感情に繊細なフィリピン人!仕事の優先順位が低い理由!

フィリピンに住んで長い方と話した時に印象に残ったエピソードです。興味深かったので、思い出して記事にしました。

感情に繊細なフィリピン人

フィリピン人は真面目に働かない?

もうフィリピンに8年います。1年ぐらいいたら、フィリピンのことがわかった気になるんです。でも、5年ぐらいフィリピン人と一緒に働かないとフィリピン人のことはわからないと思います。留学ではわからないです。一緒に働き始めたときは、「なんでみんなちゃんとできないだろう?」って思ってました。

もうフィリピンに長くいるから、彼らの気持ちもわかります。彼らも一生懸命頑張ってるんです。ただ、日本人と物事の優先順位が違うだけなんです。フィリピン人が大切にしているのは、その時の気持ちなんです。

Sensitive(センシティブ)っていうじゃないですか。彼らはその時の感情に素直なんです。自分の感情にセンシティブなんです。だから、怒るし、笑うし、泣く。感情表現が豊かです。

日本人は感情を押し殺すじゃないですか。どっちがいいとか悪いという話じゃないくて。全然違うんです。だから、フィリピン人からしたら日本人はわかりにくいと思います。

彼らにとって仕事の優先順位はかなり低いです。気持ち、気持ち、気持ち、家族、恋人、レチョン(食べ物)、シシグ(食べ物)、の次ぐらいに仕事があると思います。家族がものすごく大切なんです。日本人は仕事の優先順位が高いけど、家族の優先順位が低い人もいますよね。

だから、「日本人みたいに働け!」ってフィリピン人に言っても無理があります。逆に、僕ら日本人が仕事の優先順位が高いのが特殊だと思います。僕らは、小さいころから、工場生産が得意なように教育されてきたんだと思います。

「前にならえ!」ってやってるのって日本ぐらいじゃないですかね。日本には軍隊はないのに、名残が残ってますよね。

(2022年11月20日)

編集後記

フィリピンで話していたときに、すごく納得した。子供のとき、学校で「前にならえ」をしてました。隊列が均等であることがよいこととされる日本

盆踊りではみんなが同じ踊りを踊る。もし違うリズムで踊っていたら変なヤツと見られる。みんなと同じことが正しい。与えられたことを正確にこなすのが正しい。そうやって、言われたことをキチンとするマシーンとして教育されてきた。個性が育ちにくい。マイノリティは息苦しい。

仕事を頑張るのも美徳。すごくダメな部分だけど、それが日本の強みでもあったわけです。これからの日本どうなるのか。そんなことも海外に出ないと気づきもしないのです。海外留学は、外から日本を見る機会でもあります。上手に使ってください。

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トラブル体験談

中谷 よしふみ

エンジニアベースの元コンサルタント。2012年にフィリピン留学を体験。自身の体験をシェアするため、このサイトを作ると、サイトが有名になり、学校に呼ばれるようになる。体験した学校は100校以上。いろんな学校を体験すると、ほとんど同じだけど、一部の学校は全然違うことを知る。業界で一番詳しい自信を持った、2016年に「英語はフィリピンで学べ」という書籍を出す。TOEIC845(リスニング450、リーディング395)。年間半分以上は海外で生活しているノマドクリエイター。英語を身につけて日本から出て視野を広げてほしい。そんな思いでエージェントをやっています。

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