マニラ留学で半年本気で勉強した40代女性の体験談!快適環境と自主性を重視した学校選び

社会人の本気留学!半年マニラで勉強した40代女性の感想です。

半年フィリピン留学した大人の感想
匿名、40代女性、期間6ヶ月

半年フィリピンに留学した社会人の体験談

マニラのPICOに留学してます。半年の留学があと3週間で終わります。40代になって社会人も折り返し地点なので、今後のキャリアを見直そうと思ったんです。それで、ずっと英語を使って仕事をしたいと思っていたので、思いきって仕事を辞めて、半年間留学することにしたんです。

趣味が海外旅行なので、20ヶ国ぐらいは旅行に行ってます。旅行のときは身振り手振りで、なんとかコミュニケーションをとれます。ラオスで買い物するのも、英語圏で買い物するのも違わないかな。でも、仕事で使えるレベルではないですね。

仕事で、英語を使う機会はなかったんですか?

まったくなかったです。会社には15年ぐらいいたので、もし英語を使う機会があるなら、異動したいって話をしていたんですけど、機会がなくて。中谷さんに相談をしたのは、2019年の1月。留学直前でした。

サウスピークのオーナーが書いた本があるでしょ。「20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ」。サウスピークができる前に、あの本は出版されてますよね。大昔にあの本を読んでて、すごく腑に落ちたんです。「TOEIC 700ぐらいないと、留学しても意味がない」と書いてあって。その通りだと思って。

20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ

それで、日本で学校に行って、真面目に勉強したんです。日本でもそれなりに英語投資をしてきました。1年何ヶ月か通って、2018年にTOEIC 850になったんです。ただ、850を取って、やっぱりTOEICスコアと喋りは別だなって思いました。850あるとそれなりに喋れると期待されちゃうけど、喋るほうがまったく自信がなかったので。やっぱり留学しようと思ったんです。

で、どうせ行くなら半年って決めていたんです。中途半端に3ヶ月とかじゃなくて、仕事も辞めて留学するつもりでした。それで、いろいろ調べて。QQ Englishと、サウスピークと、SMEAGの説明会に行ったんです。やっぱりサウスピークがよかったから、行く気満々でサウスピークに連絡したら、「40歳以上の人は半年で申し込めません!」って返ってきて…(笑)。「なにー!40代をどう思っているんだ?」みたいな感じになって。それで、中谷さんに相談したんです(笑)。

思い出しました(笑)。長期だと体調をこわす人もいるので、確か40歳以上には3ヶ月で申し込んでもらって、よかったら延長という形を勧めてるんですよね。悪気はないと思うんですけど。言われた側としては「は?」となりますよね。

今フィリピンに5ヶ月いるんですけど、実際に体調をこわしてる人がいっぱいいるので。たしかに、親切だったんだなとは思います。ただ、向こうは悪気はないと思いますけど(笑)。あの時は…、片思いで振られた感じでした(笑)。

無条件で長期を勧めてくるよりよっぽど誠実だと思いますよ。

そうですね。ただ、申込み前に見積もりを取っていたので、そのときに言ってくれればいいでしょ。申込みをする段階になって、「無理です!」って言われると、それはないんじゃないかい!って思って。また、途中のやりとりがグダグダで。1回のメールなのに、担当者が3回ぐらい変わっていて。この会社の対応は何だろうと思ったんです。

なるほど。運用担当者とのコミュニケーションもひっかかったんですね…。

だから、運営がちゃんとしている学校に行きたかったんです。真面目に勉強はしたいけど、ある程度自分のペースでできて。学生ノリでなくて、快適な環境の学校を教えてもらいました。それで、PICOと、もう1個。スービック?ターラック?

運営が安定している学校だと、施設重視だったら社会人が多いPICO、田舎好きだったらCNE1かな。それで、ご自身で調べられたんですよね。

それぞれのメリットとデメリットを聞いて、PICOにしようと思いました。それで、学校に問い合わせしたんです。そしたら、PICOの日本人スタッフの後藤さんに「長期だから、代表の渡辺とお話して頂いたほうがいいと思う。」と言われたんです。それで、日本事務所に行ったんです。法人を相手にしてるので、大人に慣れてる感じがしました。

40代のコミュニケーションと、20代のコミュニケーションは違いますからね。

あたり前のビジネスマナーがあるというか、社会人をターゲットにしてるのがわかって、腑に落ちました。それで決めたんです。

PICOは値段が高いですけど、気にならなかったですか?

あまり。予算は半年で200万円ぐらいと思っていましたし。勉強に集中できなければ、意味がないので。ストレスがかかることは、できるだけ排除しておきたいと思ってました。それで、2月に申し込みをして、4月に来ました。

マニラの先生は意識が高い

もうすぐ半年が終わりますけど、どうでしたか?

思ったより若い先生が多かったです。全体的には20代後半から30代前半ですが、20代前半もいます。30代がポロポロ。40~50代がポロポロ。先生の年齢差が結構あります。

年配の先生のほうがやりやすいですか?

