カオハガン島は日本人(崎山克彦氏)がオーナーの何もない小さい島。セブ留学生に人気の観光地です。学校が週末ツアーで生徒を連れて行く場所の1つです。一言で言って観光地です。海はキレイで心地は良い。だけど、なんとなく無機質な気がした。
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一周15分の小さいカオハガン島
歩いて端から端まで歩いても15分もかからない。学校、教会、ゴミ山があって、飼われた鶏がいたるところにいた。
この島で何を感じるかは人それぞれだろう。
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
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
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
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カオハガン島への行き方
カオハガンへはだいたいツアーで行きます。学校ツアー、旅行代理店ツアー、スタディツアーなどいろいろあります。セブに住み着いた日本人がカオハガンツアーをバンバン売っているからなのか、この島に行くツアーはたくさんあって、1人5000ペソぐらいです。
ボートでカオハガン島に行く際の注意点
僕はボートを借りて、慣れた人と一緒に行きました。自力で行く場合、船を借りてカオハガン島に行くんですが、船を借りるときは、日本人が問い合わせると高くなるので、フィリピン人に電話してもらってください。料金はサイズで違うけど、3500から4500ペソ。大きい船なら10人以上乗れるので、みんなで割れば安いものです。
マクタン島のMaribago Pump Boat Wharfから船に乗ります。カオハガン島の周辺は遠浅なので、船が島まで辿りつけない。時間帯によって島へ行くルートも変わります。だから、少し離れたところに船をとめて、そこから小さいボートで移動するか、歩いて島に上陸します。
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船代の他に、入島料、場所代が必要です。昔は、入島料が高かったけど、人が減ったのでいまは安くなったそうです。今回は70ペソぐらいだった気がします。
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こういうテーブルを使うと場所代がかかります。金額は忘れた…。
カオハガン島はマクタン島とボホール島の間、オランゴ島のすぐ近くです。アイランドホッピングで行くので、ヒルトゥガン島でシュノーケリングしてから行くことが多いです。
カオハガン島の注意点はスマホの水没
そうそう。カオハガン島ではスマホの水没に注意してください。船に乗り降りするときに海の中を歩くので、腰まで水に浸かることがあります。この時に、うっかりポケットにスマホを入れたままで海に入っちゃう人がいるんです。
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あと、島の場所が早い者勝ちなので、遅い時間に行くと場所がありません。
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トイレは1箇所、ローカルトイレですが、10ペソです。紙はないので持参しましょう。
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島では飲み物や食べ物が売ってるけど、観光地価格なので食べ物や飲み物は持ち込むのがよいです。ゴミはちゃんと持ち帰りましょう。
カオハガンってビジネスにしたい人が群がっている印象が強いので、避けていた部分もあるんですが、行ってよかったです。美しい島でした。自然なままで残ってほしい。
何もなくて豊かなカオハガン島の書籍
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カオハガン島に興味があれば、本を読んでから行くことをお勧めします。カオハガン島を買って暮らす崎山克彦さんの本です。日記のような文章で島での生活が紹介されています。著者は大手出版社で30年働いてリタイヤして、1987年にカオハガン島を200万ペソ(当時1000万)で買った。なぜカオハガン島がそんなに知名度があるのか不思議だったけど、オーナーが元出版関係者で発信力があったんですね。腑に落ちました。
自然と共存しながら、島でのんびり過ごす生活が描かれていて、働くことの意味、生きるのことの意味を考えさせられます。
「ぐるっと回っても1時間ぐらい」と書かれていたけど、15分もかからなかった。温暖化で水位があがっているのかな?あと、昔はトイレは海でしていたそうです。「お尻丸出しで微笑ましい。」と書かれていますが、僕が行ったときには公衆トイレがあったので、この20年でずいぶん状況が変わってそう。島での生活や儀式の話は非日常で面白かった。水が貴重なこと、病気になった時のこと、台風の時の話、食文化、島の歴史などが知れます。
ちなみに、フィリピンは外国人が土地を買えない。だから本を読んだらいろいろわかるかなと思ったけど、法人で島を所有してるということぐらいで、詳しくは書かれていなかった。
この本は1995年に出版して、1998年に文庫本になって、2009年には写真が多いバージョンが出ています。崎山さんの名前で検索すると、カオハガンに関する他の本もズラズラとでてくるので、他の本も読んでみたい。
書籍では日本と対比しながら、何もなくて豊かな生活が送れることが強調されている。たしかに現状に満足できる人は幸せだ。しかし、それだと進歩しない。進歩しなくても幸せならいいかもしれない。だけど、そういう民族が征服される気がする。フィリピンの歴史が物語っている。現状に満足できないことも大事だなあ。キレイな空の下でのんびりしながらそんなことを考えていた。
(2024年3月)
水も電気もない生活はオーガニックライフだった。田舎の人は自給自足で健康的な生活をしている。
セブの観光情報
いままで英語学習のことばかり紹介していましたが、コロナ後の「フィリピン留学」は「フィリピン旅行」です。なので、僕が知っているフィリピンの文化、歴史、観光情報もお届けしていこうと思っています。
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