フィリピン留学の初日に、台風が直撃した生徒の体験談です。タガイタイで1週間停電と断水を経験したそうです。暗闇の中、みんなでロウソクに集まって怪談話をしたり、全裸でプールに飛び込んで楽しかったそうです。
フィリピンに台風9号が直撃して停電生活
台風の被害に遭いましたね…。
フィリピンのタガイタイに2週間留学したんですが、到着した日に台風9号が直撃して大変でした。着いた日からずっと停電です。1週間後にやっと電気がつきました(笑)。断水もありました。いい経験をしました(笑)。
台風9号はかなり大きな台風だったようです。台風の影響で飛行機の到着が遅れて、マニラ空港に着いたのは夜1時でした。ピックアップしてくれる予定だったドライバーと連絡がつかなったそうで、学校のスタッフが空港のタクシーと交渉して、タガイタイまで行ってもらうことになりました。タガイタイまで約2時間半でした。
非常用の街灯や発電機のある建物だけが明るくて、街全体が暗かったです。道には木が倒れていて、ゴミも散らかっていました。車もあまり走っていなくて。タガイタイに向かうハイウェイはガラガラでした。広い範囲で停電だったようです。暗闇の中の移動は怖かったです。
到着した日は遅かったのですぐ寝ましたが、次の日も停電です。ネットも繋がりません。断水も始まりました(時間が決められてはいますが)。夜になっても停電は復旧することなく、各部屋にキャンドルが支給されました…。授業は受けれてましたが、毎日、近くのホテルまでモバイルの充電をしに行ってました。
でも、楽しかったです。断水でシャワーを浴びれなかったので、野外プールに入りに行ったんです。真っ暗な中、小さな懐中電灯と携帯の灯りだけです。プールサイドの暗いほうに小走りで移動してパンツを脱いで、プールに飛び込みました。全裸でプールに入ったのは初めてです。ロウソクも節約しないといけないので、1つの部屋にみんなで集まって話をしました。怖い話で盛り上がりました。楽しかったです。
授業中に天井の照明がピカッと点灯したときはめちゃくちゃ嬉しかったです。たしか6日目です。先生とハウスキーパーと一緒に、やったーっ!と大喜びしました。電気が使えることのありがたさを実感しましたね。夜も勉強できるし、温かいシャワーも浴びられる。冷たいビールを飲むこともできます。
ほぼ1週間の停電生活でした。台風の多いフィリピンでも、こんなことは滅多にないそうです。タイミングの悪さに笑ってしまいます。タガイタイでは本当に貴重な経験をさせてもらいました。
(2014年8月3日)
編集後記
この時は僕もタガイタイにいたので大変でした。台風9号の被害はすごかったです。停電や断水は大変ですが、こういうトラブルが楽しめる人がフィリピンは向いています。日本でも地震や台風の被害に遭う可能性がありますが、フィリピンでも自然災害に遭う可能性はあります。
台風9号がフィリピン直撃!大雨で家も道路も壊れて、停電、断水。夜はロウソク生活でした。