社会人向けのフィリピンの学校で実践的な英語レッスンを体験!IT業界の方とのリアルミーティングが面白かった。

フィリピンの首都マニラにはグランドラインという社会人生徒が多い語学学校がある。ビジネス英語を学ぶ社会人向けのカリキュラムなんだけど、そこにはリアルミーティングという実践的な授業がある。アクティブラーニングの要素がある大人向けレッスンです。

社会人向けのフィリピンの学校で受けた実践的な英語レッスン

実践的な英会話レッスンのリアルミーティング

リアルミーティングは、マニラで働く同業種のフィリピン人のビジネスマンを学校に呼んで、その方と会議をするんです。その会議にはフィリピン人の先生も参加していて、終わったらフィードバックしてくれます。

事前準備1時間、リアルミーティング1時間、フィードバック1時間の3時間の授業なんですが、この授業をずっと受けてみたかった。首都マニラはセブより企業が多いから、マニラという立地をいかした授業ですね。マニラの企業数はセブの76倍らしいです。マニラと言っても広いですが、マカティやBGCは大手企業がいっぱいあるからこういう授業ができますね。

5月にフィリピンに行ったときにこの授業を受けました。フィリピンに到着した日に行うことになったのでバタバタでした。

事前に英語で質問を考える

この授業は会議前に事前準備があるんですが、僕は時間がなかったのでフィリピン人の先生とメールでやり取りして準備しました。

送られてきたメール

  • What: Dinner Meeting with IT Business Person
  • Date: May 8, 2024 (Wednesday)
  • Time: 19:00 PM – 20:00 (PST)
  • Person to meet: Mr. Castor Troy Jimenez
  • Company: International Marketing Group (IMG)
  • Coaches-In-Charge and Facilitator: Miss April (may change if not available)
  • Attire: Business Casual

Timeline of the session:

  • 18:30-19:00 PST Preparation Time with Assigned Coach Only
  • 19:00-19:05 PST Introduction of Session and Guest Business Person
  • 19:05-19:50 PST Q&A with Business Person
  • 19:50-20:00 PST Wrap Up and Adjournment
  • 20:00-20:10 PST Feedback Time (Coach and Student Only)

Attached below is the program information and other details of the business person.

Please prepare at least (3) three questions beforehand. You may prepare the said questions with your Main-In-Charge coach or assigned coach and submit back to this email once done.

Wrapup meetingという言葉をはじめて知りました。

英文で質問を考える

来られるビジネスマンの履歴書も添付されていた。僕はずっとIT業界で働いているので、IT業界の方を呼んでくれていました。

経歴書を見ると、現在はデータアナリストの方でした。フィリピンのアマゾンでテクニカルサポートしていた経験もある。アプリ開発、Webサイト開発、デザインとか書いていて、専門性はよくわからないけど、IT業界の人であることは間違いない。どんな質問をしようか考えていたら、面接するみたいな気持ちになりました(笑)。

データアナリストとしての現在の仕事や、フィリピンのアマゾンのことについて英語で質問を考えて、先生に送った。確認してもらって、英文をブラッシュアップして学校に行きました。

フィリピンで実践的な英会話レッスン

飛行機が遅れて学校に到着するのが遅くなった。会議室に案内されて先生と初対面。データアナリストの方も到着していたので、少し待ってもらって、先生と打ち合わせをした。

先生との打ち合わせは10分ぐらい。僕の質問に対する先生の意見をもらいました。ちなみに、フィリピンのECシェアでは、アマゾン4位ぐらいだそうだ。

リアルミーティングでIT業界の若者と英語で話す

その後、データアナリストの方が部屋に入ってきて授業スタート。最初は自己紹介です。ITフリーランスみたいな若者でした。学生時代にウェブデザインをしていてポータルサイトを運用していたのがキャリアのはじまり。コンピュータのハードウェアの修理もするし、個人で仕事請負サービスにも登録しているので、開発からデザインまでいろんな仕事をしていた。Amazonではテクニカルコールセンター。そして、いまがデータ解析。

マニラの実践的な英会話レッスンは食事付き

食事が運ばれてきました。食べながらカジュアルな会議です。

楽しかったし、勉強になった。用意してきた質問もしたけど、途中からは普通に会話していた。フィリピンで働く同業種の方との交流は盛り上がります。IT業界の話から、文化の違いまで、思いつくままに話しましたが、印象的だったエピソードがあります。

「フィリピン人はやっぱりレイジーなの?」という質問に対して、彼の意見が面白かった。フィリピン人はゴールオリエントだから、ゴール設定をしっかりすればすごく働く。フィリピンも日本みたいにワーカーホリックになってきているって言ってたんです。そして、見せられた映像がコレ

NOWNESSというメディアの映像。Dying from ‘overwork’ – Japan’s toxic office culture(過労死)。再生回数296万。これが日本のイメージかあ。誰が作ってるんだろうと思ったら、中国のサイトでした…。昔はブラック企業が多かったし、IT企業なんて特に拘束時間が長かった。僕は20代は仕事しかしてない。でも苦痛ではなく楽しかった。忙しいのが苦痛な人もいれば、暇が苦痛の人もいる。こういう話を英語をするのはいいトレーニングになる。

あと、アントニオ・ルナ Heneral Luna (2015)という映画の話も出た。フィリピンがスペイン統治からアメリカ統治へ変わっていく時期のことを描いた事実をもとにしたフィクションの歴史映画。フィリピン独立を目指してアギナルド大統領の下で戦ったアントニオ・ルナという将軍の話ですが、日本人と話すんだから日本も出てくるんだろう。見たいけどNetflixからももうなくなっていてまだ見れてない。

話が脱線しすぎると、先生が戻してくれました。結構話したから、時間オーバーしたかなと思ったら1時間ちょっと。英語で話すと1時間って結構長い。

先生が英語力についてフィードバック

授業後は先生と2人になって、先生からフィードバックをもらった。評価は高かった。僕は会話の導入もできているし、話の持っていき方も文法もスムーズだそうだ。発音はたまに悪い。l rの発音は意識しなさいと言われた。評価シートはこちら

若い外国人と文化の話になったときに困ることがある。それが最近の日本のアニメをあまり知らないことです。知識がないと話せない。だから、日本の文化をもっと知りたいし、アニメも詳しくなりたい。あと、この授業は録画したほうがよかった。また機会があったら録画してみたいと思う。ある程度、英語が話せるようになってきた中級以上の方にはこの授業はすごくオススメです。

(2024年5月 訪問)

体験談に出てくる学校

Grandline (マニラ)

ビジネス英語に特化した社会人向け英語学校

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トラブル体験談

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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