フィリピン留学でIELTS7.0!オーストラリア、マレーシア、CNE1、Face to Faceの学校比較

フィリピンのFace to Faceという学校でいろんな国に留学経験があるショウタさんにお話を聞きました。マレーシア、オーストラリアにも留学経験があって、僕が行ったことあるELCとCNE1にも行ってたので学校の特徴を比較してもらいました。現在、IELTS講座で試験対策中

Face to Faceはアメリカ人と日本人で共同経営してるタガイタイにある語学学校です。

フィリピン留学でIELTS対策するショウタ
ショウタ、27歳男性

フィリピン留学に来た経緯

ショウタさんはいろんな経験をされてるんですよね?Face to Faceに来てどれぐらいですか?

3週間経ちましたね。残り2週間です。

この前はCNE1にいたんでしょ?どれぐらいいたんですか?

3週間ですね。4週間の予定だったけど、1週間早く終えてこっちに来ました。

この後は?

日本に帰ります。仕事を辞めてきたので、就職活動をします。

じゃ、憂鬱になってくる時じゃないですか。

はい。今から日本に帰ってからが憂鬱です(笑)。

みんな通る道!(笑)。CNE1の前は何してたの?

オーストラリアの語学学校に3週間行ってました。

毎回短期ですね。

とりあえず短期で申込んで、よかったら延長しようと思ってるんです。実はオーストラリアの前はマレーシアの語学学校に行ってたんです。オーストラリアで行ってた学校がクアラルンプールにもあるんです。ELCっていうんですけど。

ブキビンタンのELC!僕もELCで勉強したことありますよ!マジですか?

本当ですか?

じゃ、マレーシアが一番最初で。クアラルンプール、オーストラリア、CNE1、そして今がここで、Face to Face!なんでそんなことになってるの?

分からないです(笑)。でも、クアラルンプールのELCに行って、シドニーのELCに行くまでは最初から計画してました。

マレーシアのELCの感想

マレーシアはどうでしたか?

他の生徒とシェアして住んでたんですが、マレーシア料理は好きでした。中華も好きですが。コピークラブっていうレストランは一通り食べました。

英語の授業は?

日本で英会話学校に行ったことなかったので、マレーシアは初めてのグループレッスンだったんです。お喋りなロシア人ばっかり喋ってて、自分が喋る時間はあんまりなかったですね…。

ELCはロシア人とカザフスタンめっちゃ多いもんね。カザフスタンの人が、カザフスタン人ばっかりで全然英語の勉強にならへんって言うてた(笑)。イエメン、サウジアラビア、オマーンとかいろんな国の人がいますよね。

あと、日本人と韓国人ですね。あんまり英語を喋る機会はなかったのが残念ですね。

英語レベルは初級?ELCってレベル分けは大きく3つぐらいじゃなかったでしたっけ?

僕は中級でした。先生がネイティブなので、リスニングは上達しましたけどね。

中級のクラスはまだマシじゃなかったかな。初級のクラスだったら、まわりの生徒のレベルが超初級じゃないですかね?

ルームメイトにカザフスタンとベトナム人がいたんですけど、初級はアルファベットを覚えるところから始まってました。

じゃ、日本人はみんな中級だったのかも。もう僕はマレーシアのことを忘れてきてますね。マレーシアのELCでアドバンスだったらすごい勉強になるんじゃないですかね。ペラペラな生徒がちょいちょいいるでしょ。

フリークラスにたまに上級の人がいて驚きました。確かにそうかもしれないですね。

ELCについては、だいたい同じ感想です。異文化交流はすごい楽しかったです。カザフスタンの集団とか見た事なかったし。でも、やっぱりグループレッスンだと、英会話の密度は少ないと感じました。

オーストラリアのELCの感想

そして、オーストラリアのシドニーのELCですね。どうでしたか?

