
28歳女性、3ヶ月
留学前の不安と学校選び
ワーホリ前にフィリピン留学しました。2025年12月から2026年2月の3ヶ月間です。フィリピンが自分に合うか不安で、中谷さんに相談したら「まず6週間で申し込んで、よかったら延長。合わなかったら帰国するか学校を変えよう」と言われたんです。結果的に、それがすごく良かったです。
意志が弱いので、日本人が少ないスパルタ校を探していました。自分に負荷をかけたくて、厳しい環境に惹かれていました。自分で調べた学校を中谷さんに伝えると、内情を詳しく教えていただけたので、クラークのHELPを選びました。
HELP(クラーク)の生活と雰囲気
6週間経った時点ではそれなりに満足していました。少し体調を崩したこともありましたが、スパルタな環境は自分に合っていると思いました。寮の部屋に冷蔵庫がなかったり、連絡が遅かったり、義務自習の教室割がギリギリに張り出されたりして、少し不満もありましたが、先生は気さくで楽しかったです。

日本人が少なかったので、週末に遊びに行く時は外国人グループが中心でしたし、イメージしていた留学生活に近かったです。ただ、ESLコースだと少し物足りなくなってきて。4週間が終わったときに、IELTSコースに変えました。でも、もっと厳しい環境で勉強したいと思うようになりました。



あの時は、HELPは厳しくない印象を持っていました。スパルタって聞いていたけどそれほどでもなくて、もっと厳しい学校の方が自分には合うんじゃないかと思ったんです。いい先生もいたので、HELPを延長することと、学校を変えることをギリギリまで悩みました。
HELPにはバギオを経験した生徒もいたので、バギオの学校の情報が入ってきました。いくつかの学校を絞り込んだ結果、中谷さんに相談したら「バギオで試験対策をするならパインスがいい」と言われて、パインスに行くことにしました。IELTSコースです。
パインス(バギオ)の生活と雰囲気
行ってみたら、HELPのほうがスパルタでした。パインスはあまり厳しくなかったです。学校の雰囲気としては、求めていた真面目な雰囲気ではありました。ただ、私はスパルタルールにガッツリ縛られたかったので、期待していた強制力はなかったです。
多分、来ている人たちが真面目なので、ルールで縛らなくても、みんなきちんと勉強するんだと思います。ギャランティーコースだったら、もう少し縛りがきつかったかもしれませんが、私は通常のIELTSコースにしたので、3週間目以降は義務自習もありませんでした。6コマ、7コマ授業を受けて終わりで、ボキャブラリーテストもありません。スパルタな印象はないけど、授業が完全に試験対策なので、ただただ疲れる、という感じでした。



でも、あのままクラークにいても「やっぱりバギオに行った方が良かったかも」とモヤモヤしていたと思うので、2つの学校を経験できてよかったです。
学校の規模、人、雰囲気の違い
学校は結構違いました。まず規模が違います。HELPの生徒数は70人くらいで、日本人は5人。パインスの生徒数は130人くらいで、日本人は3割くらいだったと思います。体感では台湾人が一番多かったです。分かってはいましたが、日本人の生徒が多いと、私みたいに意志が弱いと日本語を使ってしまいます。
でも、日本人の友達がいると、最近きついねという話をしたり、話を聞いてもらってリラックスできてよかったこともありました。
バギオの学校が全部そうなのかは分からないんですけど、中谷さんが「バギオの方がちょっと人との壁がある」と言っていたのは、確かに感じました。規模の問題もあると思いますが、全体的に見ると、HELPの方がオフィスの人も先生もアットホームでした。先生と生徒の距離が近かったです。
やっぱり小さい学校の方がアットホームですね。担当してもらったことがない先生でも生徒のことを認識していて、廊下ですれ違った時に立ち話したりもします。パインスでは、そういうことはほとんどありませんでした。最初はアットホーム感がなくて寂しかったです(笑)。勉強だけで孤独だなと感じました。
HELPにいた時、英語が全然上達していない気がして、定期的に落ち込んで先生に相談していました。その時、HELPの先生は「楽しくやるのが一番!大丈夫!頑張ろう!」という感じで励ましてくれました。一方で、パインスの先生に「しんどい」と言うと、「じゃあ、どうしたいの?今日はどうする?」って反応なんです。
HELPには、「IELTSでいい点数を取って、この先生に褒めてもらいたい」と思える先生が何人もいました。でも、パインスではそういう先生には出会えなかったです。それも学校の雰囲気の違いなのかなと思いました。
ただ、パインスしか行っていない友達に「バギオは人との壁を感じる」と言っても、「そう?」という反応でした。最初からバギオに行っていたら、「フィリピンの人たちってフレンドリーだな」と感じるんだと思います。比較して初めて気づくのかもしれません。
パインスは何でもシステマチックに決まっていて、マネジメントはしっかりしていました。人数が多い分、ルールもしっかりしていました。
学校の雰囲気も違いました。HELPの時は、若い中東の生徒たちのノリがちょっとしんどかったときもあるんですけど、パインスでは、中東はほとんどいなくて、日本人、韓国人、台湾人が勉強勉強って感じでした。国籍ごとに生徒の性格は少し違っているんですが、パインスはIELTS試験対策コースだったので、学習目的がはっきりしていて、真面目な生徒が多かったです。
パインスに行った生徒が、「パインスは勉強要素が多いから、英会話力を伸ばすんだったら自分には合わなかった」と言っていたんですがどうでしたか?
