアキャラを目指しましょう。そういう人は海外で成功しています。
明確な目標があって、継続できるなら、英語日記BOYの方法がそのまま使えると思うので参考にしてください。
独学で勉強するならAIを利用するのもオススメです。