基本、システムは同じでしたね。授業種類とか、レベル分けとか、授業内容とか。ただ、違いとしては、もっといろんな国から来てました。ヨーロッパからも多くて。スペイン、スウェーデン、ノルウェー、フランス、ドイツ、コロンビア、南米もいました。日本人も中国人もいて。

それはそれは面白そうですね。

面白いですけど、異文化交流で終わってしまうんですよね。特に自分の課題は英語を話すことだったので。あまりできなかったです。

英語めちゃくちゃやけど、ハートが強くて、すごい喋る生徒っていっぱいいるからね。

そうなんです。すごい話してくるんですけど、何を言ってるか分からないです。で、「なんで分からないの?」みたいな感じだから、僕は若干心が折れました…。

そういう日本人は多いと思う。自分ができないのかなって思いますもんね。

そういう感じで喋ってきますからね。でも、クラス分けしてるから同じレベルのはずなんですけどね。

レベル分けって、英会話と筆記の総合点だけど、日本人って筆記試験はできるけど会話力ないでしょ。

うーん。確かに。日本人は損するほうですよね。

でも、異文化交流したい人にはすごい良いと思うんですよね。先生もネイティブやし。ただ、英会話学習においては、ハートが強くないと機会損失するかもしれないですよね。

それと運ですね。良いクラスメートやルームメイトに恵まれるとすごい良いと思いますね。あと、オーストラリアでよかったこととして言っておきたいのが、ホームステイですね。ホストファミリーはアイルランドから移住してきたファミリーで、家では結構英語を使う機会がありました。ルームメイトはコロンビア人と中国人で、彼らと遊びにいく中で、スキルを上げようとしましたね。そこでなんとかオーストラリア生活を充実した思い出にしようと頑張りました(笑)。

それも重要ですね(笑)。僕はホームステイは大好きで、ホストファミリーとルームメイトに恵まれるとすごい楽しいと思うんですよね。1つ質問!クアラルンプールのELCって授業時間は4時間ぐらいですよね?

朝9時から15時ぐらいまでだったかな?

授業時間はオーストラリアのELCも同じですか?

だいたい同じです。

フィリピン留学って6〜8時間ぐらいあるでしょ。オーストラリアは何時間ぐらいかなと思って。

オーストラリアもマレーシアも同じですね。

そうか。で、オーストラリアは2ヶ月でしたっけ?その時の、英語の上達度はどんな感じだったんですか?

うーん。オーストラリアのアクセントに若干悩まされましたね。自分の能力が低かったのもあると思いますけど、何を言ってるか分からなかったです。ずっとキレイなアメリカ英語を聞いてたので、それと比較すると現地の人は個人個人でかなり発音が違いました。

オーストラリアの街中で英語を学ぶのは難しかったんですね。

そうですね。

じゃ、思ったより英語は伸びなかったんですか?

うーん。そうですね。予想してたより得られなかったかな。もうちょっとリスニングが上がると思ってました。

ただ、留学初めての人って過剰に期待してることもありますからね。オーストラリアは良いイメージですし。

良いイメージありましたからね。今でも良いイメージですし。でも、訛りだけは残念でした。

シドニーの生活はどうだったんですか?

物価が高いですね。日本より高いので。

マクドナルドのハンバーガーはいくら?

一番安いセットで500円ぐらいかな。でも、僕は基本野菜が好きなので、サブウェイが多かったですね。サブウェイの一番安いサンドイッチで800円、700円ぐらい。

高いっ!そんな高いと、外食をしにくいですね。

はい。だから、お弁当を作って節約してました。

オーストラリア永住権のためにIELTSスコアが必要

それで、当初はオーストラリアで終わるつもりだったのに、なんでCNE1に行くことになったの?

オーストラリアで地元の就職情報を見てた時に、就職エージェントと話したんです。その時に、就職するなら永住権があったほうが良いよって言われて、だったら永住権を取っちゃったほうがいいんじゃないかと思ったんです。

なるほど。

オーストラリアの永住権にはIELTSスコアが必要なんですが、僕のレベルだと頑張ったら取れそうだったんです。ただ、僕の問題はスピーキングだったので、このままオーストラリアにいてもスピーキングを鍛えられないだろうと思ったんです。で、ふとCNE1を思い出したんです。

もともとCNE1を知ってたの?

あ、去年の2月にCNE1に行ってたんです。3週間だけ。

えっ、マジで。

すいません。言い忘れてました。CNE1が初留学で、初英会話です。それでスピーキングを鍛える場所としてはCNE1が良いんじゃないかと思ったんです。

でも、1回行ったのに、その後にマレーシアに行ったってことは何か問題があったんじゃないの?

やっぱマンツーマンだけだったので、あの時はもっと自然な英会話が学びたかったんです。それに、僕は人前で話すのが苦手だったので、そういうトレーニングもしたかったんです。

それで、グループレッスンが必要だと思って、マレーシアを選んだんですね。

はい。でも、結果的に、あんまり望む結果が得られなかったんです。

実際、英会話力を伸ばすにはマンツーマンだけじゃなくグループレッスンも必要だと思いますよ。グループレッスンで学ぶこともいっぱいありますから。

ありますね。

じゃ、オーストラリアの永住権が取りたくなって、それにはIELTSのスコアが必要で、スピーキングをもっとアップさせないといけないとなった時に、フィリピンのCNE1に行こうと思ったわけですね。

はい。フィリピンはマンツーマンなのでスピーキングをいっぱい練習できるので。

CNE1の感想

CNE1は2回目でしょ。どうだったんですか?

