教育学部の大学生向けフィリピン短期留学プログラム!途上国で「理想の先生」を目指す!

教育に関心がある大学生向けの「フィリピン教育留学」。ホームステイして現地の学校で学び、異文化で「理想の先生」を目指す3週間のプログラムの詳細!

教育に興味ある大学生のフィリピン教育留学体験談
武藤 美穂、23歳女性、期間4週間と1週間

教育学部の大学生のフィリピン留学体験談

武藤です。新潟大学4年生です。フィリピン留学を2回しました。

いつから英語を勉強してるんですか?

中学校のときに英語の先生になりたくて、自分で英語の勉強をしようと決めたんです。大学も英語の先生になるために入りました。

学校の授業以外でも英語の勉強をしていたんですか?

でも、洋楽を聴いたり、映画を観たり、カブれてる感じでした。

じゃ、本格的に英会話の勉強に取り組んだのは、大学の留学なんですか。

高校生のときにアメリカのサマーキャンプに2週間参加しました。それで、大学に入ったら留学しよう、って決めてたんです。いま私が行ってる新潟大学は全部英語で授業するんです。先生もネイティブの先生で。英語のコミュニケーションに力を入れていて、英会話をする機会がいっぱいあって。学校をあげて取り組んでいるんです。例えば、図書館で昼休みにネイティブの留学生と日本人3、4人で英語チャットしたり。

留学生が多いんですか。

結構います。いろんな国から留学生が来てます。

何学部ですか。

人文学部です。文学系、心理学、社会学がミックスしたような学部です。英語の授業もありますし、経済、法律について英語で学ぶ授業も選択できます。

それで、いろんな交換留学の制度があるので応募していたんですが、英語力が足りなくて落ちちゃって…。TOEFLで80点以上が必要なんですけど、全然満たしてなくて。諦めかけたんです。

TOEFLは独学で勉強していたんですか。

はい。TOEICの授業はありますが、TOEFLはほとんどないので。先輩にアドバイスしてもらいながら自分で勉強してたんですが、結果が出なくて…。

そんな時に、フィリピンに1年間ぐらい留学していた先輩に「フィリピンはめっちゃいいよ。安いから行けばいいじゃん。」ってオススメされたんです。それで、とりあえず1カ月行ってみようって思ったんです。

留学の目的は何だったんですか?

それまでいろんなテストを落ち続けてきていて、自分の英語力に全然自信がなかったんです。1ヶ月ぐらいならプレッシャーもないから、ちょっとでも自信がつけばいいなって感じでした。

学校はどうやって決めたんですか?

その先輩がダバオのE&Gとシアトルという学校に行ってたんです。あと、イロイロという都市にも行ってました。その先輩が「E&Gもいいけど、別の学校でもいいよね。」って言ってて。ネットで探したら、EDA(English Drs Academy)を見つけたんです。JOSE MARIA大学の提携校なんです。

なぜ、EDAにしたんですか。

EDAは1コマが100分だったんです。1コマ50分の学校が多いですけど、じっくり先生と100分間話すほうが伸びると思ったんです。それで、休学中の夏休みにEDAに1カ月間行きました。2016年の夏です。

ダバオに行ったときのTOEFLのスコアは?

TOEFL 65ぐらいです。

ダバオのEDA

EDAの1カ月はどうでしたか。

自由でした。門限が緩い学校なので。

ダバオのEDA

日本人はどれぐらいいるんですか?

私が行ったときは3、4人。規模が30人ぐらいの学校です。変わった生徒がいっぱいいました。63歳のおじいちゃんとか。

マンツーマンは何コマですか?

私が受けたESLのAコースは、マンツーマン3つで、グループレッスンが1つ。1コマが100分です。午前中にマンツーマンが2コマ、お昼休憩して午後から2コマ。

スパルタではなく、自由な感じなんですね。

全然厳しくなくて、楽しい感じです。先生も好きな話をずっとしてるみたいな。

ダバオのEDAは小規模でアットホームな学校

1カ月の短期で、英語力の変化を感じることはできたんですか。

できました。今まで日常生活で英語を使うことがなかったんですが、英語が必要な環境にいさえすれば、何とかなるだろうって思っていたんです。で、実際行ってみて1日目で「生きていける。」って思いました。それからは、どれだけ話す機会を増やせるかを意識しました。

どういう工夫をしたんですか。

とにかく思考を英語にしました。頭の中を英語に。あとは、誰でもいいから話しかけてました。

韓国人生徒に話しかけるってこと?

