家にあった本、「フィリピンのことがマンガで3時間でわかる本」。捨てる前に読み返してみました。フィリピンで就職したり、起業する際に必要なことが書かれています。久しぶりに読むと、全然関係ない部分に目を惹かれました。2014年の本です。
フィリピンは貧困なの?
恵まれた自然の中で育った人々の国民性が明るく自殺者が皆無なのは、誰一人も飢えないという環境から来ていることに間違いありません。
フィリピンのことがマンガで3時間でわかる本 22ページ
しかし、フィリピンに貧困というイメージがついてまわっています。それは、この国の貧富の格差や社会構造の歪みに起因しているといえるでしょう。
スラム街の貧困を大きく宣伝して、外国からの援助や慈善寄付を集めようとする諸機関、メディアの動きがそれに輪をかけています。
食べ物に困らない国の貧困とは?フィリピンは暖かくて食べ物に困らない。だけど、貧困のイメージが強い。考えてみたら不思議です。
フィリピンにも金持ちはたくさんいます。日本にも貧しい人はたくさんいます。いろんなところに目を向けてほしいです。自分より弱い立場に目を向けて、かわいそうと思うのは悪いことじゃない。だけど、自分より強い立場に目を向けて、危機感を感じるのも大切です。