最初はフィリピンの場所がわからなかった。フィリピンってどこ?マニラってどこ?場所がわかっても、次はフィリピンの地名がわからない。セブ島を国だと思っている方も多いです。そんな方のためにフィリピンのエリアの特徴をわかりやすく解説します。
フィリピンの場所は台湾の南です。日本からの飛行機が発着するのは、ニノイ・アキノ国際空港(マニラ)、マクタン・セブ国際空港(セブ)、クラーク国際空港(クラーク)の3箇所です。日本人に人気があるのはセブ島です。
日本からマニラまでは、飛行機で4時間30分ぐらいで、時差は1時間です。
フィリピンは7109個の島があって、大きく3つ群島に分けられてます。北から、ルソン島、ヴィサヤ諸島、ミンダナオ島です。ルソン島にニノイ・アキノ国際空港とクラーク国際空港があり、ヴィサヤ諸島にセブ国際空港があります。空港からは国内線の飛行機か、長距離バスで移動します。
フィリピンのバスはだいたい24時間走っていて、値段は安いです。2時間ぐらいの距離で、100ペソ(約220円)から200ペソです。バスのエアコンバスと、窓が開いているバスがあります。WIFIが使える長距離バスもあります。
マニラ
首都は優秀な人材が集まる場所
首都マニラは日本から直行便で行くことができ、飛行機の便数も多いので一番便利な場所です。マカティやグローバルシティは都市としてすごく発展しています。ただ、都心は渋滞がひどくて、空気は悪いです。一方で、娯楽が多く授業以外の時間も楽しめます。日本の東京みたいな感じです。
どこの国でも首都は産業の中心ですから、会社も多く、優秀な人材も集まります。有名大学も多いので、先生の質も高いです。首都にはキャリア志向の強い人が集まってくるので、田舎に比べると自信を持って堂々と教える先生が多いです。韓国人はもともとマニラに学校を作り始めたので、外国人に英語を教え慣れた先生がたくさんいます。
マニラの治安は悪いです。どこの国でも首都は一番治安が悪いです。危ないエリアには近づかないようにしてください。ただ、イメージほどは悪くないので普通に生活していれば問題ありません。マニラは危険なイメージが強くて敬遠されがちです。学校も少ないです。だけど、先生の質は高いので穴場ともいえます。
セブ島
学校数が一番多くて人気のエリア
セブ島は日本からの直行便があるので便利な場所です。セブはビーチリゾート地として有名で、日本人に大人気のエリアなのでたくさんの語学学校があります。ただ、学校があるセブシティというエリアは、キレイなビーチではないので注意してください。沖縄のキレイなビーチは、街から離れた場所にあるのと同様、セブシティから北か南に数時間離れたところに行かないと素晴らしいビーチには出会えません。セブの空港があるマクタン島にもキレイなビーチがありますが、入場料が高いです。
セブは娯楽が多く、ビーチのイメージが強いため、最近は旅行半分で行く若い人が増えています。一部の人は治安の良いハワイと同じように安全だと思いこんでセブに行くので、格好のカモになってしまい軽犯罪が増えて治安が悪化しています。セブはフィリピンでマニラの次に治安が悪い場所です。そして、マニラ同様、渋滞がひどくなってきています。ただ、学校の選択肢も多くて、生活するには便利です。街もどんどん発展してきていて、留学生に一番人気のエリアです。
バギオ
山奥で本気留学できる場所
バギオはマニラ空港からバスで北に約7時間行ったところにある山です。最初は、こんな山奥に誰が来るんだと思いました。でも、1回行くと長距離移動にも慣れてしまうから不思議です。高地で涼しく、避暑地としてフィリピン人にも人気のエリアです。
街の中心地は交通渋滞もひどく、空気が悪いですが、バギオの中心から離れると空気はキレイですし、涼しいので過ごしやすいです。ただ、朝と夜は肌寒いですし、雨期は雨ばかりになるので、持ち物や服装には注意してください。
韓国人が韓国人の子供向けにバギオにスパルタ学校を作ったのがはじまりです。そのため、スパルタの試験対策学校が多いです。引きこもって勉強したい人には良い環境です。あえて、辺鄙で娯楽が少ないバギオを選ぶ生徒は真面目な人が多い傾向にあります。ただし、最新は遊ぶ生徒が増えています。
クラーク
戦時にはアメリカの空軍基地があったので西洋人が多い場所
クラークはマニラ空港からバスで北に約2〜3時間。パンパンガ州にアンヘレス市があって、アンヘレス市の中にクラークがあります。語学学校はアンヘレス市にあるけど、だいたいクラークと記載されている。それはアンヘレスはアジアの歓楽街で有名なので、イメージが悪いから。リタイヤした西洋人が多い。行ってみたら適度に田舎なエリアです。クラーク空港があるので、飛行機でも行ける。都会すぎず田舎すぎず個人的に好きな場所です。
スービック
戦時にはアメリカの海軍基地があったのでアメリカ人が多い
クラーク空港から南に1時間ぐらい。アジア最大のアメリカ海軍基地だったスービックはアメリカ人が多い。インフラも整備されていて、治安がよく、海も近くて、道路事情も良い。学校も少なくて穴場だけど、行きにくい。
ターラック
田舎で娯楽なし環境
マニラ空港からバスで北に4時間半ほど行ったところにある、のんびりした何もないエリアです。クラーク空港からは北に2時間ぐらいです。語学学校がなければ日本人が来ることのなかったエリアだと思います。田舎で娯楽はないので、勉強に集中したい人にお勧めです。
タガイタイ
避暑地で過ごしやすい場所
マニラ空港からバスで南に約2時間半。第3の避暑地と呼ばれているタガイタイ。平和な街です。治安もいいです。娯楽がないので遊びたい人には向いてない。山や湖があるので空気はよいし、自然派な人はいい。朝と夜は肌寒いので上着は忘れないように。物価は少々高い。
ドゥマゲテ
ダイビングや海好き向けの場所
セブ空港から飛行機で1時間ぐらい。セブ島の南のドゥマゲテはノンビリした田舎。特に何もない。だけど、シキホールやアポ島などのキレイなビーチがすぐ近く。プロテスタントで有名なシリマン大学もあって、学生が多い。娯楽は少ないが、ノンビリと生活するのに向いてる。ヨーロッパからの移住者が多い。
イロイロ
教育都市で英語本気の方向所
教育都市イロイロは大学が多いが、語学学校が少ない。ので、経験豊富な先生が多い。田舎なので娯楽がない。穴場のエリア
マニラやセブほどの発展は感じられないけど、2015年にフィリピンで開催されたAPEC会議では、マニラやセブの大都市に加え、イロイロでも会議が行われていて、今後発展するエリアとして期待されている。日本人経営の語学学校はないけど注目すべき地方都市の1つ
ボラカイ島
ビーチ好きにオススメの場所
観光地のボラカイ島は間違いなく海好きにオススメのエリアです!ホワイトビーチがキレイです。
楽園と呼ばれているボラカイ島は、マリンアクティビティが充実しているリゾートアイランドです。フィリピン留学している生徒も週末や帰国前に旅行で行く方が多いです。
フィリピンの地図
フィリピンの語学学校を地図から探せるようにしました。
フィリピン行きの格安航空券
日本からフィリピンへの格安航空券(LCC)は、ジェットスター、セブパフィフィック、Zipair、エアアジアです。サーチャージ込みで往復5万ぐらいですが、プロモだと往復2万円ぐらいです。ただし、持ち込み荷物の制限が厳しいので注意してください。
地域によって環境に違いがあるので、まずエリアを決めるのもオススメです。