
8週間での英語力の変化
8週間のセブ留学が終わりました。セブにいるときはモヤモヤすることもありましたけど、終わってしまえばどれもなんてことないことばかりです。とても良かったです。
私が行った学校は日本人が少なくて、教室の中でも外でも話す機会がたくさんありました。現地の人や周りの生徒と英語で喋る機会が多かったので、言葉がスムーズに口から出るようになりました。
ただ、英語が劇的に伸びたかと言われると、留学前に妄想していたほどの「見違えるような成長」はなかったです。
もともと私は、文法を無視してめちゃくちゃな英語を、勢いで適当に喋る癖があって、それが自分でも嫌だったんです。「ちゃんとした英語を喋りたい!」と思って留学に臨みましたが、頭に思いついたことをそのまま喋ってしまう癖は、なかなか抜けないです。
最初の入学試験の時は、テストの形式すら分かっていなかったです。写真を見て「この状況を英語で説明してください」と言われても、バーでおしゃべりしている写真だったので、「これはバーです」と一言だけで終わらせてしまって(笑)。どう答えるのが正解なのかわからなかったんです。
授業を受けていくうちに、「こういう問題では、写真に写っているものを一言で答えるのではなく、状況や自分の考えまで含めて話すものなんだ」ということが分かってきました。「英文は5語以上で組み立てた方がいい」とか「最初は ‘I think…’ から始めた方がいい」と教えてもらって、最後のテストでは習ったことを実践できました。
同じ時期に入学してきた他の生徒がいたんですが、最初の頃はお互いの英語が拙すぎて、意思疎通がスムーズにいかなかったんです。でも、最後の週には、スムーズに英語で喋り合えるようになっていました。他の生徒の成長を見て、「お互いにこれだけ喋れているということは、自分も伸びているのかもしれない」と感じました。
先生を変更する重要性
勉強に関しては、「自分で環境を作り上げていかないとダメ」ということが分かりました。「先生にも当たり外れがあるんだ」と理解してからは、合わない先生を変更して、自分に合った先生を揃えていきました。
それが留学生活において、もの凄く重要なことでした。「良い先生」の基準は生徒の好みによっても違うと思いますが、「まあまあ優秀だな」と思える先生は、そんなに多くはなかったです。
先生を変更しても、学校側にお任せで変えてもらうと、また同じようなタイプの先生が当たってしまうんです。「先生を指名して変更をお願いする」のが大事です。
そのためには、「どの先生が優秀なのか」を調べなければいけないです。他の生徒に評判を聞いたり、色々な先生と積極的に喋って情報収集をしました。
そうやって目星をつけて変更を試みるんですが、今度は時間割の都合などで、優秀な先生のコマが空いていないという問題に直面します。私が行った時期は、学校が新しい先生を大量に採用していたので、経験のあるベテラン先生の空き時間はほとんどなかったです。
なので、優秀な先生の授業を受けている他の生徒が卒業するタイミングを見計らって、その空いた枠に指名リクエストを入れてました。そこまでして自分に合う先生のラインナップを揃えても、先生が他のキャンパスに移籍したり、退職してしまったりするんです。1週間に2人も辞めてしまったり、最後の2週間は5人いなくなりました。
滞在していた5〜6月はセブの夏休みシーズンだったので、その期間だけ働きに来ていた臨時の先生は期間が終わったらいなくなってしまいました。
IELTS講師にとってはESL授業が「休憩」のようになることもある
先生たちのモチベーションの裏事情も知りました。IELTSを教えられるようになると先生にインセンティブがつくみたいなんです。なので、先生たちはIELTSの授業では気合いを入れて準備をしています。
私のESL(一般英会話)の授業の時間は、先生にとっては「休憩時間」にされているなと感じる瞬間が結構ありました。先生の英語力や指導力が低いわけではないだけに、熱量の差を余計に感じました。
最後の週は水曜日にスピーキングの卒業テストがあり、木曜日には全体の修了テストがあったので、テストが終わると先生たちも「もうテストも終わったんだから、今さら勉強しなくてもいいじゃない」みたいな空気になってしまったのも残念でした(笑)。
合う先生と合わない先生の決定的な違い
「良かった先生」と「良くなかった先生」の違いは難しいんですが、最初に「合わないな」と感じたのは、教科書通りにしか進めない先生です。文法の授業が、be動詞から始まるんです。「そこは100%理解しているから飛ばしてほしい」と伝えても、頑なに教科書を1ページ目から進めようとするんです。雑談を振っても全く話が広がらず、決まった授業を淡々とこなすだけ。時間がもったいないです。あとは、授業中に学校の文句ばかりを延々と言う先生。聞いていて辛かった。
授業中にずっと生徒同士の恋愛の噂話(誰と誰が付き合っているとか、誰が嫌いとか)を話して終わる先生もいました。だからといってその先生の授業がすべて悪いかというと、そこは直結しない部分もあるので判断が難しかったです。