そうですね。人にもよるんですけど。私は30代後半から40代ぐらいの先生がやりやすかった。私を担当してくれた先生はすごくよかったですよ。みんなすごい意欲的、すごく勉強していて、語彙も多い。他の学校と比べてないから、わからないですけど。先生は厳選されていると思います。

ただ、1回だけ合わない先生がいたので変えました。あまり人の話を聞かなくて、一方的に授業を進めていくんです。あとあと話を聞いたら、無理だったって言ってる生徒が他にもいました。でも、半年いますけど、気になったのはその1人だけです。

マニラのPICOもマンツーマン教室

いろいろな先生に話を聞く機会があったから。「英語で夢を見ますか?」って聞いたら、先生によって違うんです。英語で夢を見たことがない人もいるし、半分半分だという人もいるし。おもしろいんですよ。私は、英語を喋ろうとしている夢を見ました。追い詰められている夢ばかり見ます(笑)。

TOEIC 850とかあると、先生の文法間違いが気になって仕方ないことがありますよ。

そういうのは比較的少ないと思います。PICOの先生はちゃんとしてますよ。やっぱり、首都で働いている人は意欲的なんじゃないですかね。日本に行った先生もいるし。日本に行きたいとか、海外に行きたいとか意欲的な人が多い。

先生の意識が高いから、刺激になります。先生も家では英語しか喋らないように気をつけてるんです。「子供には英語しか喋らない。」って言う先生もいるし。「普段から英語で考えるようにしてる。」っていう先生もいました。先生も毎日意識して勉強していることに、すごく刺激を受けました。

他の学校では、家ではタガログ語を使う先生が多いですよ。ある女性の先生に聞いたんですが、旦那の英語の間違いが気になるらしいです。でも、指摘したらケンカになるから、家ではタガログ語を使ってるって言ってました。

なるほど。

でも、教育レベルが高い家族は、家でも普通に英語なんでしょうね。教育水準の高い人が、PICOには多いのかも。

私から見たら、英語がペラペラな先生たちが、日々努力しているんです。先生が、「週末はタガログ語のテレビを見ている時間が長かったから、月曜日は英語の反応が遅くなる。」とか言うんですよ。「私は土日も英語を使うように気をつけてるから、あなたも土日も英語を使いなさい。」って言われて。日本に帰ったら、英語を使う機会がないから、すごく心配されています…。

週2回英語学校に通うぐらいなら、毎日25分でもいいからスカイプレッスンをやったほうが絶対いいって言われてます。先生自身も英語の映画を観るとか、いろんなことを意識してやっていて、すごく意識が高いです。

僕も初めて留学したときに、熱心に勉強してる先生を見て。留学3ヶ月で英語学習が終わるわけないと思いました。

TOEICのスコアが上がったとか、数字に見えるとわかりやすいですけど、会話力を上げるのって、本当に長い道のりだなと思いました。とにかく先生がよかった。

生徒は企業派遣の社会人ばかり

生徒層は?

社会人ばかりです。ご存じの通り、PICOは企業派遣の生徒がほとんどです。大手企業から結構来てます。ただ、それが個人で来てる生徒にとって、いいか悪いかは、ちょっとありますね。

企業の生徒が優先されている気がする、って意見は聞いたことあります。団体客が優遇されるのは多少は仕方ないとは思いますが…。感じましたか?

それはいいんですが、お金を貰ってきている人と、自分で払ってきている人で意識の違いを感じるときがありました。

PICOの食堂で勉強する生徒たち

個人の生徒さんは、自分のお金で留学してるけど。会社の人は、会社のお金で来てるし、お給料も貰ってるでしょ。それは別にいいんですけど、中には、不本意で来ている方もいるんです。モチベーションが低い人は「早く帰りたい。」とかネガティブな発言をすることがあって、そんなことは聞きたくないなと思うことがありました…。

自分で来たか、連れてこられたかは全然違いますね。韓国の学校でも、親に無理やり留学させられた生徒はモチベーションが低いことがありますからね…。

といっても、ほとんどの方がしっかり勉強してますよ。8割は真面目でモチベーションも高いです。でも、たまに意識が違う方がいました。

AVIDAとAZUMIホテルの施設

施設は?

最初はコンドミニアムのAVIDAに滞在していたんです。

アラバンの高級コンドミニアムAVIDA

でも、断水があって、AVIDAは水がでなくなったから、希望者は追加料金を払えば、AZUMIホテルに移れたんです。1日3000~4000円ぐらいだったと思います。断水の期間中はPICOが少し負担したんだと思います。

一時的に移ったんですけど、AVIDAとAZUMIホテルの両方に滞在したら、AZUMホテルのほうが全然いいんです。1週間ぐらいしたら、も水を使えるようになったんだけど、もうホテルに移動しました。AZUMIに移動してよかったです。全然違う。

アラバンAVIDAのAZUMI Hotelは快適

AVIDAは最近中国人が増えて、問題が起きてるんですよね…。でも、金額が相当違うでしょ?

