CALA + BESA東京合同セミナーの後編です。BESA(Baguio English Schools Association)から参加したA&J、JIC、BECI、HELP、パインズ、Walesの6つの学校を紹介します。
A&J
プレゼンターの声が小さくて、資料の音楽が大きいので、ちょっと聞き取れない箇所がありました。施設の写真を流しながら資料を読み上げていましたが、はっきり聞き取れたのは、韓国人のAndrewと副校長のアメリカ人Johnが2008年に設立したからA&J。15年の歴史があってネイティブ講師で頑張ってる学校ということです。
60名規模、日本人15%、食事込み。ワーホリ、ネイティブ、クレイジー、ギャランティーの4つのコースがある。
ただ、入校制限してない学校の国籍比率を確認してもあんまり意味ないですよね…。A&J だけじゃなくてすべての学校に対して思います。
JIC Bagio
JICは日本人マネージャーの野口さんが有名。いまはバギオの学校を代表する日本人のようです。2012年から2016年までJICスタッフ。その後、留学エージェントをやっていましたが、コロナの後にJICに戻ってきたようです。
街から10分ぐらい。郊外にある。静かな場所。アイエルツ、ワーホリコースが人気。2ヵ国留学の生徒が多い。共有キッチンあるので、学校内で食事が作れる。シャワートイレが全部わかれている。金庫あり、ドライヤーあり、除湿機があるから雨季にいい。JICの説明は全然変わってない(笑)。
料金は円建て、日本人スタッフあり。バギオは昔は勉強ガリガリの生徒が多かったけど、最近は勉強そこそこの生徒も多いようですね。バギオの学校のほとんどがライトコースを打ち出してました。スピーキング、ワーホリ、アイエルツ、軽めのコース、シニアにもいいそうです。バギオとセブのフライトがあるので、セット販売がいいかもしれない。そんなトークでした。野口さんには挨拶しておこうと思ったけど、ずっと行列で断念しました。
BECI / ベシ
日本人マネージャーは田島くん、通称ジョセフ。彼はもともとBECIに留学生だったようです。A&Jのスタッフになった後、スクールウィズに転職。コロナ後の2022年9月に母校のBECIのスタッフになったようです。
BECIはバギオに3つのキャンパスがある20年の歴史がある学校です。カフェキャンパスは少人数で初級向け。スパルタキャンパスは人気で満室。シティキャンパスでは昼間は仕事して、夜にマンツーマンレッスンが受けられる。コワーキングスペース、ラウンジ、ライブラリがある。シティキャンパスはプライベートブースが2個あってZOOMでも使える。
たまーに定着する日本人スタッフがいるけど、いつも入れ替わりが激しい。ジョセフくんが戻って安定してそうな印象を受けました。エージェントとしていろんな学校を見た経験を活かそうとしている感じです。
授業では、スピーキングした内容を文字化してチェックしてました。これはすばらしい。ブライチャーのエッセンスが広がっていますね。メソッド学習っぽい授業もあるようです。授業の詳細を話していたのは彼だけでした。
3人部屋で、1人は先生が滞在する部屋もあり。別の国籍の生徒と先生が一緒に滞在するのが人気。これもMONOLがやっていたやつですね。日本人が半分近い。女性が多い。時代の流れにあわせて変化して、他の学校のいいものを取り入れようという気持ちを感じました。
HELP / ヘルプ
HELPは1996年設立の大型老舗学校です。250名規模。日本人比率10%、月5人から10人。穴場でいい学校だと思うけど、日本人生徒は少ないんですねえ。
この学校の日本人スタッフはいつも特殊です。個性的で真面目でマイウェイな人が多いです。どうやって採用したらそうなるのかいつも気になります。学校説明はいたって普通でした。定期的な講師のトレーニングをおこなっている。大事なことなんですがインパクトはないです。でも、日本人スタッフと一緒に韓国人オーナーのハスキーさんが来ていたのが印象的でした。個別相談では英語でエージェントに説明してました。
PINES / パインズ
パインズは2001年に開校した老舗学校の1つです。クイサンキャンパスとチャピスキャンパスがありましたが、2018年にクイサンキャンパスからマインキャンパスに移転。チャピスキャンパスはパンデミック中にリノベーションしています。
パンデミックの時、オンライン英会話を開始して講師を解雇してないそうです。コロナ後の現在はオンラインとオフラインのサービスを行っています。コロナの時に生まれたオンライン英会話サービスが、IELTS TRAINER PROです。素晴らしいです。
IELTS試験対策に特化したオンライン英会話IELTS TRAINER PRO
テスト対策に自信あり。6人部屋が安い。リノベーションした施設がいい。講師がいい。4週間ごとに生徒が先生を評価する。95%をこえるとインセンティブ。ダメだとトレーニング、もしくは解雇。
システム化がすごいと思った。専用アプリがあって、個別スケジュールが確認できます。現地費用もわかる。残額が返金される。エージェントのポータルサイトもあって、登録から入学までポータルサイトで管理できる。問い合わせせずに、リアルタイムの空席状況が確認できるのも便利です。
割引は禁止を念押し!金額は均一!
パインズの話はよかった。だから個別相談で並んだんですが、対応してくれた方が新人さんだったので、詳しい話は聞けませんでした。残念
Wales / ウォールズ
Wales(Widest Asian Learners English School Incorporated)。この学校は気になっていました。生徒の年齢層が落ち着いていて多国籍で有名だからです。だから、実際の国籍比率や年齢層を確認したくて、並んで話を聞きました。対応してくれたスタッフはナカツカさん。セブの語学学校をなんども経験していて、フィリピンが好きでバギオの学校のスタッフになったそうです。
生徒の平均年齢は、30歳半ば。生徒規模は、50から80名でした。繁忙期は日本人比率が少なかったけど、9月になると日本人は39%になってました。やはり「日本人が少ない!」と宣伝すると日本人が増えますね。うーむ。
バギオの街の中心にあるので、生活が便利なのが売り、大人向けと言ってました。昔から年配の方の留学生は一定数いましたが、最近はバギオまで遠征する方が増えているようです。
大人が多いのでネット環境には力を入れているようです。部屋ごとにWIFIあり。来週にコワーキングのラウンジスペースをオープン。強いネット環境を用意するようです。
バギオで印象的だった学校はパインズとBECIです。特にBECIは授業に力が入ってなくて一番興味がなかったんです。でも、よくなっている印象を受けました。バギオは全体的に少しよくなってました。
ただ、イベントを通して、業界が高齢化しているなあと思いました。同じ顔ぶれで若い人が少ない。同じ学校が同じようなことを言ってる。こじんまりまとまっていきそう。コロナで学校が減ったので、生き残った学校は生徒が入っています。コロナを乗り切ったぞ!というパワーは感じました。みんなフィリピンが大好きな人たちだと思うので頑張ってほしいです。今後のフィリピン留学を考える上で、いい機会になりました。
(2023年9月13日新宿)