毎週金曜日に定期テストがあるんですが、そのテスト内容と、日々の授業内容がかけ離れているんです。「実際の英会話スキルアップと、学校のテストの結果は直結しない」と割り切ろうとしても、毎週の定期テストがあまりにもできないと精神的に絶望してしまうんです。
なので、先生に「定期テストで点数が取れるような授業にしてほしい」とリクエストしました。そういうときに、柔軟に対応してくれる先生もいれば、すぐに話が脱線してしまってただの雑談で1コマが終わってしまう先生もいました。毎日が先生との主導権争いのような感じでした(笑)。
授業を工夫してくれる先生もいるんですが、そのままではテスト対策に直結しないと思ったら、「テストの練習になるようなボキャブラリーが欲しい」「単語を覚えてくるから、それを実際の会話で使う練習をさせてほしい」と細かく注文をつけました。
そんな風に試行錯誤を繰り返した結果、最後の週になって、自分が本当に習いたかった理想の先生たちが揃いました。
自分に合う先生を集めることが重要
自分に合わない先生を変更していくことがとても大事ですが、想像以上に大変です。先生を変更できるシステムはあるんですが、頻繁に変える必要があるとは、行く前は想像していませんでした。
先生を変えたいと思っても、2〜3日考えてしまうんですよ。勉強しないといけないのに、先生をどうするか考えるのは結構ストレスでした。授業変更の担当者も忙しそうだし。
生徒の間で「あの子は先生を変更しまくることで有名」って噂されるくらい、頻繁に変えている人もいました。先生たちの間でも「あの子は私が1回教え方を間違えただけで、変えたの」なんて言われていたりします。
6ヶ月滞在する予定の方がいて、「自分が英語を喋れないのが悪いんだから、先生のせいにして変えるなんて申し訳ない」と言って1人も先生を変えていない方がいました。
でも、先生のラインナップ(講師リスト)を見れば、大体分かるので、「絶対に先生を変えた方がいいですよ!」ってアドバイスしちゃいました。そして、私が得た「おすすめの先生情報」をノートにまとめて、「これ私が知り得た情報の全てだから!」ってその人に渡しました。
いい先生の情報を集めることが大事
情報収集が大事です。私がいた期間に2回祝日があったんです。中国人のスチューデントマネージャーの子が「いろんな良い先生の授業を受けよう!」と言うのでついて行ったこともあります。そしたら本当に良い先生ばかりでした。
祝日は、授業が自由参加のグループ授業になるんです。みんな来なくて、12人クラスなのに私だけのときもありました。実質マンツーマンになって、普段受けていない先生の授業が受けられるんです。それで、「次はこの先生に習いたいな」と思うこともありました。
中国人の生徒は、教え方の厳しい先生に対しても「もっとこうして」と要求していたので、そういう強い子たちに「誰が良い先生?」って聞いて、ノートに名前を書き留めていました。
英語知識があるけど、話す機会がなかった生徒に効果が高い
フィリピン留学は英語上達に効果があると思います。特に、「大学受験などで文法や単語の勉強はしっかりやってきたけど、日本では話す機会がなかったから喋れない。」というタイプにめちゃくちゃ良いと思います。
文法の授業であろうが、リーディングの授業であろうが、自分次第で「おしゃべり(スピーキング)の授業」に変えることができます。勉強してきた知識の貯金はあるけれど、アウトプットの機会がなかった人は、すごく上達が早いんじゃないかなと思います。
卒業する時、先生にプレゼントをする生徒が多いです。アラブ人は滞在期間も長くて先生と仲がよいんです。だから、先生全員に時計をあげたり、ケーキやアイスクリームを買ってあげてました。だからアラブ人の卒業式は先生やオフィス職員も総出でした。台湾人も先生全員に1000ペソずつあげたりしてました。真似できないです。ノートの紙を切って作ったメッセージカードとノートで作った折り鶴でもなんとかよろこんでくれました(笑)。
(2026年6月11日)
編集後記
コロナ前と比べて、フィリピンの語学学校の先生のばらつきがひどくなっている印象があります。時間を守らない、授業中にスマホいじる、それは論外。すぐ先生を変更しましょう。自分の学びたいことと授業が噛み合わないときは、明確に伝えましょう。状況が変わらなければ先生を変更しましょう。ダラダラした先生がいたら、「もっと授業を進めてほしい」とはっきり伝えることも大事です。本気で学びたい生徒だけじゃなく遊びたい生徒もいますので、勉強したいなら、真面目に勉強したい!とはっきり伝えるのが海外で生活する上で大事です。
せっかくフィリピン留学するなら、日本人が少ない学校に行ってもらい気持ちがあります。もちろん合う合わないがありますが、日本人が少ない学校を希望の方は問い合わせしてもらえれば、そのタイミングで少ない学校を紹介しています。