留学ラジオインターンSatoKoumeです。サウスピーク日本語禁止校のレポート最終回です!サウスピークの運営体制や生徒、そして失敗しそうなパターンをまとめさせていただきます。
運営体制も学習アドバイザーもすばらしい
サウスピークは留学前も留学中も対応がすばらしかったです。問い合わせしたらスピード感ある返事がきます。毎回返信してくる方は違うのですが、何も問題なくて、運営体制がしっかりしているなと思いました。「事前学習やってますか?」という確認メールも定期的に届きます(汗)。
あと、部屋のデスクランプの調子がおかしいことがあって、フィリピン人スタッフに伝えたら、すぐに来て修理してくれました。何か問題があったら、スタッフ内の情報共有もスムーズに行くようになっているようです。フィリピン人スタッフも本気留学でした(笑)。 EOP校舎にも「ティーチャーズラウンジ」といって、先生とフリートークできるスペースがあります。(利用できる時間は自習時間に影響がでないよう一日30分~1時間以内と決められていますが。)でも、残念ながら私がいた週は生徒数も多かったのか、待機している先生はいなかったです。 だからEOP校舎で先生とフリートークしたければ、ランチの時に同じテーブルに着いて、自分から積極的に話しかける行動力が必要だと思います。 –>
留学してからもサポートがしっかりしていました。初日のオリエンテーションは、朝8時から4時間もあったんですが、進行がうまくて、あっという間に時間が過ぎました。日本語禁止校舎なので、オリエンテーションも英語ですが、重要なことは日本語を使って、テンポもよく、わかりやすかったです。時折、ご自身の英語学習で得たコツも入れながら。何を聞いてもキビキビ答えてくれます。サウスピークの膨大な資料もすべて頭に入っている印象です。私からしたら娘のような年齢のお嬢さん。本当にしっかりしていて感心しました。頼もしい!
そのオリエンテーションを担当してくれたのは日本人スタッフのユニさん。帰国子女なの?と思うほど流暢な英語を話されていました。英語の学習方法にも精通されていて、「なんでそんなに英語ができるんですか?」と聞いてしまいました。ユニさんは現在26歳で3、4年前から英語学習を始めて、今はTOEFLスコア100を目標に、勤務の傍ら一日3時間以上の勉強をされているそうです。エッセイもたくさん書いて、ネイティブのオンライン添削を受けているそうです。
サウスピークでは4週間に1度、20分程度の学習相談があって、進捗を確認します。私の担当はユニさんでした。「4Sの授業でのエッセイに苦戦している。」と言ったら、「初めは英借文でいいんですよ。宿題は授業の直前1時間でやってみてください。」というアドバイスをいただきました。大人になってから英語を勉強して成果を上げた人の話は説得力があります。私は短期留学だったので、具体的な相談にはならなかったですが、日本語で学習相談ができる人が身近にいるのは心強かったです。
卒業前日も、ユニさんから30分程度の説明がありました。「自主学習を続けてください!どこの会社でも良いのでオンライン英会話を使いこなしてください!」と力を込めて話されていました。ちなみに、サウスピークでもLINEサポートを週1250円でされていて、英文添削、音読確認、学習時間管理をしてもらえるようです。
事前学習から留学後まで、「英語を伸ばす!」ことに焦点が当てられていました。留学をすれば英語がペラペラになるというような甘い話はないですね。
年齢問わず、英語に本気の生徒の絆
サウスピークの日本語禁止校舎には、いろんな方がいらっしゃいましたが、みなさん英語力が高かったです。そして、間違いなく本気で留学をしにきた人達でした。
- TOEIC200点台から600点を越えて、オリジナル校舎から来た人
- すでにTOEIC900越えだけど、さらに高みを目指す大学生
- 仕事の合間を縫って短期で留学に来た青年起業家
- ワーホリ準備のために来た看護師さん
- 欧米大学留学の準備に来た大学生や社会人
- イギリス大学院に入るためにIELTSを勉強しに来たおじ様
- TOEFL対策をしている人
- アジア旅行が好きな理系大学生
年齢層は、私が行ったときは20代の人が多かったように思います。週の前半はみんなが若くて、輪に入りづらいなと感じていましたが、よく見ていると年齢に関係なく仲良くされていました。ある大学生は「社会人経験のある大人との話すのが楽しいです。」と言ってましたし。ある40代の男性は「あの大学生たちの勉強っぷりがすごい。刺激になるし、感心する。」と言ってました。
ある程度の歳をとると、学生が多い学校を避ける方もいらっしゃると思います。私もそういう気持ちが少しありました。でも、今回サウスピークに来てみて、年齢は違っても、「本気留学」の共通項で集まった人達の絆は強いと感じました。だから、モチベーションがあるなら、若くなくても、サウスピーク日本語禁止校舎に挑戦してもらいたいです!
