マニラにあるグランドライン(Grandline)を1日体験しました。企業研修の実績が豊富な英語学校で本気のビジネスマンばかり。留学にも通学にも対応していて、快適に学習したい社会人にオススメです。
社会人に特化した語学学校グランドライン
グランドラインはマニラにある社会人に特化した語学学校です。企業から派遣された生徒が多くて、明確な目的があるビジネスマンが多い(数ヶ月後に海外赴任とか)。施設環境も大人向けで落ち着いた雰囲気です。マカティというビジネス街にあるので、快適な環境を求める大人にはピッタリです。僕が行ったときは、社会人だけでなく親子や高校生もいました。通学にも対応しています。
日本人公認会計士が設立した語学学校
オーナーの金光淳規さんは監査法人で4年働いたのちマニラで学校を設立している。だから日本の会計事務所との繋がりがあるし、会計で関わっている企業との繋がりもある。だから、法人の顧客が増えていった学校です。
企業研修が多かったマニラのPICOと似た学校ですが、PICOがコロナで閉校したことでこちらに流れてきてそうです。マラテにあったウェクセルという学校がビジネス視察をやっていましたが、ウェクセルも潰れたのでそういうニーズもありそうです。実際、僕が行ったときにIT企業の社長がビジネス視察に来ていたので一緒にランチしましたが、社会人同士での交流は有意義でした。
渡航前にレベルチェック
特徴的だなと思ったのは、留学期間を有意義に使うために渡航前にレベルチェックがあることです。オンラインでの4技能試験です。試験時間は1時間で、6段階のどの英語レベルなのか伝えられます。日本事務所のスタッフがカウンセリングをおこなったのちに、レベルにあったシラブルが送られてきます。
ビジネス英語でPREP法を学ぶ
授業はすべてマンツーマンレッスンです。3時間単位で、3時間を1人の先生が担当します。ライトプランは3時間、スタンダードプランは6時間で、僕は6時間受けました。
PREP法を説明されて、英語では要点から話すことを大事だと意識させられました。英会話を勉強してきた人は、要点、理由、例、要点のパターンで文章を書いたり、話すことが大事と知ってると思います。IELTSのライティングでも学びます。でも、若い生徒が集まる学校ではそんなことを意識せずおしゃべりを楽しむ感じになりがちなので、社会人慣れしているなと感じました。
ビジネスマン向けのオプションクラス
グランドラインは法人研修の実績が豊富なので、ビジネスマンにとって実践的なオプションクラスがありました。
フィールドワーク
フィールドワーク(Field Work)ではマニラで働くビジネスパーソンと実際に交流する授業。企業に訪問したり、授業に来てもらってディスカッションするので、生きた英語に触れることができます。過去の実績を聞くと、コカコーラ、トヨタなどの大手企業や、会計事務所、不動産、保険会社など幅広い。マニラの企業に訪問するのは勉強になりそうです。
パブリックスピーキング
パブリックスピーキング(Public Speaking)はスピーチの授業です。特定のテーマに対して、指定された時間内に聴衆の前でスピーチをします。即興スピーチ(Impromptu Speech)、準備型スピーチ(Prepared Speech)、他の人のスピーチを評価(Evaluation)の3パターンあります。
食事会
ランチセッション(Lunch Session)、ディナーセッション(Dinner Session)では食事の場でビジネスパーソンと談話します。前日までにビジネスパーソンと題材が決まります。過去の事例を聞くと、デベロッパーのSM Development Corporationの営業マネージャーを呼んで、フィリピンの不動産ビジネスについて談話したそうです。社会人にとっては英語以外に得られるものも多そうです。
マニラのビジネス街に学校がある価値
残念ながらこれらのオプションクラスは受けられなかったけど、社会人には学びが多い授業だと思います。この学校はウェブサイトにはあまり書かれてないけど、訪問して話してみると新しい授業を作ることに意欲的で面白いです。マニラのビジネス街にあるグランドラインだからこそできる授業も多いので、興味ある方はぜひ検討してください。
留学ラジオからグランドラインへの問い合わせが増えているようで、「留学ラジオを見た!」というと留学期間に応じて割引してもらえるようです!
(2024年3月 訪問)
コロナでマニラの学校は閉校していまいました。社会人向けのウェクセル、法人研修の実績豊富のPICO、メソッド授業が受けられるビーイーキャンプなど。だから、生き残ったグランドラインに流れているようです。英語学習に集中したい社会人にオススメの学校です。