フィリピン留学で人気のCNE1のキャンパスの様子

前よりよかったですね。学校自体は大きくなってましたけど、特に何かが変わってたわけじゃないです。前回の先生もよかったんですが、今回も先生がよくて。

自分と合う先生だったですね。

あ、そうです。やっぱ相性がありますからね。

オーストラリアとマレーシアで勉強してたから、英語はすでに慣れてたんですよね?

そうですね。日本語が使えない環境には慣れてました。僕は日本人と全く交流しないようにしてましたので。

でも、CNE1は生徒が日本人ばっかりじゃないですか?

そうなんです。それが一番ネックでした。日本人いっぱいなのは分かってたので、行く前に悩みました。でも、他の生徒との交流は最低限にして、同じ部屋の生徒とだけ喋るようにすればいいと思って決めたんです。

日本人を避けてたんですね。

はい。あんまり良い子じゃなかったですね。金曜のドリンキングパーティーの時だけ喋ってました。

本当に英語を習得したかったら、日本語を使わないほうが絶対英語上達には良いですからね。それで、スピーキングは上達は感じられたんですか?

はい。感じられました。全然違いました。ずっと喋ってると、もう言葉が止まらなくなりました(笑)。

わははは。じゃ、よかったやん。

よかったんですけど、でも、CNE1はIELTS講座はなかったんです。

CNE1は試験対策に重きを置いてないもんね。でも、IELTS講座がないのは最初から分かってたわけでしょ。

ただ、あの時はCNE1しか知らなかったんです。それに、IELTS対策しなくても、とりあえずスピーキング力を上げればいいと思ってたんです。でも、言葉が出るようになってくると、どうせならIELTS対策をしたほうがいいと思ってきて。

そうか、自分のレベルが上がって、また次の欲求が出てきたんですね。

そうかもしれないです。

フィリピンでIELTS対策ができる学校を探す

それで、IELTS対策ができる学校を調べました。それで、この学校も見に来たんです。

ターラックからタガイタイまで?遠いでしょ。

はい。バスで片道7時間から8時間ですね。でも、IELTSの試験がマニラであったので、ついでに学校見学したんです。マニラの学校と、あとバギオも行きました。

バギオはIELTS専門学校のCNS2がありますね。でも、バギオは反対側じゃないですか(笑)。そもそも、なんでできたばかりのこの学校を知ってたんですか?

CNE1のルームメイトがこのFace to Faceを知ってたんです。それで、ここはネイティブの先生もいるって聞いて。

で、タガイタイに見に来て、良いなと思ったんですか?

はい。1泊したんですが、マニウェルシェフの料理が美味しくて(笑)。

そこですか!(笑)僕はいろんな学校でご飯を食べたんですが、日本人経営の学校の料理もどこもそれなりに美味しいんですよ。けど、ここは頭1つ出てますね。マニュエルシェフがホテルで長い間働いてたから、いろんな料理が作れる。

昨日はタコスでしたね。

フィリピン料理のシシグとシニガンが好きって言ったら、次の日に作ってくれましたよ。

Face to Faceは食事が美味しい

彼に言うと、次の日にマーケットに仕入れに行きますからね。料理が大好きなんですよ。

朝ご飯が終わったら昼ご飯の準備を始めているし、ずっと料理を作ってるでしょ。食事はこの学校の良いところですね。えっ、料理で決めたんですか?

まさか、そんな単純じゃないですよ(笑)。もちろん大事なファクターでしたけどね。あと、タガイタイの気候ですかね。マニラとかターラックはちょっと暑くて、冷房を入れててもツライ時があって。場合によっては、勉強に支障をきたしてたので。

ここタガイタイは避暑地だから涼しい。クーラーいらないですもんね。

それと、ネイティブの先生にいつでも質問できるのもよかったですね。実は、ここは出来たばかりなので、まだちゃんとしたIELTS講座はなかったんです。でも、実際授業を受けてみたら、先生はIELTSをちゃんと知ってましたし、授業計画もしっかりしてたので、IELTSのスコアアップできそうだと思えたんです。特にアメリカ人のマット先生はIELTSをよく知ってます。

Face to Faceタガイタイのネイティブ先生のマット
Face to Faceタガイタイのネイティブ先生のマット

彼はIELTSの経験は豊富みたいですね。他の先生にもノウハウを教えていってるしね。

そうなんです。もう1個の学校ではIELTSの教材は見せてもらったんですが、体験授業は受けてなくて、目標スコアが少し低かったんです。他を探しても、僕のIELTS目標スコアを設定してるところがあまりなかったんです。

Face to Faceの感想

それで、タガイタイにきて3週間。思ってた勉強ができてるんですか?