誰でも。フィリピン人でも。例えば、モールの店員とかにも。

授業外で会話するシーンを意識的に作ったんですね。

はい。日本人生徒と日本語で喋ることは「おはよう。」「おやすみ。」ぐらいでしたね。暇があれば韓国人の子達とどっかに行って。その子達とも英語で喋るし、買い物してても英語で喋る。

学校の生徒の英語力は高いんですか。

いや、生徒の英語力はそんなに高くないです。だから、自分と同じようなレベルの生徒と一緒にいました。英語を高めたいと思っている人達。やっぱりバケーションで来ている子もいるので。

ダバオもバケーションで来るんですね。海が綺麗だからかな。

海はめっちゃ綺麗でした。しかも、超綺麗なビーチにすごく安く行けるんです。200ペソとかで。みんな週末は海に行ってました。ダイビングもしました!

ダバオでダイビング!

予想通りの経験ができましたか。

予想以上でした。交換留学に向けて、英会話の基礎を作りたかったので、それが成功した感じです。すごく満足しました。

留学後にTOEFLを受けました?

TOEFLは受けてないですけど、TOEICは定期的に受けています。ダバオから帰ってきてリスニングが上がりました。行く前は600いかなかったんですが、リスニングだけでも450ぐらいになりました。ダバオではテスト対策はしてないけど、喋るし、聞くから耳が慣れたんだと思います。

初フィリピンで、イケてないことはなかったんですか。

私はなかったです。ダバオは本当によかったです。

ダバオで地元の子供達と交流

ダバオの治安はどうでしたか。

問題ないと思います。夜に1人でタクシーに乗ってました。門限が12時だったので、それまでには帰ってきてましたけど。

フィリピンの英語教育の特徴

夏休みが終わって帰ってきてどうなるんですか。

夏にアメリカに交換留学に行くので、バイトしてました。そしたら、時間があるので、またフィリピンに行きたくなったんです。私は英語教育に興味があったので、そういうプログラムがないか探したら、「フィリピン教育留学」を見つけて、すぐに連絡したんです。

それがStarting Pointの「フィリピン教育留学プログラム」なんですね。もう1回、ダバオに行こうと思わなかったんですか。

ダバオも考えました。でも、違う経験をしたいと思ったんです。ダバオは仲のいい友達に会いにいく感覚。でも、教育プログラムの1週間が終わった後に、ダバオにはまた行きました。

ネットで検索したときに、「フィリピン教育留学」はどう説明されてたんですか?

どうだったかな…。あんまり覚えてないんです。「フィリピン教育留学」のタイトルに惹かれて申し込んだ感じです。あと、企画している鈴木さんがトビタテに投稿してたんですが、その内容がフィリピンの英語教育についてだったんです。それを見て共感しました。私もダバオでフィリピン人の英語能力を見て、英語学習のアイデアがいっぱい出てきたので、それを擦り合わせたくて。

鈴木さんに興味があったんだ。

割とそんな感じです。鈴木さんにコンタクトしてスカイプで話をして、行くべきだなって思いました。

ダバオで感じた、英語学習のアイデアって、どんなことですか?

私は、フィリピン人に英語を教えてもらうことより、フィリピン人がどうやって英語を習得してるのが興味あったんです。フィリピン人は英語が母国語じゃないのにすごく英語が上手なので、彼らの学び方を日本人の英語学習に応用したいんです。

フィリピン人はどうやって英語を習得していたんですか?

まず音から入っています。あとは、どんどん真似てます。何をするにも「学ぶは真似る」だから。それをフィリピン人は恥ずかしげもなくやっている。だから、真似れば、誰でも生活で困らないぐらいには英語は喋れるようになると思います。そこからもっと教養をつけるためには、やっぱり学ばなきゃいけない。フィリピン人もそこで行き詰まっていて、それを突破しようとしている。

真似るだけで、日常生活に支障がないレベルまでは行けるってことですか。日本の英語教育に音を取り入れるのは可能ですか。

私はできると思います。文献とか見ていると、いろいろやってる先生もいるので、できないことはないと思います。ただ、日本の制度が許してくれないので、できてないんですが…。

鈴木さんという大学生がStarting Pointに留学した時に、フィリピン人の家にホームステイして、地元の学校を訪問したんですよね。その内容が「フィリピン教育留学」になって、その第一期生が武藤さんなんですよね。