それはわかります。私の意志の問題なんですけど、パインスは日本人がたくさんいるので日本語を使ってしまいます。同じ日に同室に入った人も日本人です。日本人がいると頼りたくなっちゃうんですよ。
食堂でご飯を食べる時とかは台湾人の子とかも一緒に食べてました。でも、それ以外の日常生活や遊びに行く時は、ほぼ9割日本語でした。試験対策としてはすごくよかったんですけど、英語を話す機会は減るので、会話力を上げるのは難しいなって思いました。
でも、日本人と喋る時でも日本語を使わないし、ガンガン他の国の人に話しかけていく人もいます。そういう人だったら大丈夫だと思います。
HELPでは先生が3分ぐらい遅れてきたり、先生が休んで代行の先生になると、伝達とかで5分ぐらい潰れることがあったんです。それが少しストレスだったんですが、 パインスはなかったです。でも、頑張って先生を管理している感じではなくて自然と遅れてこないです。意図的なのかどうかわからないけど、チャイムが2、3分前に鳴るので、それに合わせてみんな部屋に戻るとちょうど授業がはじまるんです。バギオの人は真面目な気がします。
パインスにも親切な先生がいます。
たいしたことじゃないんですけど、パインスのテストルームは食堂の隣にあって、仕切りはあるけど上が開いてるんですよ。だからテストをしているときもすごいうるさくて、リスニングがやりづらかったです。
先生に言っても流されることが多かったんですけど、一人だけ「自分も公式テストでそういうことあったから気持ちわかるよ、僕からオフィスに伝えとくね」って親身になってくれる先生がいました。改善されたかはわからないけど、そういう先生もいました。
テストのスコアも間違えられたんです。オフィスに言いに行っても、「間違ってない」って突っぱねられたんです。だけど、その先生がオフィスに行って修正してくれました。オフィススタッフは事務的な人が多くて、バギオでは少し壁を感じたけど、親身な先生もいました。
先生の変更ルールの違い
先生を変更するルールも違います。HELPで先生を変えると、翌週から変わるんです。だけど、パインスではすぐ変えてくれました。紙を書いて提出して、次の日が観察期間で、2日後には変わりました。
ただ、国籍によって違いがあるかもしれないです。日本人のマネージャーは比較的すぐ変えてくれるんですけど、台湾の生徒はちょっと変更を渋られたって話を聞きました。
HELPの時は、何回か先生の変更をしてたけど、パインスでは1回しか変更しなかったのは、先生のばらつきが少なかったから?
んー。ルールの違いかな。そもそもパインスでは先生の変更方法を教えてくれなくて、他の生徒から教えてもらったんです。先生の変更がしにくいと聞いていました。あと、1ヶ月に1回先生が全員変わるんですよ。だから「先生がイマイチでも1ヶ月で変わるならいいか」って思っちゃうんです。
HELPの時は全体的にみんな仲良しで、言いやすい関係だったんです。でも、パインスはオフィスの人とも仲良くないし、変更しづらいって聞いてたから限界がくるまで変更しなかったです。でも、やってみたら簡単にやってくれたんです。
ちなみに、料金はかなり違います。ちょうどHELPがプロモーションだったんです。パインスに比べるとかなり安かったです。
バギオは排気ガスがひどい
クラークとバギオの街の違いはありましたか?
