2023.9.25
フィリピン・セブ留学では海外旅行保険の加入は必須です!保険が必要な理由、トラブル事例、保険を使うときの流れを解説します。
海外旅行保険は本当に必要?
海外旅行保険に限らず、保険というものは、トラブルにあったことない方は「保険なんて必要ない!」と言い、トラブル経験がある方は「絶対必要だ!」と言うものです。
僕は必要ないと考えるタイプです。ただ、2012年からフィリピンに関わってますが、いろんなトラブルを見ています。フィリピンという途上国事情も知っているので、海外旅行保険に加入することをオススメしています。僕自身も、今は加入しています。
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どんなときに保険が必要なのか?
フィリピン留学中に、海外旅行保険が活躍するのは主に2パターンあります。
- 体調不良による病院費用
- 携帯品の盗難などの被害
フィリピン留学中に入院した体験談
暑くて慣れない環境なので、発熱、下痢で病院に行く生徒が多いです。インフルエンザ、デング熱などで入院する生徒もいます。フィリピンの病院に行くと、留学生がいっぱいいます。
怪我する方もいます。骨折、打撲、いろいろあります。
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ちなみに、僕は今まで海外で2回病院に行きました。1回はフィリピンの海でケガをして、もう1回はタイでインフルエンザになりました。両方とも、クレジットカード自動付帯の海外旅行保険を利用したので、帰国後に保険会社に請求して全額返ってきました。
フィリピン留学中に盗難にあった体験談
途上国では盗難も日常茶飯事です。特にiPhoneの盗難が頻繁に起きています。盗難被害の場合は、警察に行って被害届を書いてもらえば、帰国後に保険会社からお金がかえってきます。
もし盗難にあったら、警察に被害届を出してもらって、保険会社に請求しましょう。
盗難被害!海外旅行保険の注意点、警察の被害届は◯◯でないと保険がおりない!
90日以内ならクレジットカード付帯の海外旅行保険
では、具体的に海外旅行保険を説明していきます。短期の方はクレジットカード付帯の海外旅行保険でいいです。メリットはわざわざ海外旅行保険に加入しなくていいこと、デメリットは立替清算しないといけないことがあるのと、保証額が少し低いことです。クレジットカードの海外旅行保険を利用する場合は、お持ちのクレジットカードが自動付帯か利用付帯かを確認してください。ここ重要です!
- 自動付帯
- 利用付帯
- 海外旅行保険の自動付帯とは?
- 自動付帯のクレジットカードは、クレジットカードを持ってるだけで海外旅行保険が適応されます。利用付帯は、往復の飛行機などをクレジットカードで買ってカードを利用すれば保険適応です。
クレジットカードの海外旅行保険はだいたい90日までです。だから、留学期間もポイントです。僕は海外に行く場合は、90日以内なので、いつもクレジットカードの保険を使っています。
今後、海外に行く機会が増えそうなら、年会費を払っても、保証が良いクレジットカードを作ることをオススメします。良いカードだと空港のラウンジも使えてすごく快適です。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償内容
海外旅行保険が付帯しているクレジットカードでよく紹介されるのが楽天カードとエポスカードです。作成が無料で年会費も無料だからです。ただし、コロナ後に、補償内容が変わっているので、海外旅行保険の補償内容と補償額は必ず最新情報を確認しておきましょう。
楽天カード
楽天カードはeNaviにログインすると保険の詳細が確認できます。
楽天カードは無料ですが、携帯品損害は補償されていません。ゴールドカードやプレミアムカードは年会費が必要です。
エポスカード
エポスカードは携行品損害が補償されてますが、病気になったときの補償は楽天カードのほうがいいです。ただ、盗難の被害が多く、病気になっても発熱、下痢程度の症状が多いので、盗難被害に対応できるエポスカードのほうがいいと思います。
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オリコカード
オリコカードも掲載しておきます。
オリコカードは年会費がかかります。しかし、条件を見たせば年会費が無料のカードもあります。
オススメの無料クレジットカード
それでは、具体的に3つのクレジットカードを紹介します。
1.楽天プレミアムカード(年間費10800円、自動付帯)
僕は楽天プレミアムカードを使っています。これが僕にはお得です。楽天プレミアムカードは海外旅行保険だけでなく、国内の主要空港ラウンジが無料で利用できます。さらに、申請すれば「プライオリティパス」のカードが無料でもらえます。これが大きい!
- PriorityPass(プライオリティパス)とは?