はい。スピーキングとライティングがメインなんですが、ライティングは予想以上にできてます。先生がずっと記事を書く仕事をしてたみたいで、なんでも答えてくれます。それに人柄がいいです。みんな人はいいですね。CNE1もこの学校も。だから、マンツーマンが成り立ってるのかなと思います。

ああ、確かにそうかも。楽しくなったら1時間が苦痛ですもんね。

ほんとそうですよ。

Face to Faceに留学してるショウタ

フィリピンは楽しくさせるスキルを天然で持ってる人が多いですもんね(笑)。確かに、他の国がマンツーマンレッスンをやっても、キャラクター的に成り立たない場合もあるかもしれないですね。

実際、シドニーでマンツーマンやりましたけど、ちょっとツラかったです。ま、相性もあったかもしれないですけど。

相性はフィリピンでもあるからね。にしても、すごいね。いろんな経験があるね。

とりあえずどんどん試したんです。で、辿り着いたのがここなんです。でも、もうさすがに延長できないので、最後にIELTSの試験を受けて帰国です。

フィリピン留学でIELTS対策中、インタビュー時点のスコア
フィリピン留学でIELTS対策中、インタビュー時点のスコア

じゃ、あと2週間でIELTSのスコアを達成しないといけないの?

それを目標に勉強してます。

じゃ、こんなインタビューしてる場合じゃないやん。

はい。早く勉強したいです(笑)。

すいません!(笑)。でも、すごい参考になるインタビューだと思います。いろんな学校や国を経験してるから、フィリピンの特徴がちりばめられてると思います。

留学検討者にアドバイス

フィリピン留学はどういう方にオススメですか?

英語の基礎文法と単語がある程度分かってる人。大学受験してたらだいたい大丈夫だと思います。

基礎知識がなかったしんどい?

最低限準備したほうが良いです。初級向けのコースもありますが、やれることは日本でやってから来たほうが伸びると思います。でも、グループレッスンと比較すると、スピーキングを鍛える機会は何倍、何十倍とありますね。

1時間の英会話密度は違いますよね。自分のレベルが上がると、まわりのレベルも上がるから、グループレッスンはすごい有意義だと思うんですよね。いろんな国の人が集まってディスカッションする機会ってフィリピンの語学学校にはあまりないでしょ。生徒はだいたい日本人か韓国人だから。だから、レベルが上がったら他の国の留学ほうが良いケースもあると思うんです。でも、初級ならフィリピンがいいと僕は思ってるんです。

そこまでの準備段階ですね。それは同感です。

濃い経験をした人に共感していただけてよかったです。今日は本当にありがとうございました!

(2014年6月10日(火) タガイタイのFace to Faceで)

編集後記

まさかマレーシアでの語学学校まで僕と同じとは思ってなかったので驚きました。ショウタさんはいろんな経験をされているので、とても参考になるインタビューだったと思います。にしても、オーストラリアのELCはオーストラリアでもマレーシアでも授業は同じなんですね。英語を勉強する意味だけで考えたら、安いマレーシアで僕は十分な気がします。

今回インタビューさせて頂いた語学学校のFace to Faceはまだ出来て3ヶ月。まだまだこれからの学校だと思いますが、なぜか知ってる先生も多く、業界の優秀な先生はみんな繋がってるなと改めて感じました。2泊3日の滞在中に全員とガッツリ話しましたが、良い学校の1つだと感じました。Face to Faceに興味ある方は公式サイトへどうぞ。

Face to Face公式サイト

このインタビューの生音声は下の再生バーで聞けます。

体験談に出てくる学校

CNE1 (ターラック)

口コミで広がった人気校。初級向け日本語教材あり。授業の選択肢が豊富!

Face to Face (タガイタイ)

口コミで広がった語学学校。海外就職に強い!

IELTS留学体験談

トラブル体験談

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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