そうです。ちなみに、私はStarting Pointのプログラムに参加した感覚はないんです。フィリピン教育留学に参加したけど、Starting Pointっていう学校が関係してると知らなかったですし、ドゥマゲテに行ってからもStarting Pointで授業は受けてないです。着いた初日にパンプローナという田舎に行って、1週間ホームステイして帰ってきたので。

行ったのはいつですか。

2月20日ぐらいから1週間です。

1週間は短いですね。

でも、カルチャーショックを受けるには充分な時間でした。ただ、人によっては短かったみたいです。私はダバオに行ってたので、フィリピンの生活とかフィリピン人の性格とかインフラは知っていたので、すんなりパンプローナの生活に馴染めたんです。

フィリピン教育留学に参加した大学生たち

でも、もう1人、一緒に行っていた女の子は、初めての1人海外で、発展途上国にも行ったことがなかったんです。だから、行ってすぐに、いろんなことに衝撃を受けて。馴染もうと頑張ったけど、馴染めないところもあったみたいで、1週間は微妙だったと言ってました。

だから、次の第二期ではトータル3週間で、最初の1週間はStarting Pointで普通に勉強することにしたんです。先に日本語の通じる学校で1週間英語の勉強してから行ったら、もっとパンプローナでの経験に入りやすいんじゃないかと思って。

今は教育プログラムのバージョンアップに少し関わっているんですよね。

そうです。

何人参加されたんですか。

私を含めて3人だけです。みんな教育専攻の大学生で。2人が女の子で、1人が男の子。

第一期フィリピン教育留学の参加者

そこに鈴木さんも入ってるの?

入ってないです。ちなみに、私は、鈴木さんにお会いしたことはないんです。スカイプだけです。

3人の大学生がドゥマゲテに集合して、誰かに引率されて田舎に行くわけですよね。

その時は誰だかよく分からなかった野田さんに連れられて(笑)

SPEA学校長 野田さん

野田さんが迎えに来るんだ。SPEAの学校長ですね。

それで、フィリピン人の運転する車に乗せられて、田舎道を40分ぐらい行って。連れていかれたのがパイドスっていう幼稚園で。校長先生が出て来て、「ここに座れ。」って言われていきなり歓迎されました。アフリカの民族に歓迎される感じ。すごく歓迎されました。それで、これから何をやる?みたいな感じになって。流れるままに1週間が過ぎていきました。

フィリピン教育留学の初日の歓迎会

ホームステイはみんな同じ所に泊まるんですか。

違います。別々です。

ホストファミリーが違うんですか。その教育プログラムは、英語力は問われるんですか。

参加者の英語力はバラバラでした。私は、ダバオに1カ月いたので日常会話に困らないぐらいから始まりました。もう1人の女の子は、ほとんど「YES」「NO」のレベルでした。もう1人の男の子はカンボジアにスタディツアーに行ったことがあったので、まあまあ喋れてました。でも、そこまでペラペラではなかった。

それで1週間、何するんですか。

私たちも本当にわからなくて、連れていかれて、夜も歓迎されて、フィリピン料理を振るまってもらいました。

大学生のオススメのフィリピン教育留学の夜の歓迎会

その後は、現地の幼稚園の先生をしているフィリピン人の大学院生3人と日本人3人でペアになりました。これをバディと言うんですが。バディに、私たちが何をしたくてここに来たのかを説明しました。

私はフィリピン人がどうやって英語を話せるようになっているのか、その過程を知りたいから、幼稚園や小学校や高校の英語の授業が見たいと言ったんです。他の2人もそれぞれのやりたいことを伝えてました。男の子は体育の先生になりたかったので、フィリピンの体育の授業はどうなってるのか知りたいって言ってました。

自分達でやることを決めていくんですね。

その時点では何ができて、何ができないかがわからないので、最初は迷走しました。初日に女の子は泣いちゃいました。英語で言いたいことが伝えられなくて…。

英語が全然できないとシンドイと思うなあ。そのプログラムは、参加者が一緒に何かするわけじゃないんですね。

初日に自己紹介はするけど。ホームステイ先もバラバラですから。1週間、日本人同士で話したのは数回でした。でも、仲良くなりましたよ。

ご飯はホストファミリーで食べるの。

はい。でも、昼はみんなで食べました。

学校と家は近いんですか。

歩いて行ける距離です。

授業はバディとするんですか。

バディは午前中は幼稚園で働いてるんで。午前中は、Starting Pointから派遣されたフィリピン人の先生が英語の授業をしてくれるんです。初日は自己紹介して目的を伝える感じ。午後からは、バディに何がしたいのを聞かれるので、今日は何がしたいって。

毎日やりたいことをやるんだ。

例えば、今日は中学校を訪問したいって言うと、現地のコーディネーターみたいな人がアポを取ってくれるんです。

あらかじめ1週間の予定が決まっているわけじゃなくて、本当にその日、その日で決まっていくんですね。

そうです。2日目、3日目になってくると、私たちもなんとなくわかってきて、最終目標を決めたんです。フィリピン人の子供達の前で、模擬授業をしようと。拙い英語だけど、日本の紹介ができたらいいねって。でも、結局それはできなかったんです。

なんで?