学校があった場所の問題もあるかもしれないけど、バギオは排気ガスがかなりひどくて、それがちょっとしんどかったですね。
クラークのHELPの周りは何もなくて自然豊かで平和なんです。学校周辺は交通量も少ないから静かで、学校内に中庭とかバレーコートがあって日に当たれる場所があるので、学校内で結構快適に過ごせるんです。だけど、パインスは中庭がなくて、校舎のガラスも全部青いフィルムで覆われていて、日光がちゃんと差し込まないんですよ。寮もちょっと日当たりが悪くて、だんだん気分が落ちてきました。

勉強に疲れて、散歩しに外に出ても、排気ガスがすごくてあまり気分転換できなかったです。バギオは山だから自然が多くて空気が綺麗という情報があるから、そう信じてました。バギオのイメージが良すぎました。ただ、バギオの雨季は雨ばかりみたいですが、私が行った時は、天気は悪くなかったです。
あと、やっぱり人が違います。タクシーくらいでしか人と関わっていないんですけど、タクシーで話しかけられる頻度はクラークの方が多いです。レストランとか行った時もクラークだと話しかけられるけど、バギオではあんまり話しかけられないです。
英語力の変化とIELTSスコアの実感
英語力はどうですか?3ヶ月で英語の成長は感じられましたか?
8割はイメージ通りです。スコアも上がりましたが、後半は伸び悩みも感じました。でも、自分の選択には満足しています。ほとんど喋れない状態で来たので、最初に比べれば喋れるようになったとは思います。ただ、海外旅行で困らない程度ですね。友達と深い会話はできないし、仕事ではまだ全然使えないです。
3ヶ月で英語の勉強が終わるわけじゃないから、ステップになったなら良かったです。IELTSも受けたんですよね?
帰国後に受けました。オーバーオールで5.0でした。リーティングは得意なんですけど、スピーキングとリスニングが苦手ですね。
パインスに行って、3週目か4週目くらいにオーバーオール5.0が取れたんです。5.0って、すごく高いレベルだと思ってたんですけど、思ったよりサクッと取れてしまって。点数が上がったわりに、英語力の変化をあまり感じられなくて、「IELTSって、あんまり英語力と関係ないのかな」と思ってしまいました。
頑張れば5.5はいけそうだけど、6.0に行くには残り3週間じゃ足りないな、という感覚もありました。パインスのカリキュラムがアウトプット中心で、インプットをする機会がほとんどないんです。インプットなしで6.0まで行くのは難しいと思いましたし、授業の宿題をちゃんとやろうとすると、インプットの時間が取れないんです。短期間でスコアを上げるのは多分無理だなと思って、モチベーションに影響した部分はありました。
でも、IELTSコースにしてよかったです。実際に試験を受けて分かったこともたくさんありますし、今後スコアが必要になった時に、どれくらい足りないかが分かりました。やらなかったら分からなかったことなので、結果的には良かったです。
環境的にはどっちも一長一短ですけど、IELTSの勉強に関しては、カリキュラムも教え方も、HELPよりパインスの方が全然良かったです。先生がわかりやすく教えてくれました。パインスは生徒も先生もいっぱいいるので、経験値がHELPより高いと感じました。
留学をやり直すならどうするか?
留学をやり直すとしたら、同じプランで行きますか?
はい、同じプランで行くと思います。パインスは1ヶ月単位でカリキュラムが進むように組まれてるので、6週間だと中途半端だなって思いました。でも、パインスは途中で合わなくて帰る子とかがいるみたいなんですよ。だから3ヶ月とかで申し込むのは危険だと思います。
だから、私はクラーク1ヶ月、パインス2ヶ月かな。でも、パインスは2ヶ月でも長い。自分には厳しすぎて体に症状が出ました(笑)。バギオは楽しくなかったですね…。帰れるときは嬉しかったです。
いい出会いもあって、英語が好きで似た意識を持ってる人と過ごす時間は楽しかったし、勉強も良かったんですけど、勉強自体は全然楽しくなかったです。苦手なことをやったから成長したけど、長期はしんどいなと思います。
2ヶ月以上はしんどいよねっていう子は結構いました。だけど、パインスが大好きで、4ヶ月いるけど、「延長したい」という子もいたのであう人もいます。アメリカやイギリス留学を経験してからフィリピンに来た子はフィリピンの方がいいって言ってました。
私はクラークを経験したから、バギオの先生はちょっとドライな印象を受けたけど、バギオだけ経験している人はバギオの人をフレンドリーに感じるんだと思います。日本人に比べたらフィリピン人はフレンドリーなので。
いまはもうオーストラリアにいて、1年か1年半ワーホリで滞在する予定です。フィリピンで勉強したことが生かせるようにがんばります。
(2026年2月7日)
編集後記
クラークとバギオの違い、大規模学校と小規模学校、日本人が多い学校と少ない学校の違いがよくわかる体験談だと思います。バギオは、大好きな人とそこまでハマれない人にわかれます。参考にしてください。パインスは2つのキャンパスがあって、キャンパスごとルールが違うので注意してください。バギオのHELPは再開時期未定です。