大学受験を失敗して海外に飛び出した高校生の体験談!パート4です!やっとニュージーランドのカレッジに入れたと思ったら、コロナで街がロックダウン。海外で壮絶な経験をされています。
コロナでニュージーランドの街がロックダウン
ニュージーランドでアイエルツ6.0を取得して、やっとディプロマがとれるカレッジに入ったんです。2020年です。ただ、運悪く、カレッジに入ってすぐにコロナで街がロックダウンになったんです…。外出禁止、授業はオンラインになりました。
ロックダウンのときは、部屋が大変だったんです。2020年1月ぐらいです。その時は、ホームステイを卒業して、自分で見つけた安い部屋に住んでいました。ただ、ベッドバグがいて、痒くて寝れないんです。大家に言っても、対応してくれなくて…。
ロックダウンだけど、引きこもれる部屋ではなかったんです。ベッドで寝れないから、リビングのソファで寝てました。1ヶ月耐えて。その間に必死に家を探しました。ロックダウン中だったので、引っ越しも難しかったです。FBでフラットメイト募集の情報を探して、アポとって、真夜中にこっそり引っ越ししました…。
それで、1人部屋を確保しました。フラットメイトに状況を説明して、「2週間隔離して、みんなに関わらないです。ごめんなさい!」って言って引きこもりました。非常事態だったし、新参者だったので、みんなフレンドリーじゃなかったです。孤独でした。
学校の授業もなくなって、アルバイトもできない。今後の生活どうなるだろうって。先行きが不安でした。でも、どうしようもないので。1人の時間の使い方を考えて。耐えるというか。慣れるというか。徐々にロックダウンの生活にも慣れていきました。
数ヶ月前にオンラインで知り合ったシンガポールの女性がいたんですけど。その方が、学校のために、ハミルトンから自分のアパートに引越ししてきたんです。たまたまだったんですけど、それで孤独はマシになりました。
ただ、新しい環境になって、授業もオンラインになって、引っ越しもしたので、友達がいなくなって。モチベーションは下がりました。それで、単位を2個落として…。予定より3ヶ月半ぐらい伸びたんです。英語力の問題が大きかったです。
英語でビジネスを学ぶ、カレッジの授業は難しい
英語での日常会話はもう問題なくなっていたんですが、カレッジでまた壁にぶつかりました。カレッジでは英語を学ぶのではなく、英語で専門を学ぶので、授業の難易度がすごく上がりました。ビジネスとアカウンティングを専攻していたんですが、最初は全然わからなくて…。
文献を読んでケーススタディとか。問題点を書き上げろ、とか言われても全然できなかったです。わからなさすぎて頭に入ってこないんです…。
まわりの生徒に聞くんですけど。まわりもできてないんです(笑)。できない人もいることを知って。自分の立ち位置を確認しました。助け合いながら、その時その時、人を見ながら聞いてました。
カレッジの生徒はインド人が9割です。語学学校で英語を勉強しているときに、このカレッジはインド人の巣窟だということを知って、インド人に紛れて楽しいのかなって思ってました…。いい印象はなかったです…。正直興味はなかったです(笑)。
英語の壁!ディプロマのレベル6が遠い
カレッジの授業は本当に大変でした。聞いてもわからないんです。小さなプライドだと思いますけど、同じことを何度も聞かれたら相手もウザイじゃないですか。だから、わからなくても、同じことは何回も聞けなかったですね…。聞いても1回。わからなかったら自分でなんとかしてました。
あのときは、あんまり真面目にはやってなかったです…。単位をとるために、出席して、課題をだして、最低限をやってました。授業についていけるようになるのには半年後ぐらいかかりました。
カレッジの授業に慣れてきても、どうしてもディプロマのレベル6にいけなくて…。また壁にぶつかりました。他のインターナショナルカレッジも探しました。でも、そもそもカレッジから国公立の大学に編入できるのか疑問に思ったので、大学に問い合わせしたんです。
「もし違うインターナショナルカレッジにいって、そこでレベル6をとったら編入できますか?」って聞いたら、編入できないって言われたんです。それならもう編入じゃなくて、普通に大学に行こうと思って、入学したんです。
レベル5は持っていて、英語力は保障されているので、受験はなかったです。ただ2年目から入れると思っていたんですけど、1年目からでした。レベル5はニュージーランドの国公立の1年目の英語レベルみたいです。エージェントさんと一緒に計画したことが、コロナの影響でうまくいかなかったです…。
大学受験を失敗してよかった!海外に挑戦して、辿り着いたニュージーランドの大学!将来の可能性が広がった!
(2022年9月15日 セブ)