フィリピンでは、街の中から田舎まで、いたるところにヤシの木が生えています。木には登るための足場のような溝が刻まれていて、フィリピン人たちはそれを使ってスルスルと器用に登り、ココナツを採るんです。見てるだけで「おぉ〜!」ってなります。
ココナツをとる

街中で木に登るのはさすがに難しいけれど、田舎の方に行けばチャレンジできる場所もあります。セブの田舎でカマ(鎌)を見つけたので、ココナツを狙ってみました。
フィリピンでよく見かけるのは緑色のココナツ。でも今回は黄色いやつです!屋台でよく見かけるやつとは少し違う。

なかなかとれない。
と思っていたら、「ドスン!」とものすごい音を立てて落下。

もし頭に当たったら…って考えると、危ない。
熟したココナツは1〜2kgほど、高い椰子の木(10メートル以上)から落ちてきたら、かなりの衝撃です。実際にココナツが頭に落ちて亡くなった事故も世界では報告されています。リゾート地では危険を避けるために、定期的に実を落とす作業が行われていることもあります。ので気をつけてね。

フィリピン人に切ってもらいました。1回では切れない。けっこう硬いんですね。

そして、飲んでみると――うまい!
路上で売ってるココナツジュースよりうまい!甘いけど甘すぎず、すっきりした味。喉が潤うってこういうことか、という感じです。
採れたてのココナツジュースはぬるくてあまり好きじゃないんです。でも、今回はなぜかぬるくない。びっくり。

飲み終わったらもちろん真っ二つにします。内側の白い果肉部分は「コプラ」って言うんですが、これがまたおいしいんです。この「コプラ」は薄かったけどもっと肉厚がすごいのもあります。
やわらかくて、スプーンですくって食べる。食物繊維が多く、腹持ちもいい。観光地では、この果肉をわさび醤油で食べさせてくれるところもある。食感は刺身。
ちなみにココナツウォーターには、カリウムやマグネシウムなどの電解質が豊富に含まれていて、天然のスポーツドリンクとも呼ばれています。熱中症予防にもぴったり!
ココナツは店で買うより自分で採って飲むのが一番おいしい!こういう体験を組み込んだツアー、ぜったい人気が出ると思う。
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