海外の大学のサークル活動について聞きました。ニュージーランドの大学でスタートアップを学ぶ大学生の体験談です。
海外の大学でのサークル活動
ニュージーランドの大学ではサークル活動も頑張っています。スタートアップサークルで仕切らせてもらってます。スタートアップを学ぶサークルです。それがすごく大変です(笑)。海外の人はみんなすごく主張があるんです。それをまとめるのが難しいですし、しっかり自分の主張を伝えるのも難しいです…。また壁にぶつかってます…。
ニュージーランドの大学は比較的真面目なサークルが多いです。社会に出たときに役立つようなサークルが多くて、大学や企業と提携しています。硬いイメージがありますね。遊ぶ系のサークルもありますけど、少ないです。大学の授業とは関係ないけど、生徒が運営しています。
日本の大学だったら、サークル勧誘とかあるでしょ。そういう感じですか?
いえ、ビラを作って勧誘とかはないです。サークルに入らなくてもいいです。大学には学生用のウェブサイトがあるんですけど。そこにサークルやクラブの情報ものっているんです。自分はそれを見て、スタートアップサークルに問い合わせました。
サークルは誰でも入れるわけじゃなくて、インタビューがあります。落とされることもあると思います。ちゃんとしたメンバーを集めたいんだと思います。
サークル活動をしていると就職に有利なの?
レジメには書けます。日本の大学生がインターンをやる感じかもしれません。コネクションを作るためにサークルに入る生徒もいます。
インターナショナルスチューデントのクラブもあります。そっちはみんなで集まって遊ぶ感じです。楽しい系もあります。でも、わいわい系よりITサークルとか投資サークルとかのほうが多いです。すごく勉強になります。
希望すれば生徒がサークルを作ることもできます。それでメンバーを募集して、メンバーを揃えていくんです。以前は日本人の集まりのサークルもあったそうですけど、いまは誰も管理してないみたいです。だから、学校スタッフに「やってみる?」って言われたけど、断りました(笑)。
コンピューターサイエンスを専攻している生徒は課題が多くて忙しそうです。内容も難しくて。忙しい学部だとサークルに入る余裕もないかもしれないです。
ニュージーランドのスタートアップサークル
いま僕が入っているのは、スタートアップサークルだけです。みんな卒業していくので、人が入れ替わっていくんです。いまは8人ぐらいの少人数で、動いているのは自分含めて3人だけです。みんな真面目で、意識が高い人が多いです。
発起人は就職したので、今はマットという人が代表をやっています。自分はマットが主催したイベントに行って、いろいろ手伝っています。
具体的には何をするんですか?
どういうイベントをするか決めて、大学に確認して、スタートアップ企業にコンタクトを取ります。イベントが決まったら告知ポスターを作ります。ニュージーランドに戻ったらすぐやらないといけないです(笑)。
いまはそういうイベントがメインです。どのようにスタートアップするか学ぶ感じです。でも、内容を変えることも可能です。自発的にやればなんでもできます。
イベントは半年に2、3回開催していて。30人から50人です。起業家にオファーしたら、大学での公演は無償でやってくれるんです。だいたいお礼にワインを渡してますね。でも、大学側がお金を出してくれる場合もあります。
スタートアップの内容は専門性が高くて難しいです。修羅場をくぐってきている経営者ばかりなので話は難しいです。でも、すごく刺激をうけられます。英語ができないとできないですね。自分はまだわからないことが多いです…。
正直、イベントを運営するのが精一杯で、内容にはついていけてないです。でも、それでも価値があると思っています。いい経験ができていると思います。
ニュージーランドでは就職するより起業するほうがメジャーなんですか?
そんなことないです。いい学位をとって、就職するほうがメジャーです。日本と同じです。スタートアップの情報も研究しつつ、いい就職をしたい学生が多いと思います。
集まる生徒を見ていると、ニュージーランドから出たことない現地人より、海外から来たインターナショナルな生徒のほうが将来のことを真剣に考えています。現地の人はノホホンとしていて、あまりシリアスじゃない傾向がありますね。
(2022年9月15日 セブ)
編集後記
日本でも積極的に動けば同じような経験はできると思います。ただ、海外でやると間違いなく英語が鍛えられるし、逞しくなりますね。お話を聞いて関心することばかりでした。
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