生徒の名前とTOEICスコアは壁に貼られているので一目瞭然です。学校内では英語しか喋れないので、話す機会があると、だいたいの英語力がわかります。よく言われるように、会話力とTOEICは完全には比例してなくて、TOEIC600点台でも流暢に喋る方もいますし、TOEIC800点台でも、言葉がまだスムーズに出てない方もいました。
でも、みんな努力してます。あまり喋れてなかった方がスピーチコンテストで素晴らしいスピーチをしていたら、すごく刺激を受けると思います。私は1週間だったので経験できませんでしたが、みんなが毎月TOEICを受験して、壁の顔写真の位置が変わっていくのだと思います。負けてられない!って思いますよね。実際、知り合った方の英語の成長がとても気になってます(笑)。
もう1つ驚いたのは、みなさんの時間の使い方です。サウスピークの学習時間は平均10時間です。私はいっぱいいっぱいだったので、みんな時間に追われているんだろうと思っていましたが、皆さん上手に息抜きされていました。公園でズンバダンスをしたり、スポーツジムで身体を動かしたり、週末はネットが強いカフェで過ごしたり、フェアウェルパーティでは、カラオケでリフレッシュしたり。
遠出はしないけど、短時間でリフレッシュする方法をそれぞれ生み出されていました。確かに、そうでないと長期長時間学習は続けれないですよね。勉強するだけではなくて、上手にメリハリをつけていて本当に感心しました。こういう優秀な人達に混ざれることがサウスピークの価値の1つだと思います。
サウスピーク日本語禁止校舎で失敗しそうなパターン
期待を上回る留学ができて満足しています。でも、いいことばかり書いてると、中谷さんに怒られるのが留学ラジオ(苦笑)。サウスピークがあわない方もいると思いますので、最後に失敗しそうなパターンを紹介させていただきますね(笑)。
1. 紹介してくれた友達だけを信じて来た人
友達は本当にサウスピークで良い体験をされたんだと思います。でも、サウスピークのポリシーを知らずして、サウスピークのカリキュラムの波には乗れない。波に乗れない人は失敗する。口コミだけを見て、生半可な気持ちで入学をするのも危険です!本当に自分に合うのか判断するためにも、サウスピークの膨大な資料を読み解きましょう。
2. ブロークンでも良いから英語を喋りまくりたい人
旅先でちょっと英会話を楽しみたいという方は別の学校が良いと思います。サウスピーク日本語禁止校舎内で間違った文法や表現を使っても笑われることはありません。でも、最終的には、正確な英語で意思疎通することを目標に皆さん勉強をされています。ブロークンでも良いから喋りまくりたい人は他の生徒さんとの温度差を感じると思います。
3. みんなと話したいけど受け身な人
サウスピークでストイックに頑張り続けるには、健康的な精神状態が必須。だから、みんなと話したいけど受け身な人は要注意。受け身だと永遠に誰からも話しかけられず、孤独が続くかもしれない…。「勉強の邪魔だけはしてはいけない!」という鉄則が遵守されていますからね。もし、だれかと話したかったら、受け身なキャラは封印して、積極的に輪に入ろうとすることが大切です。基本的にみんな社交的なので、話してみたらスッと輪に入れると思います。
4. 古い施設が苦手な人
サウスピーク日本語禁止校舎の施設は古いです。だから、TOEIC600点は越えたけど、施設がきれいなオリジナル校舎を敢えて選ぶ生徒さんもいるそうです。実際、施設の古さが気になって体調がすぐれないと言う方もいらっしゃいました。ですから、「サウスピーク日本語禁止校」と検索して、画像を見て無理だと思ったらやめておいた方が良いかもしれません。
私は一度、マレーシアのゲストハウス(1泊1000円ぐらい)のボロさが我慢できなくて、一睡もできなかったことがあって、その時、自分は若干潔癖症なんだと自覚しました。ですから、日本語禁止校舎の古さが多少心配だったんですが、私にとっては壁のはがれやドアの痛みが目につく程度で、特に問題なかったです。
ただ、1Fダイニングのハエはちょっと気になりました。ダイニングは外とつながっているので蚊やハエがどうしても入ってきます。学校として対応中だそうです。施設の許容範囲は人それぞれだと思います。体調を崩しては勉強に集中できないですから、施設が許容範囲かどうかは確認してください。
5. ワイワイ楽しみたい人
オリジナル校舎から日本語禁止校舎に来た生徒も多かったので、オリジナル校舎の話も耳に入ってきました。大きな違いは、日本語禁止校舎は、TOEIC600以上が入校条件で、日本語が使えないことですが、先生の雰囲気もちょっと違うみたいです。「オリジナル校舎の先生の方が優しいし、面倒見が良い。廊下でもワイワイ話す雰囲気がある。」一方、日本語禁止校舎の先生は、「厳しく淡々と授業を進める傾向がある。サラリーマン的。」という話はよく耳にしました。日本語禁止校舎の授業はカリキュラムを進めることに重きを置いていて、それを望んでいる生徒さんが多いのだと思います。ワイワイ楽しみたいならオリジナル校舎のほうがいいかもしれません。
サウスピークを経験して変化したこと
最後に、日本に帰国してからハッとしたことをあげてみます。
- 何気に目に飛び込んでくる単語をつい正しく3回続けて発音しようとしている
- サウスピークの音読自習風景が一日に何度もよぎる
- 知り合った人の今後の英語の成長がとても気になる
- 少しだけ朝型になった
- 日本語を話していても、英単語は正しく発音してしまう。
- 隙間時間を有効に使う意識が芽生えた
- インスタントスピーチの練習を独り言でするようになった
たった1週間ですが、小さな変化を感じられて嬉しいです。本当は1ヶ月ぐらい行きたかったです。サウスピークは、事前に送られてくる資料は膨大で、目を通すのに時間がかかります。でも、だからこそ、同じ目的をもった人たちが集まり、勉強に集中できる環境づくりに成功されているんだと思います。十分に理解して納得した上で申し込みましょう。
サウスピークの特徴を最大限に生かすには、自分がどう動くかが重要です。うまく使ってください!