私たちは3人一緒に1つのクラスをやろうと言ったんです。けど、野田さんが「それぞれ、やりたいことがあったんじゃないの?」ってなって。それで、結局個別でやることになったんです。

その教育カリキュラムは野田さんが管理してるんですか。

してました。毎日見にきてくれて。現地の方と交渉してくれました。最終日の金曜日には、フィリピンでお世話になった人達に英語でプレゼンテーションしたんです。

フィリピン教育留学の卒業発表の様子

月曜日に自己紹介して、火、水、木曜日の午前中は英語の授業で、午後はバディと相談して個別授業。金曜日が発表会なんですね。

私は午前中の英語の授業はいらなかったので、何回か野田さんに「午前中も幼稚園に行っていいですか。」って、わがままを言ってました。

夜は?

ホームステイ先に戻って、家で過ごしてました。

フィリピン人は音から勉強してるイメージを持っていたわけじゃないですか。それを裏付けるものが見れたんですか。

見れました。私がホームステイした家には3歳ぐらいの女の子がいて、その子は毎日英語のアニメを観てるんです。意味はわかってるのか、わかってないのかという感じですが、すごい観るんです。それで、お母さんと話すとき、英語も現地の言葉もどっちも出てくるんです。ミックスしてるんです。

英語が日常にあって、そこから学んで、最低限のコミュニケーションができているんですね。

そこが、すごく違うと思いました。あともう1つ、私がいたパイドスっていう幼稚園は、1番最初アルファベットの「エービーシー」じゃなくて、「アーベーク」からなんです。「A」の発音は「ア」だよねとか。発音をやっていたので、やっぱり発音が1番最初だよなって思いました。

フィリピン教育留学の地元幼稚園での実習風景

幼稚園から発音を教えてるのか。フィリピン人が教えてるんですか。

フィリピン人の教育学部の大学院生です。

その幼稚園は普通の学校なんですか。

私立ですけど、そんなにお金持ちの幼稚園ではないです。

短い期間だけど、見たかった子供の英語学習の違いを見れたんですね。

見れました。私はそこで発音を教えることが大事だと思ったのでフォニックスについて調べるようになりました。あと、イマージョンプログラムにも興味を持ちました。私が今、大学で受けてる授業みたいに、別の教科を英語で学ぶ。そういう教育方法にすごい興味があって研究したいと思ってます。

フィリピン教育留学の特徴

ダバオでも語学留学してますけど、「フィリピン教育留学」って全然違うの?

全然違います。毛色が違います。語学留学は受け身ですし、目的は英語が喋れるようになることだけ。でも、教育留学は外に何を発信できるかを探すプログラムなので。疑問に思ったことをそこで解決してほしいんです。

例えば、今の教育に対してもそうですし、今の日本の社会に対してでもいいと思います。私もそうだったんですけど、教師に本当になれるか不安だったんです。いろんな問題がある中で、自分にも疑問を持つし、社会にも疑問に思うことがあると思います。その問題を、もっと外側から見てほしいんですよ。

フィリピン教育留学で地元幼稚園で子供達と過ごす

外から見て、自分の中で消化してほしいんです。いいところも、悪いところも。鈴木さんも言ってらしたと思うんですが、日本にいると日本の悪い部分だけ見えてしまってるかもしれないじゃないですか。でも、外に出ると、日本を外と比べることができる。他の国を経験して、そして外から日本を見ることを経験して欲しいと思ってます。

それはダバオの留学ではできないですか。

普通の留学は、お客様目線だから難しいと思います。できあがってる仕組みにのっかるだけだから、やっぱり受け身になっちゃうと思います。

よくも悪くも、教育プログラムはできあがってないから、自分でやるしかないってことですか。

そうです。だから、私は本当はカリキュラムを作りたくないんです。第二期は3週間にしたんですけど、本当は1週間目から自分達で何するか決めてほしいんです。海外に行って、できることを探して欲しい。私たちが決めるんじゃなくて、集まった人達で探して欲しい。だから、枠組みだけ作ればいいかなと思ってます。

そのプログラムは英語力がなくても参加できるんですか。

と、思います。

今回フィリピンで2つの学校に行ってますけど、最初から教育プログラムに行ったほうがよかったですか?

