今を楽しむフィリピン人、将来を心配する日本人。文化と国民性の違いを学ぶのが楽しい。

フィリピン留学すると、経済的に貧しいフィリピン人が楽しそうに生きていることに衝撃を受ける生徒がいます。なにかあれば大爆笑、目があったらハイタッチ!フレンドリーなフィリピン人と一緒にいると楽しいです。

今を楽しむフィリピン人、将来を心配する日本人

今を生きるフィリピン人

フィリピンの語学学校で、あるヘッドティーチャーがスピーチで言っていた言葉がとても印象的でした。

Yesterday is history, tomorrow is a mystery, but today is a gift. That is why it is called the present.

「今日という日はギフトだ。だからプレゼントと呼ぶんだよ。」

この言葉は、アニメ映画「カンフーパンダ」でも使われていて、有名な名言みたいです。日本とフィリピンの価値観の違いや、文化の違いを表していると思いました。だから、ボクがフィリピンでスピーチするときは、たまに使わせてもらっています。

フィリピン人はあまり先のことを考えない。いまを生きている。いまを楽しんでいる。日本人は先のことを考える。将来に備える。ときには、いまを犠牲にしてでも将来に備える。結果的に、いまを楽しめてないことがある。

留学中に頑張って勉強しても、伸び悩むこともあります。でも、今日という日はプレゼントなんだから、ちょっと肩の力を抜いて、いまを楽しんでみたらどうでしょう?

日本人はフィリピン人のように今を楽しんだほうがいい。フィリピン人は日本人のようにもうちょっと将来のことを考えたほうがいい。日本人とフィリピン人はお互いに学びあえると思っています。

死ぬことが身近なフィリピン

僕がはじめてフィリピンに行ったのは2012年です。その時に出会ったフィリピン人と2015年に再会したとき、抱き合った彼は「久しぶり!俺たちまだ生きている!」と言いました。

2012年に教えてくれたフィリピン人の先生、当時20歳、その女性の先生は2022年末に亡くなりました。ガンでした。フィリピン人にとって、死ぬことは日本人より身近なことです。

死が身近だから今を大切にする

フィリピン人は寿命が短いと言われています。でも、調べてみると72歳ぐらい。そこまで短くない。しかし、2012年からフィリピンに関わって、死んだ人を何人も知ってます。格差が大きいので、貧しい人の寿命が短いのかもしれない。

死が身近なのは、今を大切にする理由の1つだと思います。明日死ぬかもしれない。もしそんな気持ちが少しでもあれば、日本人だって今を全力で生きると思います。

セブは大好きですよ。人がとにかくフレンドリーなんです。ホスピタリティがある。場合によってはうっとおしいけど、そういうところも大好き、常に歌っていて。良い国だと思います。悪く言うと、今しか考えてない(笑)。給料は1ヶ月に1回だと使い切るから、月に2回なんです。お金がなくなったら借してくれって言うし、返すときは言い訳してくる(笑)。

口コミ鵜呑みはダメ!セブは汚い街!キレイな海はない!蟻とゴキブリが多い!でも大好き!

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トラブル体験談

中谷 よしふみ

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になる。圧倒的に詳しくなったので書籍を出す。そして、留学エージェントになる。体験した学校は105校。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター

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