- 海外500ヵ所以上の空港ラウンジをご利用できるサービス。フィリピンでは、マニラ空港(ターミナル1とターミナル3)とセブ空港とクラーク空港でラウンジが使えます。プライオリティパスのプレステージ会員になるには年間399ドルかかります。
プライオリティパスが使えるクレジットカードはいろいろあります。ただ、僕が知る限り、楽天プレミアムカードが一番安いです。飛行機を年に3回以上利用する方はお得。空港ラウンジはネットが安定していますし、食事やシャワーがある場所もあります。海外では飛行機が遅延することも多いので、僕はプライオリティパスの恩恵をものすごく受けています。
楽天プレミアムカードは年会費が10800円かかります。でも、盗難保険がありますし、国内旅行傷害保険や海外旅行傷害保険のサポート体制が万全で、保険も自動付帯です。海外旅行保険に加入すると1万円近くかかるので、年に数回海外に行くなら断然お得です。
海外での利用をメインで考えるならVISAかMastercardがいいです。だけど、僕はJCBにしています。
2.楽天カード(年間費無料、利用付帯)
楽天カードは年間費無料のクレジットカードもあります。無料カードは海外旅行保険の適応条件が自動付帯ではなく利用付帯です。渡航前の交通費をクレジットカードで払えば海外旅行保険が適応されます。たまにしか海外に行かないのであれば、年間費無料の楽天カードで十分だと思います。ただし、プライオリティパスは申請できないのでラウンジは使えません。
注意点は携帯品損害です。昔は無料の楽天カードでも携帯品損害が補償されていましたが、コロナ後の2022年6月1日(水)に補償対象外になってます。盗難被害は補償されません。
<変更点>2022年6月1日(水)から、楽天カードの賠償責任の保険金額を2,000万円から3,000万円に変更いたします。並びに、携行品損害を補償項目から除外いたします。
楽天カード 海外旅行傷害保険の補償内容の変更について
3.エポスカード(年会費無料、10月から利用付帯)
年会費無料のカードで海外旅行傷害保険を使いたいならエポスカードも人気です。人気の秘密は、エポスカードは海外旅行傷害保険が自動付帯だからです(2023年10月から利用付帯)。世界38都市の現地デスクで、安心の日本語サポートです。まだクレジットカードを持ってないなら年会費無料なので、海外留学を機会に作ってもいいかもしれません。年間費無料なので、僕も一応持ってます。
キャッシュバックキャンペーンをやってる時もあるのでキャンペーンの時にカードを作るのがオススメです。2021年3月31日に、エポスカードはデザインがリニューアルしてカッコよくなってます。デザイン監修はデザインオフィスのnendo(ネンド)が担当してます。
フィリピン渡航前に付保証明書を発行しておこう
クレジットカード付帯の海外旅行保険に加入している場合、保険に加入している保険証がありません。しかし、カード会社に連絡すれば付保証明書(ふほしょうめいしょ)を発行してくれます。病院によりますが、付保証明書を持っていたほうがスムーズなことがあります。できれば保険証を取得しておきましょう。
旅券を取得して詳細が決まったらカード会社に連絡しましょう。
楽天カードの付保証明書
楽天カード保険デスク(楽天損保)に電話しましょう。
楽天カード – クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険
エポスカードの付保証明書
エポスカード海外旅行保険事故受付センターに電話しましょう。
エポスカードの各種ご請求
フィリピンでカード付帯の保険を使う時の流れ
万が一トラブルにあって、クレジットカード付帯の海外旅行保険を使用する場合の流れも知っておきましょう。病気になった場合、盗難などの被害にあった場合に保険を利用することになります。その場合は契約しているクレジットカード会社にまず連絡します。
契約しているカード会社の連絡先はメモしておきましょう。クレジットカードの裏面に書かれている電話番号からでも繋がりますが、トラブルの内容や旅行先によって窓口は違うので、連絡先はメモしていたほうがいいです。
カード会社に連絡した後は、病院に直接連絡するか、ジャパニーズヘルプデスク(マニラ、セブ、クラーク)に連絡しましょう。フィリピンにあるジャパニーズヘルプデスクはトラブル時に病院との間に入ってくます。運営体制がある学校だとサポートしてくます。
90日を超えるなら海外旅行保険に加入しましょう
もし、海外での滞在が90日を超える場合は、海外旅行保険の加入を検討してください。保証も手厚くなります。保険加入しているとキャッシュレスで診察が受けられるのですが、クレジットカード付帯の保険より、保険に加入しているほうが手続きがスムーズです。AIUなどが対応しています。
条件によって費用や保証も変わるので、まずは料金がいくらになるか調べてみるのも良いでしょう。留学やワーホリはそれなりの料金になりますが、途上国に行くなら絶対入ることをオススメします。