フィリピン留学費用に含まってるSSP(Special Study Permit)についてです。
SSPとは?
SSPは「特別勉強許可証」で、観光目的で入国した外国人がフィリピンで勉強する為に必要なビザの一種です。
SSPはイミグレーション(フィリピン法務省管轄の移民局)が発行します。語学学校はイミグレーションからSSPを取得して、留学する生徒もSSPが必要となります。短期間でも必要です。留学生がSSPの料金を払う際は、学校が代行してイミグレーションに払います。
学校がSSPを取得してないと違法なんですが、この違法学校が案外多いです…。2013年ぐらいからSSPの取得が難しくなって、時間がかかるようになりました。オフィスも用意してスタッフも常駐してから申請するのですが、申請してから1年以上かかったりします。イミグレーションはエリアごとにあるので、エリアによって状況は少し違います。
家賃も発生しているので待ちきれず営業開始してしまう学校もあります。ただ、悪質な学校だと、SSPを取得してないのに、取得していると言っていて、SSP費用を生徒から取って、イミグレーションに払わずに着服してることもあります。
SSPを取得してない違法学校で勉強してて摘発されると、その学校の生徒は強制送還です。SSPについては知らなかったでは済まされません。過去に韓国の語学学校が摘発された事例があります。そして、たまにSSPが問題で潰れる学校もあります。SSPは学校単位で必要なので、学校を転校するたびに必要になります。
フィリピン入国時の渡航目的が「学生」でなく「観光・旅行」を選ぶのはなぜ?SSPって何?
TESDAとは
また、2013年ぐらいからSSP取得の申請条件にTESDAが必要になったことから、学校はTESDAも取得しないといけなくなっています。昔はSSP単体で取得できたのですが、今はまずTESDAを取らないといけません。
ちなみに、TESDAはフィリピンのハローワークのような組織です。TESDAもSSPもライセンスなので学校のクオリティとは関係ありません。TESDAについては以下でご確認ください。