でも、英語のベースはあったほうがいいと思うので、私はダバオにも行けてよかったです。だから、第二期は3週間にします。1週間は英語で、2週間ホームステイ。

普通の留学と特殊な留学を経験してますけど、もし友達に相談されたら、どう説明するんですか。

とにかく英語力が欲しい人とか、学校のテストはできるけど物怖じして英語が喋れない人は、普通に留学したほうがいい。「これから楽しく社会で働いてやるぜ。」ぐらい自信がある人も別に行かなくてもいいと思います。

でも、「将来どうしよう…。」みたいに悩んでいる人には「フィリピン教育留学」を検討して欲しいです。このまま社会に流れに乗って大丈夫かなと心配に思ったり、疑問に思ってることがある人。

そういう人が参加すると、どうやって切り開けるんですか。自分でやるしかないからですか。

そうだと思います。私は経験してみて、自分ができることって意外と多いと思いました。日本の社会って決められたレールがいっぱいあって、それにポンと乗ったら自分の意思に関係なく進むじゃないですか。

だけど、フィリピンにはレールはないです。自分でやりたいと思ったことをやるしかないです。もちろんうまくいかないこともたくさんあります。言葉の壁で挫折することもたくさんあります。けど、挫折したところで、そこでジエンドじゃないので。

その経験自体に価値があるのか。

こっちにいったり、あっちにいったり、こんな方法もあるかっていろいろ経験して欲しい。それは日本に帰ってきても、応用が利くと思います。

教育留学で英語は上達するんですか。

上達すると思います。1対1でバディがついてるので。聞きたいことがあったら、喋らないといけないじゃないですか。もちろん日本語は伝わらないので、英語を喋らなきゃいけない。私は、夜に「明日はこれをバディに聞こう。」ってメモして。それを次の日にぶつけてたんです。

ちゃんと通じたときはすごく嬉しいし、通じなくても、違う言い方を学べました。普通の授業で、興味がない内容で学ぶよりも、実践の中でトライアンドエラーをするほうが身に付くと思います。

今でも、そのとき使った単語や表現をすごく覚えてるんです。あと、ずっとバディが使っていた単語が、ポンとTOEICに出てくると「ああ、あのときのアレか。」みたいなのがあって。それは、私だけが感じたことじゃなくて、他の2人も感じていました。

準備して、生活の中で使ったフレーズが通じると、自分のものになりやすいということですね。

ものすごくそう思います。しかも先生と歳が近かったので、いろんな話もできました。教育のことだけじゃなくて、普通の日常会話でも興味が似ていてよかったです。

フィリピン教育留学は大学生にオススメ

このあとはアメリカなんですよね。

アメリカは8月からです。9ヶ月間大学に交換留学に行ってきます。

そのあとは日本に帰ってきて、教師になるんですか。

中学生の教職免許は取得予定ですし。今のところはその予定です。でも、公教育だと自分のやりたいことができないので、まだ考えているところです。

教育留学を経験して、すごくよかったからバージョンアップしたくなってきたんですか。

そうです。そうじゃなかったら関わってないです。8月20日から第二期の予定なので、教育に興味がある大学生は検討して欲しいです。 

注意点ありますか?

教育留学ではシャワーは水です!あと、パンプローナはネットがないので、WiFiは絶対に持っていってください!

自分で持っていったらネットは使えるんですか。

WiFiを借りてたら大丈夫です。

2週間ローカルの生活になるから、海外慣れしてない方は覚悟が必要だけど、面白い体験ができそうですね。

(2017年6月25日(日)新宿にて)

編集後記

教育の分野に進もうとしている大学生には面白いプログラムだと思います。日本の教育とフィリピンの教育の違いに興味ある大学生にオススメです。気になる方は、この夏休みに開催されるフィリピン教育留学【第二期】の詳細をチェックしてみてください。異文化で「理想の先生」を目指す3週間!

フィリピン教育留学の詳細

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このインタビューの生音声は下の再生バーで聞けます。

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中谷 よしふみ

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になる。圧倒的に詳しくなったので書籍を出す。そして、留学エージェントになる。体験した学校は105校。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター

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