5ヶ月で50万円でした。月10万円。

それは、出せる人と出せない人がいますよね。

いると思います。でも、ヨーロッパとかイギリスとかアメリカのホテルだったら、絶対それじゃ済まないでしょ。普通に1泊1、2万円とかするから。私はAZUMIに移動してよかったです。すごく快適でした。

フィリピンの語学学校では、AVIDAは高級コンドミニアムに入りますけど、PICOの生徒は満足できないんですよね…。

はじめは大丈夫と思ったんですけど、水不足がきっかけでしたね。

いろんな学校に言って思うのが、施設がキレイ、っていってる学校のほうが施設のクレームが多いです。みんなの期待値が上がってしまうんでしょうね。

そうですね。あと、もともと生活水準の高い人がPICOには多い気がしますね。

食事は期待するな

食事は?

微妙…、ははははは。

AZUMI HOTEL滞在の生徒は朝はホテルビュッフェですよね。いいんですか?

AZUMI HOTELのビュッフェもワンパターンですね…。だから、ビュッフェに行って、食べるものが何もないときは、持ってきた永谷園のお茶漬けをご飯にかけて食べてます(笑)。

AZUMI HOTELの朝のホテルビュッフェ

でも、ここ2、3週間は朝のビュッフェは食べてないんです。オーブントースターと、ボイルする機械を買って、部屋でパンを焼いて食べています。あと、ミカンを食べたり。そのほうが全然いい。

長期だと自炊する人が多いですね。フルーツを買ってきたり。

そうです。時間がもったいないから、あまり自炊はしたくないけど。5ヶ月いたら飽きるから、食事はいろいろ工夫してます。

AVIDA滞在のときは、朝は学校で食事ですね?

そうなんですけど、そのときからパンを買って部屋で食べてました。私は、朝起きたら、シャワーを浴びて、ぼんやりした状態でご飯を食べて、歯磨きをしてから、コーヒーを飲んでゆっくりしたいんです。生活リズムをくずしたくなかったので。学校ではなく、部屋で食べたかったんです。みなさん食べたら学校に残っているけど。朝ごはんを食べに学校に行くのが面倒で、行ってなかったです。

ランチは?

お昼のキナロラっていう学校の近くのお店で食べます。ただ、屋外だから、衛生面がちょっと気になります。蚊やハエがブンブン飛んでますし、アリもいっぱいいるので。

マニラのPICOのランチは屋外のお店

夜は学校で弁当ですね。

そう。夜は量が少ない。若い男の子には絶対量が足りない。食べる時間が5時半だから、みんな夜になにか食べてます。コンビニでカップヌードルを買ったり、ファストフードを食べに行ったり、飲みにいったり。

マニラのPICOの夕食はお弁当

食事はあまり期待しないほうがいいかもしれませんね。でも、食事って、すごく個人差があるじゃないですか。みんなを満足させるのって難しいと思うんですよね。長期は絶対飽きるし。

食事に対する要求も、予算も人ぞれぞれですからね。PICOにきている生徒は、食事の要求も高い気がしますね。

留学はインプット

残り3週間。自分が思い描いていた英語レベルにたどりつけたんですか?

会うたびに言ってますけど。なかなか厳しい(笑)。でも、たぶん成長してると思います。コミュニケーションはとれてるし、授業も理解できてる。先生とそれなりに深い話もできてます。

私は先生をコロコロ変えるのが好きじゃないから。先生を固定してるんです。気づけば、自然に先生と3時間とか話せてますし。言いたいことを英語で伝えられてるし、それなりに盛り上がります。

だから、成長してると思いたい。だけど、先生が優しいから待ってくれるんですよね。発音も綺麗だし。言いたいことを理解してくれるし。導いてくれる。

アラバンの街中で、喋ってないんですか?

店員さんと話したりしてます。問題ないです。

昔の旅、20ヶ国行ってたときと同じレベルなんですか?

あの時よりは、上達してると思います。ただ度胸がついただけなのか。そこがわからないです。

もともと度胸はあるんじゃないですか?

度胸はないと思います。ネイティブ英語圏じゃなければ困らないですけど。欲をいうとキリがなくて。

私は、留学することはアウトプットと思っていたんですけど、先生は「留学はインプットだ!」っていうんですよ。その通りだなって感じていて。これ以上延長しても、英語力は変わらないかなって正直思っています。

留学はインプットっていうのは面白い考え方ですね。

今後は、実際に英語を使う環境に身をおきたいと思っています。もうすぐ終わっちゃうけど、フィリピン留学は本当に天国ですね。休みのたびに来られてる生徒もいました。たぶん私もまた来ます(笑)。

(2019年9月1日(土) マニラにて)

編集後記

社会人の満足度が高いPICO。学生がほとんどいないので、環境重視で真面目に勉強したい社会人にオススメしてます。環境はいいので、費用が高いですが、日本と比べると当然見劣りするので注意してください。PICOに興味ある方は公式サイトへどうぞ!

PICO公式サイト

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PICO (マニラ)

マニラの日本人経営の法人向け学校。企業派遣のビジネスマンや超短期の社会人が多い

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中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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